哺乳瓶ウォーマーは必要なの?
ミルク育児のママならば、1度は目にしたことのある「哺乳瓶ウォーマー」。
哺乳瓶を温めることができるベビーグッズで、気になっているママも多いのではないでしょうか。
しかし、本当に必要なのか判断に悩み、なかなか購入できていないママもいると思います。
実際には、哺乳瓶ウォーマーは、「必ずしも」必要なものではありません。
しかし、哺乳瓶ウォーマーには、ミルク育児のママにとって非常に便利な点もたくさんあります。
そこで今回は、哺乳瓶ウォーマーについて、活躍シーンや注意点なども盛り込みながら詳しくご紹介します。
哺乳瓶ウォーマーとは
哺乳瓶ウォーマーとは、その名の通り哺乳瓶を保温する機能を持ったものです。
哺乳瓶ウォーマーは
・容器にセットして保温するタイプ
・哺乳瓶を包み保温するタイプ
の2種類が一般的です。
【容器にセットして保温するタイプ】
哺乳瓶ウォーマーの中でもポピュラーなのが、容器にセットして保温するタイプ。
メーカーによりますが、40℃前後で保温されるものが多いので、赤ちゃんにミルクをあげる際に冷ます時間を短縮できます。
また、冷凍した母乳を解凍する機能があるものも。
冷凍母乳は、電子レンジで解凍すると栄養が逃げてしまうため、解凍できる機能があると便利ですよね。
【哺乳瓶を包み保温するタイプ】
哺乳瓶を包んだり専用のケースに入れて、保温するタイプもあります。
電源は充電式のものが多く、軽量のため外出の際も持っていきやすいです。
容器にセットするタイプに比べると保温性が弱いというデメリットもあります。
しかし、哺乳瓶以外にもペットボトルを保温できたりと汎用性が高いです。
哺乳瓶ウォーマーの活躍シーン
【夜間授乳】
夜間授乳でのミルクの調乳は、ママにとっても大変なことの一つですよね。
特に冬場の夜間の調乳は、眠さに加えて寒さもあり、なるべくなら早く済ませたいところ。
そんな時は、眠る前に調乳しておいたミルクを冷蔵庫に入れおき、哺乳瓶ウォーマーで温めて赤ちゃんにあげることができます。
お湯を沸かす時間や、ミルクを冷ます時間が短縮できてとても便利ですよ。
【多胎児の授乳】
双子や三つ子など、赤ちゃんが2人以上いる場合の調乳は非常に大変。
同じタイミングでミルクを欲しがることもあれば、少し時間がずれてミルクを欲しがることも。
その都度お湯を沸かしてミルクを作っていては、ママは1日中と言っていいほどミルクを作っていなければいけません。
哺乳瓶ウォーマーには、2本同時に保温できるものもあるため、双子以上の赤ちゃんには非常におすすめです。
授乳時間よりも少し前に調乳し、哺乳瓶ウォーマーにセットしておけば、赤ちゃんがミルクを欲しがった時に慌てずに済みますよ。
【外出時の授乳】
外出したいけれど、次のミルクの時間までにはまだ少し時間がある・・・という時もあると思います。
そんな時は、家でミルクを調乳し、携帯できる哺乳瓶ウォーマーに入れていくと良いですよ。
外出先での調乳は、荷物も増えて少し手間ですよね。
15分程度の近距離の外出ならば、家で調乳したミルクを持っていき、温かい状態であげることができます。
【液体ミルクの温め】
近年人気が高まっている、液体ミルク。
缶に入っているものを選べば、缶ごと温めることができます。
液体ミルクは少し割高なため、外出時などにスポット的な活用をするママが多いですよね。
そんな時でも、液体ミルクの缶ごと保温をして、専用のニップルを取り付ければ温かい状態でミルクをあげられるうえに、荷物を大幅に減らすことができます。
哺乳瓶ウォーマーの注意点
【粉ミルクは70℃以上のお湯で溶かす】
温まるからと言って、水やぬるま湯などで粉ミルクを溶かすのはNG。
粉ミルクに含まれていると言われるサカザキ菌は、70℃以上のお湯でないと死滅しません。
そのため、粉ミルクは必ず70℃以上のお湯で溶かしましょう。
調乳ポットは、70℃以上のお湯で溶かしたミルクが入った哺乳瓶を入れておけるものもあります。
授乳時間よりも少し前に作ってセットしておけば、赤ちゃんの飲みやすい温度でキープしてくれますよ。
【長時間ミルクを温めておいておかない】
何度もミルクを作るのが手間だからと言って、長時間ミルクを保温状態にしておくと細菌が繫殖してしまいます。
ミルクの保温時間は15分まで。それ以上授乳までに時間があくようならば、冷蔵庫で保管しましょう。
冷蔵保存ならば、口をつけていない状態ならば調乳後のミルクは24時間保管ができます。
そのため、先述したように、調乳後のミルクを温めるという用途につかう方法をおすすめします。
まとめ
哺乳瓶ウォーマーは、必ずしもなくてはならないわけではありませんが、持っていると非常に便利育児グッズです。
特に完全ミルク育児やミルクよりの混合育児、そして多胎児育児をしているママには重宝するアイテムでもあります。
商品によっては卒乳後も、ヨーグルトメーカーとして使えたり、ペットボトルや離乳食パウチなどを温めたりできるものもあります。
授乳だけでなく、その他の使い方ができるものを選ぶと長い期間使えて便利かもしれませんね。