子どもの英語教育!いつから始める?
「バイリンガル育児」という言葉を聞いたことはありますか?
日本に住む子どもに母国語である日本語だけでなく、もうひとつ別の言語を幼いころから習得させながら育てる方法のことです。
そのもうひとつの言語というのはさまざまですが、やはり注目度が高いのは世界共通語とも言われる”英語”です。
ママやパパが英語が得意だった、不得意だったなどに関わらず、「わが子には英語を得意になってもらいたい!」と思っている親は少なくありません。
子どもの英語教育はいつからスタートさせるといいのでしょうか。また、子どもの英語教育のコツとは?気になる情報をまとめました。
子どもの英語教育のスタート時期
最近では小学校での英語教育が必修科目になったことから、就学前などできるだけ早期にスタートさせたいというママが増えてきているようです。
慌ててスタートさせる前に、年齢別に英語教育をスタートさせる場合のメリットデメリットをチェックしてみましょう。
【0歳〜2歳の英語教育】
いわゆる、乳児期と呼ばれる時期の0歳児から2歳児。まだ母国語である日本語も話せない、まだまだ発達途中…という時期ですね。個人差はありますが、生後7ヶ月を迎える頃になると、母国語を認識し、1つひとつの音を聞き分けるようになってくるようです。
この頃の赤ちゃんに英語を学ばせるメリットは、日本語もほぼゼロから、英語もゼロからというどちらも同時スタートできるという点です。どちらの言語に対してもまだ耳が慣れていないので、抵抗感なく学習できるでしょう。まさにバイリンガル育児に適したスタート時期と言えます。
ただし、母国語である日本語の発達にも重要な時期。英語も日本語もどちらも中途半端になってしまった…ということには気を付けたいところです。
【3歳〜4歳の英語教育】
母国語である日本語のベースもある程度でき、コミュニケーションもとれるようになってくる時期ですね。英語も他人とコミュニケーションをとるための”言葉”なので、コミュニケーションを通しての英語教育ができるようになります。耳も柔らかく、いろんな音を抵抗なく聞き取れるでしょう。
しかし、過度の期待は禁物です。まだまだ発達に個人差が大きいですし、個性も違うので、子どもによって習得のスピードは違います。焦らず、続けることをまずは目標にしたい時期です。
【5歳〜の英語教育】
保育園や幼稚園などで集団活動にも慣れてきたら、集団での英語教育が効果的です。お友達と英語で会話したり、競うように単語を覚えたり、本格的な英語教育をスタートさせられるかもしれません。9歳頃までは聴覚も優れており、音を正しく聞き取ってそのまま発音する力があると言われています。
ただし、やはり無理強いはしないように気を付けたいところです。英語=勉強となってしまっては、苦手意識を持ってしまう子もいます。
子どもに英語教育を受けさせるコツ
子どもに英語教育をスタートさせるなら、どのような事を考慮して始めると良いでしょうか。
【遊びながら楽しく学ばせる】
英語教育だけでなく、早期教育に共通して言えることですが、子どもにとって楽しくないこと=苦痛でしかありません。それに加え、何事もやらされている感、受け身の態勢ではいくら学んでも身につけることはできません。子どもにとって楽しいことはやはり遊びです。
・音楽に合わせて体を動かしながら学ぶ
・好きなキャラクターの絵本やDVDから学ぶ
・仲良しのお友達と一緒の教室に通う
・ママやパパがたくさん褒めてくれる
など、子どもが楽しく学べる環境を作ることが大切です。
【家庭での会話にも英語をとり入れる】
先述しましたが英語は言葉なので、実際に使わないと身につきにくいものです。週に数回教室へ通っても、それより長い時間を過ごす家庭で全く使わなければ、忘れてしまいがちです。家庭でも”英語タイム”などと称して、積極的に英語を使う時間を作ってみるのはどうでしょうか。
英語が苦手というママとパパも一緒に学べる良い機会です。簡単な挨拶だけでも英語にしてみるなど、生活の中に英語を取り込み、生きた言語として楽しく学習できるといいですね。
【言葉だけでなく、文化にも触れてみる】
英語教育というと言葉だけを学ばせようとしがちですが、その言葉を話す国の文化を学んでみることも大切です。いくら英語が話せても、相手の文化を知ろうとしなければ、本当の意味でのコミュニケーションは成り立ちません。
世界の国へ興味を持ったら、「いつか行ってみようね!」と計画を立てるのもいいですね。英語学習に目標ができ、モチベーションのアップにつながるかもしれませんよ。
まとめ
子どもに英語を学ばせたい!と思っても、いつスタートさせるかは悩む人が多いようです。その年齢で学ばせるメリットとデメリットを天秤にかけながら、また、子どもの性格や発達なども考慮しながらスタートさせてみましょう。
子どもの早期の英語教育の基本は、楽しく学ぶこと、楽しく英語に興味を持ってもらうことです。親子で一緒に、学習していけるといいですね。