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赤ちゃんの言葉の覚え方

赤ちゃんがどうやって言葉を覚えるか知りたい

成長と共に言葉を覚えていく赤ちゃんですが、どのような過程で覚えていくか不思議ですよね。

言葉は個人差が大きい部分ですし、無理に教える必要はありませんが、どう言葉を覚えていくかを知ることで、今後赤ちゃんとどのように関わると良いのか、ヒントを得られるかと思います。

赤ちゃんがどうやって言葉を覚えていくのか、詳しく見ていきましょう。

 

赤ちゃんは言葉をどうやって覚える?

赤ちゃんは、大人が話す言葉(音)を聞いて、言葉をインプットしていきます。

言葉を話せない時期でも名前を呼ぶと反応したり、ママの声によく耳を傾けたりするのは、よく聞く音を記憶しているためです。

記憶した言葉は赤ちゃんの脳や口の筋肉の発達とともに、発声できるようになります。

 

赤ちゃんが記憶している音ですが、目から入る情報(絵、身近な物、表情、出来事など)と結び付けて記憶することで、脳が意味や情報を分類していきます。

1歳を過ぎる頃から少しずつ1語、2語ずつ使って話していますが、たくさんの経験を積むことで言葉の文法を見つけ出し、3歳を過ぎる頃には会話として成り立つようになっていくのです。

 

赤ちゃんが言葉を覚える過程

言葉は、赤ちゃんが段階を踏みながら、少しずつ覚えて使えるようになっていきます。

なお、赤ちゃんの成長には大きな個人差がありますので、おおよその時期と成長段階として捉えてみてください。

 

【生後2~3ヶ月頃から】

赤ちゃんが「あー」「うー」「くー」など、可愛らしい声を出すようになるクーイングが始まります。

泣くことしかできなかった赤ちゃんの口や喉が発達してきたことにより、声を出せるようになったものです。

クーイングは、赤ちゃんが何かを伝えようとして声を出しているのではなく、赤ちゃんが機嫌が良い時に楽しく声を出している行動です。

 

【生後4~6ヶ月頃から】

喃語が始まる赤ちゃんもいます。

クーイングよりはっきりとした「あー」「うー」という抑揚のある声を出すようになります。

喃語には赤ちゃんの感情表現が入ります

少しずつ意思表示ができるようになってくるのが分かるかと思いますが、言葉はまだまだ話すことはできません。

 

【生後10ヶ月頃から】

「ちょうだい」「バイバイ」などを身振り手振りで表現し、簡単な言葉を理解できるようになる子もいます。

「ママ」「ぶーぶー」など、簡単な言葉を話し始める赤ちゃんもいます。

 

【1歳頃から】

意味のある単語を話し始める子もいます。

1つの単語を使って、大人へ自分の気持ちなどを伝えようとします。

 

【1歳半~2歳頃から】

2つの単語を使うようになる子もいる時期です。

 

「ママ、おいしいね!」

「これ、いや」

「あっち行こう」

 

といった、会話らしいものが楽しめるようになります。

言葉の発達には大きな個人差もあります。

この時期はあくまで目安ですので、のんびり言葉を習得している子も、珍しくはありません。

 

赤ちゃん言葉を使った方が覚えやすいは本当!?

大人は赤ちゃん言葉を使って話しかけた方が、赤ちゃんの言葉が覚えやすいという話は聞いたことがあるでしょうか。

この説には賛否両論あり、大きなメリットもあれば気になるデメリットもあります。

 

【赤ちゃん言葉を使うメリット】

赤ちゃん言葉は、赤ちゃん自身が覚えやすく体の発達段階でも発声しやすい言葉であることがメリットに挙げられます。

 

赤ちゃん言葉で話しかけてあげることで、赤ちゃんの喃語が増え、2歳~3歳頃になった時には言語が豊かになる傾向があるということが分かっています。

 

赤ちゃん言葉には

「ブーブー」

「わんわん」

「くっく」

など、繰り返しの言葉や聞き取りやすく覚えやすい言葉が使われています。

赤ちゃんも言葉の音に興味を持ちやすく、お話しやすい言葉なのかもしれませんね。

 

【赤ちゃん言葉を使うデメリット】

赤ちゃん言葉は覚えやすく使いやすい反面、デメリットもあると言われています。

赤ちゃん言葉を一度覚えて使ってしまうと、赤ちゃんが成長してからまた言葉を覚え直さないといけないため、負担になってしまう可能性があるためです。

 

しかし、日常会話が成り立つ3、4歳頃の年齢になると、子どもが自然に赤ちゃん言葉ではない言葉を覚えていくケースが多いようです。

 

周りの大人がいつまでも赤ちゃん言葉を使い続けず、子どもの成長に合わせて言葉の使い方をステップアップしていくことで、徐々に赤ちゃん言葉ではない言葉を習得していくことも、難しくはありません。

 

赤ちゃんの言葉を豊かにする関わり方

赤ちゃんとお話をする時は、大人とのコミュニケーションが重要になります。

テレビからでも言葉はたくさん溢れてきますが、テレビからの一方的な情報では、意味や言葉を理解しづらいと言われています。

赤ちゃんの声に大人がリアクションを返してくれることで、赤ちゃんの言葉の貯金が溜まっていきます。

ママの表情や口の動きからもたくさんの言葉を読み取りますので、目を見て語りかけてあげてくださいね。

 

他にも言語の習得におすすめなのが、絵本の読みきかせの習慣化です。

お気に入りの赤ちゃん絵本を見つけたら、たくさん読み聞かせてあげてくださいね。

 

まとめ

赤ちゃんの脳と身体は、日々どんどん成長します。

たった数年の乳幼児期の間に、ママやパパ、他にもたくさんの人とのやり取りを通じ、いろんな言葉を覚えます。

言葉がで始める時期やスピードには個人差が大きいですが、赤ちゃんが元気で、豊かに育つよう、赤ちゃんとの日々の関わり方も大切にしていきたいですね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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