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赤ちゃんの歯並びが悪い時の対処法

赤ちゃんの歯並びが悪いとどうなる?

赤ちゃんの歯は生後3〜9ヶ月、主に生後6ヶ月頃に生えてくる場合が多いようです。

生え始めは下の前歯からが一般的ですが、上の前歯から生えることもあります。

赤ちゃんがニコッと笑った時に見える小さな歯は、とてもかわいいですよね。

 

そんな大切な歯を守るために、赤ちゃんの頃から歯並びが悪くならないように気をつけてあげましょう。

赤ちゃんの歯並びが悪いと、食べ物を噛む時や言葉を話す際に困ることも。

また、いずれ永久歯に生え変わった時に、直接影響が出てくる可能性もあります。

今回は赤ちゃんの歯並びについて、ご紹介いたします。

 

赤ちゃんの歯並びが悪い状態①受け口

赤ちゃんの歯並びが悪いとは、どのような状態なのかみていきましょう。

その一つとしてあげられるのが「受け口」です。

 

受け口(反対咬合)とは、上の前歯よりも下の前歯が前に出ている状態のことです。

歯の正しい噛み合わせは、上の歯が下の歯よりも出ている状態です。

受け口の状態を放置しておくと、下の顎の成長が上の顎によって妨げられることができないため、成長するに従ってさらに受け口になる可能性があります。

 

ただし、まだ前歯しかない段階だと本来の噛み合わせかどうか判断するのは難しいでしょう。

奥歯や顎の発達により噛み合わせが変わることもありますので、この段階ですぐに受け口と判断せず、心配しすぎないようにしましょう。

 

【受け口の原因】

なぜ受け口の状態になるのか、考えられる原因についてみていきましょう。

 

<親の遺伝>

親が受け口だと、子どもに遺伝する可能性が高いと言われています。

 

<気道を大きくするため>

咽頭扁桃(アデノイド)や口蓋扁桃が大きい場合、気道を大きくするために下顎を突き出して呼吸する方が楽なため習慣となってしまうこともあるそうです。

 

<食生活>

柔らかいものばかり食べていると、顎が正常に発達しない可能性もあります。

ただし、離乳食期は無理に固いものを食べさせるのはNGですので、発達段階に合った離乳食を進めていれば大丈夫でしょう。

 

<舌癖がある>

舌癖があるというのは、舌が歯の間から前方に突き出している状態を指します。

いつも口が開いた状態で、唇や口の周りの筋肉が弱くなり、外側から歯並びを押さえる力もなくなってしまい、受け口の状態を誘発しやすくなります。

 

【受け口になった時の対処法】

赤ちゃんの歯が受け口になっていることが分かったら、どのように対処したらよいのでしょうか。

歯科矯正は一般的には永久歯に生え変わってから行う場合が多いですが、受け口の場合は、永久歯に生え変わる前に治療することもあります。

赤ちゃんの段階では、まだ歯を使い始めたばかりで判断が難しいため、心配な方は自己判断せず病院で診てもらいましょう。

 

【受け口を予防するためには】

離乳食が順調に進んでいる場合は、柔らかいものから段階的に歯ごたえのあるものも食べさせましょう。また、哺乳瓶で授乳する場合にも、簡単にすぐミルクが出るものではなく、赤ちゃんがしっかり吸ったら出てくるタイプを選びましょう。そうすることで、吸う時の舌の位置が適正になり、受け口を予防することにつながります。

 

赤ちゃんの歯並びが悪い状態②出っ歯

出っ歯(上顎前突)とは、前歯あるいは上の歯全体が極端に前に出ている状態を指します。

なぜ出っ歯になるのか、なった時の対処法をみていきましょう。

 

【出っ歯になる原因】

まず、出っ歯になる原因についてみていきましょう。

 

<指しゃぶり>

指しゃぶりをしている期間が長いと、くわえた指が前歯を前に押しているような状態が続くため、前歯の原因になりやすいと言われています。

 

<口呼吸>

常に口呼吸で口が開いている状態だと、口の周りの筋肉が発達を妨げ、出っ歯につながることも。

 

<親の遺伝>

骨の大きさや形も遺伝するため、下顎の骨が小さい上顎が目立って出っ歯に見えている場合もあります。

 

【出っ歯になった時の対処法】

顎の発達により歯の位置も動くため、そこまで過度に心配しなくても大丈夫です。

もし気になる場合は、乳歯が永久歯に変わるまでに治療をする方が子どもの負担も少ないため、早めに病院で診てもらうと良いでしょう。

 

【出っ歯を予防するためには】

出っ歯の原因として考えられるのが指しゃぶりです。

指しゃぶりは生後2〜4ヶ月くらいから始まり、赤ちゃんの成長過程において大事な動作で、自然としなくなることがほとんどです。

 

1〜2歳には指しゃぶりをしなくなる子どもがほとんどなので、赤ちゃんの場合はそこまで心配しすぎなくても大丈夫です。

ですが、出っ歯の状態になっているかも、と気づいたら赤ちゃんが他に興味の持つものを作って、自然と指しゃぶりをやめさせることを検討しても良いでしょう。

 

まとめ

大人になると、自分の歯並びがとても気になりますよね。

乳歯は抜けたら終わりではなく、永久歯にも影響することを覚えておきたいですね。

赤ちゃんの段階で歯並びが悪い状態になっていても、これからの顎の発達で位置が変わることもあるため、そこまで過度に心配しなくても大丈夫です。

ただし、予防できることは今からぜひやっておきたいですね。

これからも、笑った時に見える赤ちゃんの歯の成長を大事に見守っていきましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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