夫婦で子育てに疲れたら
子育ては楽しいこともありますが、同時に多くのストレスを抱えることが多いです。
一生懸命になるばかりに、夫婦2人とも疲れてしまうこともあります。
特に核家族が多くなった今は、子育てに疲れながらも、どうしたらいいのか分からず、夫婦だけで抱え込んでしまうケースも。
無理をしすぎた結果、夫婦間に溝ができてしまう場合もあります。
今回はそんな夫婦が子育てに疲れてしまう原因と、その対処方法についてまとめました。
夫婦で子育てに疲れる原因は?
夫婦ともに子育てで疲れてしまう原因には、どのようなものがあるでしょうか。
【体力的に疲れる】
子どもが産まれると、慣れない子育てが突然始まります。
最初の頃は授乳時間も定まらず、夜間の授乳もあり、睡眠不足になることもあるでしょう。
ママも産後で体が戻っていないままの育児になりますし、パパも育休をとっていない際には仕事後に育児や家事をすることになるため、体力的にもきついかもしれません。
体の疲れが溜まると、精神的な疲れにもつながることがあります。
また、子育ての他、家事などを担う比率が、パパママのどちらかに偏っている場合、それが負担となって疲れることがあります。
子育てと家事を産後の体で、また仕事をしながら、こなすことは難しいです。
パパとママがお互いに協力すること、またできなくても許容し合えなければ、体力面で大きな負担となることでしょう。
【精神的に疲れる】
体力的な疲れがストレスになったり、自分の時間が持てないことがストレスになったりと、子育て中は精神的にも疲れることがあります。
子どものお世話中心の生活になるため、なかなか自分の思うように動けないのはストレスですよね。
また、負担がパパママどちらかに偏っていることも、ストレスとなることがあります。
仕事などを理由に、ママへ子育ての負担が大きくかかっていないでしょうか。
きちんと役割を分担をしていたとしても、その日の体調や都合でできないこともあるでしょう。
そのことでパートナーや自分を責めれば、更なるストレスや夫婦間の溝が深まる可能性があります。
命に関わること以外は寛容に、そしてお互いに許容し合っていかなければ、大きなストレスにつながるかもしれません。
子育てに疲れたときの対処方法
子育てに疲れたと感じたときは、できるだけ早く対処することを考えましょう。
そのまま我慢したり、問題から目を背けたりしていては、誰のメリットにもなりません。
対処方法として、次のようなことを試してみてください。
【夫婦で感情を共有、改善策を考える】
まずは夫婦間で、疲れている、無理をしている状態であることをパートナーへ共有しましょう。
お互いの感じてることをオープンにすることで、パートナーがどんなことに困っているのか、なぜ疲れているのかが把握でき、解決策が見つかりやすいです。
夫婦どちらかが改善できそうな問題であれば、協力しながら改善していきましょう。
【子どもと離れる時間を作る】
子育ての疲れが溜まってしまうのは、自分の時間が持てないこと、自分の思うように動けないことが大きいと思います。
特にママは育休中だと、家に子どもと2人きりのことも多く、子どもと離れる時間はトイレくらい、という人もいます。
疲れを感じたら、一時的にでも、子どもと離れる時間を作ってみましょう。
一時保育や託児所を利用したり、親や親戚など頼れる人に預けるなど。
中には子どもを誰かに預けることに、後ろめたさを感じる人もいるかもしれません。
子どもと離れる時に子どもが泣くから、それが反対にストレスになるという人もいるかもしれません。
しかし、子どもと親はセットで1人の人間なのではなく、どんなに小さい子どもでも、子どもと親は1:1の人間同士です。
パパママにはパパとママの人生があり、自分の時間を持つことが必要であることは、親になっても変わりません。
パパもママも時には休んだり、離れたりすることがあることを小さいころから子どもへ教えてあげるのも、親として大切なこと。
そのような親の姿を見ることで、子どもも将来自分の時間を持ち、体力的な疲れは改善し、ストレスは自己管理できるようになるかもしれません。
預けることに対する、後ろめたさは捨ててくださいね。
【サポートを受ける】
子育てをする上で、第三者のサポートは欠かせないものです。
現在は核家族化により、近くに頼れる親や親戚がいないというケースも多いです。
産後ケア、一時保育や託児の他、家事代行や送迎だけのサービスなど、さまざまなサポートがあります。
サービスを利用しなくても、相談などでアドバイスをもらい、疲れの改善方法を試してみるのもいいかもしれません。
自分に合った利用方法で、子育ての負担やストレスを軽減していきましょう。
まとめ
「子育てに疲れた・・・」
突然始まる子育てに、多くのパパやママは疲れてしまうこともあるでしょう。
一生懸命頑張ることは悪いことではありませんが、無理のしすぎはNG。
疲れ切ってしまう前に、対処していきましょう。
時には第三者のサポートを受け、周りに上手く頼ってみてください。
子どもも含め、家族みんなが快適に暮らせる形を、夫婦で見つけていきましょう。