旅行先で赤ちゃんが熱を出した!どうする?
長期休みなど、家族で旅行に出かけて非日常を楽しむのもいいですね。
赤ちゃんと一緒の旅行は、準備は大変なものの、きっと素敵な思い出になるはずです。
しかし、しっかり計画立てて出かけたものの、赤ちゃんが旅先で熱を出してしまった・・・!なんてトラブルもあるかもしれません。
慣れない場所、非日常的な過ごし方をすると、楽しんでいても疲れから、大人も体調を崩してしまうことはありますよね。
もし赤ちゃんが旅行先で熱を出してしまった時は、どのように対処するといいのでしょうか。
今回は旅行先で赤ちゃんが熱を出した際の対処法を、国内・海外に分けて紹介します。
ママやパパも慣れない場所での対処に慌ててしまうかもしれませんが、できるだけ落ち着いて、対処してみてください。
赤ちゃんが旅行先で熱を出したら《国内旅行》
まずは国内旅行中に、赤ちゃんが熱を出したときの対策を紹介します。
【落ち着いて赤ちゃんの様子を確認する】
まずは落ち着いて、赤ちゃんの様子を観察しましょう。
・意識ははっきりしているか
・脈拍数
・呼吸の様子
・嘔吐や下痢はないか
・その他明らかにいつもと違う症状・様子がないか
もし、意識がはっきりしない、様子が明らかにおかしいと感じる場合はすぐに病院へ行くか、救急車を呼んでください。
受診するか悩む場合には、小児救急電話相談(#8000)を利用し、相談しましょう。
今いる都道府県の担当部署につながる仕組みになっているため、受診することになれば病院名も教えてもらいましょう。
【その日のスケジュールをキャンセルする】
様子を観察しながら、その日のスケジュールをキャンセルします。
赤ちゃんの様子を見ておく人、キャンセルをする人と、パパとママで手分けするといいですね。
機嫌が良くても、熱があると体力の消耗が激しくなります。
無理しないために、キャンセルをしましょう。
もし、帰りの交通手段が変更可能であれば、帰宅することも考えてみてください。
【宿泊先に相談する】
その日の帰宅が難しいのであれば、宿泊先に事情を伝え、チェックイン前の時間でも休ませてもらえないか相談しましょう。
また、近隣の小児科や救急外来なども確認しておくと、症状が急変したときに対応しやすいです。
【必要なものを購入する】
様子を見ていても大丈夫そうであれば、近くのドラッグストアや赤ちゃん用品店で、赤ちゃんの熱冷ましシートなどを購入してから、宿泊先へ向かうのもいいでしょう。
【病院を受診する】
機嫌がひどく悪い、いつもと様子が違うなど、受診が必要な場合には迷わず受診してください。
受診の際はお住まいの都道府県以外の病院を受診すると、医療費助成制度が使えません。
そのため、窓口で医療費の自己負担分を支払います。
後日、お住まいの地域で申請すれば自己負担分は返ってくるので、受診の際の領収書はなくさないようにしましょう。
赤ちゃんが旅行先で熱を出したら《海外旅行》
国内ならまだしも、海外旅行先で熱を出してしまうと、更にどうしたらいいのか困るものですね。
そんな時は、次のように対処してみてください。
【赤ちゃんの様子を確認】
国内旅行と同じく、まずは赤ちゃんの様子を確認してください。
熱があっても元気がある場合には、様子を見ても大丈夫な場合があります。
もし、解熱剤などの薬、熱冷ましシートなどを持ってきていたら、それを使って様子を見てもいいでしょう。
【海外旅行保険会社に連絡】
病院を受診する場合には、加入している海外旅行の保険会社に連絡し、現地で受診できる病院を相談してみましょう。
受診する病院が決まったら、タクシー等で病院へ向かいます。
タクシーなどの交通費も、保険対象となることがあるので、レシートはなくさないようにしましょう。
【病院を受診する】
病院に着いたら、日本語のできるスタッフがいる場合には、そのスタッフへ状況説明をします。
保険会社が電話で間に入り、通訳等をお任せできる場合もあります。
医療費の支払いも、直接病院に支払う場合もありますが、保険会社が代わりに建て替えてくれるようなサポートをしてくれる場合もあるので、保険会社に確認しましょう。
宿泊先についても、体調が悪い場合の延泊の交渉等、保険会社や旅行会社などが手配してくれる場合もあります。
まずは相談してみてくください。
【支払ったものの申請】
帰国後、支払ったものを申請すると、戻ってくる費用があります。
何が戻ってくるかは保険内容で変わってくるので、申請時に内容も確認してください。
まとめ
旅行先で赤ちゃんが熱を出したときの対処についてまとめました。
心配から慌ててしまうことも多いと思いますが、できるだけ落ち着いて対処できるといいですね。
海外旅行の場合は、日本で処方された薬を念のために持って行ったり、旅行保険に加入していたりすることで、慌てずに対処できることも多いです。
事前の準備をできる限りしっかりしておき、旅行に出かけるようにしましょう。