https://www.babys-care.net/life/

赤ちゃんが言葉を話す「クーイング」とは?

赤ちゃんの言葉の発達「クーイング」

生後2~3ヶ月頃になると、赤ちゃんがかわいらしい声を出すようになりますが、これはクーイングと呼ばれるものです。

クーイングは、赤ちゃんが何か意味を持って話しているという言葉ではありませんが、まるでお話をし始めたような姿がとても愛らしいですよね。

赤ちゃんがクーイングを始めたら、たくさんお話をしてコミュニケーションを取ってあげて欲しいと思います。

クーイングについて、詳しく見ていきましょう。

 

赤ちゃんが言葉を話し始める「クーイング」とは?

生まれたばかりの赤ちゃんは、泣くことで自分の意志表示をしていました。

生後2~3ヶ月頃にまで成長すると、ある日「あー」「うー」「くー」といった、可愛らしい声を出すようになりますが、このことを「クーイング」と呼びます。

赤ちゃんの口や喉が少しずつ発達してきているため声が出せるようにはなりましたが、まだ舌を使って器用に発音することができません。

 

赤ちゃんの機嫌が良い時にクーイングは見られますが、まだ意味を持って発音している声ではありません。

 

【喃語とクーイングの違い】

クーイングと似ている赤ちゃんの発声に「喃語」というものがあります。

喃語は、生後4~6ヶ月頃から始まることが多く、赤ちゃんの口がさらに発達してきたことによって子音と母音を組み合わせた発音ができるようになったものです。

 

喃語は抑揚が付くようになり、赤ちゃんが何かを伝えようとして発声したり、大人とのコミュニケーションの手段として使ったりしています。

 

赤ちゃんがクーイングをした時の関わり方

赤ちゃんのクーイングですが、自分でどんな声が出るのか試しながら出していたり、時には赤ちゃんが自分で出した声にビックリすることもあったりするようです。

赤ちゃんが楽しく声を出している時、ママはどのように赤ちゃんと関わるのが良いのでしょうか。

 

【赤ちゃんに話しかけてあげよう】

赤ちゃんは、自分が出している声に反応を貰えたら、とても嬉しい気持ちになります。

クーイングにママが反応をしてあげると、赤ちゃんのクーイングがさらに増えるとも言われています。

ご機嫌にクーイングをしている時には、たくさん話しかけてあげたいですね。

 

《声を返してあげよう》

赤ちゃんのクーイングの真似をして「あー」「うー」とそのまま声を返してあげましょう。

同じように声を出せると赤ちゃんは面白いかと思います。一緒に楽しめるといいですね。

 

《思ったことをそのまま声に出そう》

赤ちゃんに対して

「たのしいね」

「上手だね」

「かわいいね」

「今日はご機嫌だね」

など、何でもいいので、思ったままを優しい口調で語りかけてあげましょう。

その日の天気の話でも、何でも構いません。

赤ちゃんの声にママが反応してくれることで、親子の絆を育んでいきます。

 

【声をかけるとクーイングを止めてしまう?】

赤ちゃんがクーイングをしている時に大人が声をかけると、クーイングを止めてしまうことがあるようです。

赤ちゃんが自分の声を出すことを楽しんでいた時間から、大人の声に耳を傾ける時間に切り替わってしまうためだと考えられます。

 

そのため、せっかく声を出しているのに止めてもいいの?と思うかもしれません。

しかし、クーイングは赤ちゃんがご機嫌な時間ですし、親子のコミュニケーションが生まれる時間です。

クーイングを止めてしまうことになったとしても、ぜひ赤ちゃんに声をかけ、一緒にその時間を楽しみましょう。

 

赤ちゃんが言葉を発しない…クーイングをしなくても大丈夫?

赤ちゃんの発達には、大きな個人差があります。

良く言われる発達段階は、あくまで目安となるものです。

もっと早くクーイングをする子もいれば、クーイングが遅かったり、クーイングをしないまま喃語を話し始める子もいるくらいです。

クーイングは見られなくても大丈夫なものなのでしょうか?

 

【クーイングよりコミュニケーションを重視しよう】

赤ちゃんがクーイングをしないことには、様々な理由が考えられます。

赤ちゃんがたまたま声の出し方に気が付けなかったり、口の発達がまだ未熟だったりすることなどが挙げられます。

クーイングをしないと発達が心配になるかもしれませんが、大人とのコミュニケーションに反応を示しているようなら、さほど心配はいらないでしょう。

 

【様々なクーイングがある】

クーイングを一切しなくても、生後4ヶ月を過ぎた頃から喃語を話し始める子もいます。

他にも、声が小さすぎてクーイングと気が付かなかったという子もいるようです。

赤ちゃんの個性があって面白いですね。

 

クーイングは意味のない声を出して、声を出す行為自体を楽しんでいる時期ですから、赤ちゃんの性格によって様々な声の出し方が見られます。

 

【クーイングをしなくなる子もいる】

これまでクーイングをしていたのに、ある日クーイングが見られなくなったというケースもあります。

これは

・気分によるもの

・体調不良によるもの

・次の段階への成長

 

などが考えられます。

クーイングの消失についてはあまり気にしなくても問題ないことがほとんどです。

 

【心配なら相談しよう】

クーイングが見られないのも赤ちゃんの個性という可能性もありますが、もしそれ以外にも気がかりなことがありましたら、専門家に相談してみるのもいいでしょう。

健診や町の育児の相談窓口、小児科などで相談ができます。

 

まとめ

赤ちゃんがかわいらいい声を出すクーイング。

クーイングをしている時は、赤ちゃんがご機嫌の印です。

親子のコミュニケーションを取れるチャンスでもありますので、たくさん話しかけてスキンシップをとってあげてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

赤ちゃん成長ナビとは?

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビの活用方法

赤ちゃん成長ナビでは、生後まもなくから1歳になるまでの赤ちゃんの月齢別成長度合いや育児のポイントについて紹介しています。
生まれたばかりの赤ちゃんがいる新米ママはもちろん、もうすぐで赤ちゃんが生まれてくるプレママや将来的に赤ちゃんが欲しいと考えている方に、妊娠・出産・子育てに関する情報をお届けすることで、安心して赤ちゃんと向き合えるお手伝いをしたいと考えています。

[適用テンプレートファイル名]single.php