産後のママの外出はいつから?
産後のママは、出産した病院を退院後、赤ちゃんとお家に戻ったらしばらくは外出を控え、育児に専念することになりますよね。
これまでアクティブに動き回っていたママからすると、ちょっとストレスに感じることもあるでしょう。
産後のママの外出は、産後1ヶ月を過ぎてからが基本。
赤ちゃんと一緒に行く「1ヶ月健診」で、医師から母子ともに健康で問題ないと言われたら、少しずつ体力回復のためにも外出をしましょう。
ではなぜ、産後1ヶ月からでないと外出してはいけないのでしょうか?
その理由と、どんな場所に外出したらよいのかなどについて詳しくご紹介していきます。
産後すぐは外出してはいけない理由
産後すぐのママの体は、産褥期と言って、妊娠~出産による体の変化が徐々に元に戻ろうとしている状態です。
この時期にあまり動き回って無理をしてしまうと、ママの体に大きな負担がかかってしまうことがあります。
ですから、産後すぐはなるべく安静にし、可能な限り赤ちゃんのお世話だけに専念した方が良いと言われているんです。
赤ちゃんのおむつやミルクなどの消耗品や、ママやパパの食品・日用品などを買いに出かけたい気持ちもありますが、なるべくこの時期は、家族に任せたりネット通販を利用したりして自宅でゆっくり過ごすようにしましょう。
産後1ヶ月~の外出はどこへ行く?
産後1ヶ月以降の外出は、どこへ出かけたらいいでしょうか?
赤ちゃんと一緒に、少しずつ外の空気に慣れるよう、無理のない範囲で外出を楽しんでくださいね。
【①自宅の周りを散歩する】
まずは、体力回復のために近場から慣らしていきましょう。
自宅周りをぐるっと一周したり、近所に赤ちゃんと行けるスポットはどんな所があるか歩いて探したりするのがおすすめです。
普段何気なく通っている場所でも、よく観察したら新たな発見があって面白いかもしれませんよ。
【②近くの公園へ行く】
近くの公園へ行くのもおすすめです。
赤ちゃんとも頻繁に訪れることになるであろう公園ですから、どんな遊具があってどんな時間帯にどんな人が来るのかなど、よく見ておくのもいいでしょう。
疲れたら公園のベンチで一休みし、また自宅に帰るというように、休憩を取りながらお散歩を楽しみましょう。
【③近所のスーパーへ買い物に出かける】
少しずつ体力が回復してきたら、近所のスーパーへ買い物に出かけるのもいいですね。
久しぶりに買い物に出かけると、それだけでストレス発散になるものです。
ただし、あまり買い物し過ぎないように注意しましょう。
歩くだけでもまだ疲れてしまうのに、その上、重い荷物と赤ちゃんの抱っこは大変です。
慣れないうちは、外出先で体調を崩してしまう恐れもありますから、あまりたくさん買い過ぎて「持てない!」なんてことにならないよう気を付けてくださいね。
産後の外出で気を付けること
産後、慣れない体でママが外出をする際に気を付けておきたいポイントもご紹介します。
【注意点①短時間で行ける場所に外出する】
産後1ヶ月で外出OKとしていても、まだママの体調が完全に戻っているわけではありません。
ですから、外出する際は、なるべく短時間で行ける場所にしましょう。
先ほどご紹介したような、近所のスーパーや公園など、何かあってもすぐに帰宅ができるような場所が望ましいですね。
徐々に慣れてきたら、少しずつ時間も増やし、ちょっと先にあるショッピングセンターなどに気分転換に出かけるといいと思います。
【注意点②車の運転は控える】
産後1~2ヶ月くらいだと、昼夜問わずの赤ちゃんのお世話で寝不足気味のママもいますよね。
寝不足で注意力が散漫になったり判断力が鈍ったりすることもあるので、車の運転はなるべく控えるようにしましょう。
自分では「大丈夫」と思っていても、万が一の事故につながる恐れもありますよ。
産後1ヶ月以降であれば、まずはママの運動不足解消・体力回復のために歩いてお散歩するのがおすすめです。
【注意点③無理はしない】
産後の体力回復のために…
赤ちゃんの外気浴のために…
と、外出をすることは良いことですが、あまりプレッシャーに感じ過ぎないように気を付けることも必要。
前日に赤ちゃんの夜泣きがひどく眠れなかった場合や体調があまり思わしくない場合は、無理して外出をしなくてもいいので、体を休ませることを優先させましょう。
また、お宮参りなどのイベントも、なるべく産後のママと赤ちゃんの負担にならないようなスケジュールを組み、無理をしないことが肝心です。
まとめ
産後のママの体は、まだ万全でないことが多いため、外出をする際も無理は禁物です。
産後1ヶ月を過ぎ、医師からも問題ないと言われた場合は、短時間のお散歩から始め、体力回復に努めていきましょう。
ずっと家にこもっていると、それはそれでストレスが溜まるもの。
ときには、赤ちゃんやパパと一緒に外出をし、リフレッシュをすることも大切ですよ。
これからはじまる長い育児ライフ。
ママの健康と笑顔のために、無理をしない育児を心がけていきましょう。