育児におけるパパの大切な役割
赤ちゃんが生まれると、パパもママも生活が一変して忙しい毎日を慌ただしく過ごしているかと思います。育児の大きな役割を担っているのは、ママでしょうか?それともパパでしょうか?
一般的には、ママが育児の中心となっている家庭も多く、「パパは仕事で忙しいから私が頑張らないと!」と気負ってしまうママいますよね。
実は育児には、ママだけではなく、パパにしかできないこともたくさんあります。
その1つとして挙げられるの「ママを支えること」です。
赤ちゃんのお世話も大事ですが、パパの役割として重要なのは、やはりママを支えること。
では、ママを支えるとは具体的にどういったものなのでしょうか?
育児でのパパの役割「ママを支える」とは
「ママを支える」には2つあります。
〇産後のダメージを抱えたママを家事などを共に行って身体的に支えること
〇孤独になりがちなママの精神的な支えになること
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
【産後1ヶ月は無理をさせない】
出産から約1ヶ月の間は、「産褥期」と言って出産の大きなダメージをゆっくり回復していくために、体を休ませなければならない大事な期間です。
そのため、ママは産後すぐに、テキパキと家事や育児をすることができません。
この時期に里帰りをして、ゆっくりと過ごせる環境が整っていると良いのですが、家庭の事情によっては難しいこともありますよね。
そういうときこそパパの出番!
ママは自分のペースで赤ちゃんのお世話に専念して、それ以外のことをパパに頼って過ごしましょう。
なかなかスムーズに動けないママのために、パパが家事や育児を取り組むことで身体的にも精神的にもママを支えることができます。
【精神的な支えになるとは】
赤ちゃんがまだ小さいときには、ママと2人きりの生活が中心です。
ママ友などと一緒に出かけることで気分転換ができれば良いですが、赤ちゃんとの外出は事前準備が大変で気軽にできるものではありません。
また、冬など感染症が流行る時期には外出を控えたりすることもあり、ママは家にこもりっきりになることも多いでしょう。
言葉の話せない赤ちゃんとずっと2人でいると、ママはどうしても気疲れしてしまいます。
そんなママのストレスを解消させてあげるのもパパの立派な役割です。
たくさんパパと会話して、一緒の趣味を楽しむなど心安らぐ時間をパパに作ってもらいましょう。
ママの健康な心を保つためには、パパの精神的な支えが必要不可欠ですよ。
育児での役割でパパに心がけてほしいこと
では、パパに「ママを支える」という育児の役割をしてもらうには、どういったことを心がけてくれると良いのでしょうか?
【悩みを共有する】
初めての育児で、ママもわからないことだらけですよね。
子どもの発達やお世話の仕方についてどうすればいいかわからず不安になることも多いでしょう。
そんなときは、遠慮せずにどんどんパパに相談しましょう。
パパに相談することで自分では思いつかない解決方法が生まれることもあります。ママもパパも一緒に悩みながら育児に取り組むことで、1つのチームとしての絆が強くなりますよ。
【ママのリフレッシュタイムをつくってもらう】
ママは24時間赤ちゃんにつきっきりで、自由な時間というのはほとんどありません。
ずっと赤ちゃんと一緒だとママも気疲れしてしまうので、赤ちゃんと離れてママの一人きりの時間も必要です。
そのためには、パパには一通りの赤ちゃんのお世話をしっかりと覚えてもらって、パパとママの都合の良い時にママのリフレッシュタイムを設けてもらうようにしましょう。
【「手伝う」ではなく「共に行う」】
パパは子育てについて「手伝う」という感覚を持っていませんか?
子育てとは、ママだけでなくパパも一緒になって行うものです。
育児はお互いが「自分も参加している」という、当事者意識を持ってもらうことが大切。
赤ちゃんを一緒に育てる「チーム」として、育児に対してお互いが主戦力だと考えることで、協力し合えて信頼できる家族になっていきます。
【積極的に取り組む姿勢を持ってもらう】
パパが赤ちゃんと接する時間が短いと、どう接すればいいかわからずに困ってしまうことが多いもの。
また、パパの中には、「赤ちゃんのお世話は慣れているママの方がいいんじゃないか」と思って、育児に消極的になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、わからないなりにもやってきたのはママも同じこと。
赤ちゃんのお世話が不安だからと、全部ママがやってしまうと、育児にパパが介入する隙間がなくなってしまいます。
例えママのように上手くいかなくても、めげずに取り組む姿勢を持ってもらうことが大切ですよ。
まとめ
パパの育児での役割である、「ママを支える」ということについて詳しくご紹介しました。
慣れない育児に翻弄されているのはパパもママも同じです。しかし、日中ママが中心で育児をしていると、パパが消極的になりがち。
パパには赤ちゃんのお世話以外に、悩みを相談して共有したり、ママの体調が優れないときに家事をやってもらったりして協力をお願いしましょう。
ゆっくり自分のペースで過ごし、パパに支えてもらいながら、赤ちゃんを2人で育てていってくださいね。