育児中はなかなか病院へ行けないママが多い
育児中、多くのママを悩ませるのが「ママ自身の体調不良」。
日ごろ赤ちゃんのお世話や家事をするママが体調を崩してしまうと、非常に大変ですよね。
なるべくゆっくり休みたいと感じながらも、赤ちゃんのお世話をしないわけにもいかず、体調が万全でない状態が長引いてしまうママも多いようです。
特に風邪などは、「まあ、そのうち治るかな」と思い放置をしていると、悪化してしまったり長引いてしまったりすることも。
母乳で赤ちゃんを育てている場合、自己判断で市販薬を飲むのは避けたいですが、そうは言っても赤ちゃんがいるとゆっくり病院へ行くことができませんよね。
そこで今回は、なぜ育児中のママは病院へ行けないことが多いのか、その解決方法とともにご紹介します。
なぜ育児中は病院へ行けないの?
なぜ赤ちゃんの育児中に、なかなか病院へ行けないと感じるママは多いのでしょうか。
その大きな理由としては
・赤ちゃんを預ける人がいない
・赤ちゃんを病院へ連れて行きにくい
というものがあります。
赤ちゃんを預ける人がいない場合、赤ちゃんと一緒に病院へ行く必要がありますが、体調の優れないママ一人で赤ちゃんを病院へ連れて行くのはなかなかハードルが高いもの。
待ち時間に大きな声で泣かれてしまったら周りの目が気になる、と感じるママも多いようです。
病院へ行くために赤ちゃんを預けるには
ママ一人で病院へ行く場合、誰かに赤ちゃんを見ていてもらう必要があります。
赤ちゃんを誰かに預けるには、主に以下のような手段があります。
【家族に赤ちゃんを見ていてもらう】
パパやおじいちゃん・おばあちゃんに赤ちゃんを見ていてもらうのが1番気軽な方法でしょう。
母乳育児のママも、母乳を搾乳しておけば安心です。
しかし、先述したように、パパの仕事が休めなかったり、両家の実家が遠方の場合は難しいかもしれません。
【ファミリーサポート・一時保育の活用】
赤ちゃんを病院へ連れて行くのが難しい場合、ファミサポ(ファミリー・サポート・センター)や、一時保育などを活用して赤ちゃんを預けて病院へ行くこともできます。
一時保育は、事前予約が必要なので、急な体調不良などで活用するのは難しいです。
しかし、定期的な通院が必要で、事前に預ける日が決まっている場合は、保育士が赤ちゃんを見ていてくれるので安心感は強いかもしれませんね。
一方、ファミサポは当日だとしても、サポーターさんの手があいていれば預かってくれるので、急病の際は便利です。
ただし、ファミサポと一時保育は、どちらも事前登録が必要なため、何かあった時にのためにも登録をしておくと安心ですよ。
赤ちゃんを連れて病院へ行くには
赤ちゃんの預け先が見つからない場合、ママは赤ちゃんを連れて病院へ行かなければなりません。
赤ちゃんと一緒に病院へ行く時のポイントは以下の通りです。
【予約制の病院を選ぶ】
赤ちゃんを連れて、長時間待合室で自分の順番を待っているのはとても大変なことですよね。
赤ちゃんが退屈してしまうのはもちろんのこと、授乳やおむつ交換なども必要なことから、なるべく待ち時間は短縮したいもの。
そのため可能なようならば、予約制の病院を選ぶようにしましょう。
もちろん予約をしたからと言って必ずその通りの時間ぴったりに診察されるというわけではありませんが、赤ちゃんを連れて待つ時間を大幅に短縮できます。
【託児のある病院を選ぶ】
病院によっては、託児サービスを行っているところもあります。
診察室ではママといる必要があるものの、診察中は赤ちゃんを見てくれているので、ママは安心して診察を受けることができますよ。
【事前に病院へ確認してみること】
赤ちゃんを病院へ連れていくのに不安がある場合、事前に病院で以下の点を確認しておくと安心かもしれません。
・赤ちゃんを連れて行っても大丈夫か
・授乳室の有無
・おむつ交換台の有無
・ベビーカーは乗り入れ可能か
・キッズコーナーの有無
特に授乳室やおむつ交換台の有無は、赤ちゃんを持つママにとっては非常に重要。
長時間になりそうな時は、事前に確認しておくと良いでしょう。
とはいえ、専用の設備はないものの、使って良い部屋などを案内してくれることもあります。
赤ちゃん連れの通院が大変なことは、医師や看護師ならば理解してくれる人がほとんどなので、あまり緊張しすぎなくても大丈夫ですよ。
まとめ
育児中のママは、つい自分のことは後回しにしてしまいがち。
しかし、病院へ行きたいと思うほど体調が思わしくない場合、決して我慢してはいけません。
赤ちゃんを預けたり、病院へ連れて行ったりするのは大変なことかもしれません。
しかし、ママの体調が改善しないと、その後の家事や育児がもっとつらいものになってしまいます。
一昔前は「我慢をするのが美学」という考え方もあったかもしれませんが、今はそうではありません。
ママが無理をして、一人で育児をする必要はないのです。
時には誰かを頼りながら、ママも自分自身を大切にして、心も体も健康な状態で育児を楽しめるようにしましょうね。