赤ちゃんの髪の毛はどう乾かす?
お風呂上りに、赤ちゃんの髪の毛をどのように乾かせばいいか、悩んでいるママも多いかもしれませんね。
というのも、生まれつき赤ちゃんの髪の毛の量が多い子、少ない子など様々なので、個人差がある分、成長の度合いによって乾かす必要のある子と、そうでない子がいるからです。
また、赤ちゃんの頭皮というのは非常にデリケートですから、慎重に乾かしてあげなければなりません。
ではどのようにして、お風呂上りの赤ちゃんの髪の毛を乾かしてあげたらいいでしょうか?
基本的に、赤ちゃんの髪の毛は、タオルドライだけで大丈夫。
多少個人差はあるものの、赤ちゃんの髪の毛は、大人と違って1本1本が細いので、タオルで優しく拭いてあげるだけで乾いてしまいます。
ただし、赤ちゃんの場合は、タオルドライをする時にもちょっとコツが要ります。
どんなコツが要るのか、見ていきましょう。
赤ちゃんの髪の毛をタオルドライするコツ
赤ちゃんの髪の毛を乾かす際に「タオルドライ」がおすすめですが、デリケートな赤ちゃんの頭皮を傷つけないようにするためのコツをチェックしていきましょう。
【①力を入れず優しく】
赤ちゃんの前頭部にある「大泉門(だいせんもん)」という部分は、頭蓋骨の発達が不十分なため、隙間があります。これは、1歳半~2歳くらいにかけて徐々に閉じていきますが、まだ開いている時期の頭部の扱いには十分注意が必要です。
タオルドライをする際に、ゴシゴシと力を入れてしまうと、頭部に圧力がかかってしまうため、大変危険ですし、赤ちゃんも嫌がりますよね。
赤ちゃんの髪の毛を乾かす際は、力を入れずに優しく拭いてあげましょう。
【②指の腹で拭く】
赤ちゃんの髪の毛をタオルドライする際は、爪を立てず、指の腹を使って優しく拭いてあげるのもコツです。
タオルで包んであげながら、マッサージするようなイメージで優しく拭いてあげてください。
吸水性の良い速乾タオルを使用すると、タオルで赤ちゃんの髪の毛を包んであげるだけで、ある程度乾いてしまうのでおすすめです。
赤ちゃんの髪の毛にドライヤーはOK?
赤ちゃんの毛の量が生まれつき多く、成長と共に長さも少しずつ出てきている場合、タオルドライだけでは不十分かも…ということもありますよね。
特に冬場などは、髪の毛をしっかり乾かしてあげないと、風邪をひいてしまうので心配になってしまうでしょう。
大人と同じように、赤ちゃんの髪の毛にドライヤーを使っても良いのでしょうか?
前述したように、赤ちゃんの頭皮は非常にデリケートですから、ドライヤーの熱で頭皮や髪の毛を傷めてしまう恐れもあるため、基本的にはドライヤーを使わずタオルドライしてあげた方が良いでしょう。
ドライヤーの大きな音や強い風にびっくりしてしまう赤ちゃんもいるため、無理に嫌がる赤ちゃんを押さえつけてまでドライヤーを使う必要はありません。
ただし、どうしても毛量が多く、タオルドライだけでは乾かしにくい…という場合は、しっかりタオルで拭いてから、最後の仕上げとして少しだけドライヤーを使ってあげてください。
赤ちゃんにドライヤーを使う際の注意点
基本的に使わない方が良いドライヤーですが、どうしても…という時は、以下のことに注意して赤ちゃんの髪の毛を乾かしてあげましょう。
【注意点①長時間ドライヤーを使わない】
長時間のドライヤーを赤ちゃんに当ててしまうと、赤ちゃんの頭皮が熱くなってしまいます。
ドライヤーを使う場合は、仕上げ程度にし、短時間の使用に留めましょう。
【注意点②風量は「弱く」】
赤ちゃんがびっくりしてしまわないよう、ドライヤーの風量は、一番弱く設定しましょう。
短時間で乾かしたい!という思いから、強風の設定にしてしまうと、赤ちゃんがびっくりして泣き出してしまうことも。
ドライヤーの風量は弱く、優しくかけてあげましょう。
【注意点③頭皮の近くで使わない】
赤ちゃんの近くでドライヤーを使うと、赤ちゃんが音に驚いてしまうのはもちろんですが、ドライヤーの熱が当たり過ぎてしまうため、少し距離をとってドライヤーを使うようにしましょう。
赤ちゃんの髪の毛は自然乾燥でもいい?
タオルドライもドライヤーも嫌がってしまう赤ちゃんの場合、うまく髪の毛を乾かし切れないこともあるでしょう。
髪の毛がほとんど生えていない赤ちゃんの場合は、タオルで頭皮を包むだけで水気が取れるので、ほぼ自然乾燥のような状態で問題ありません。
しかしある程度、髪の毛が生えていて、量も長さもあるという赤ちゃんの場合は、しっかり髪の毛を乾かしてあげなければいけません。
【赤ちゃんの髪の毛を乾かさなければいけない理由】
①風邪をひいてしまうから
②頭皮に雑菌が繁殖してしまうから
大人と同じで、髪の毛が濡れたままの状態で寝かせることは、体調不良の原因になるだけでなく、頭皮にカビが生える原因になることもあります。しっかり乾かしてあげましょう。
まとめ
赤ちゃんのデリケートな髪の毛や頭皮は、ダメージを与えないよう、優しく乾かしてあげることが大切です。
赤ちゃんにとってお風呂が楽しい・気持ちいいと感じられるよう、お風呂上りのケアも丁寧にしてあげてくださいね。