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ママの抱っこがもたらす赤ちゃんへの影響

ママの抱っこは赤ちゃんにどんな影響がある?

毎日、赤ちゃんをたくさん抱っこしていますか?

ママが赤ちゃんを抱っこしようとする前に、赤ちゃんから「抱っこしてほしい」そぶりを見せてくれることも多いのではないでしょうか。

 

 

赤ちゃんは抱っこされると泣きやんだり、喜んだりすることでしょう。

また反対に、抱っこしすぎると抱き癖がついてあまり良くないのでは?と心配な方もいるかもしれません。

 

今回はママの抱っこが赤ちゃんにどのような影響があるのか、詳しく解説いたします。

 

赤ちゃんの心の基盤作り

抱っこはママと赤ちゃんとの大切なスキンシップです。

赤ちゃんを抱っこすると、ママも温かい気持ちになりますよね。

 

実はこの密接なスキンシップが、赤ちゃんの成長にとても良い影響を及ぼすと言われています。

 

赤ちゃんはまだ五感(味覚・聴覚・視覚・嗅覚・触覚)が未発達ですが、その中でももっとも早く発達するのが触覚です。

 

 

触覚、つまり皮膚から受ける情報がダイレクトに脳に伝わり、それが赤ちゃんの成長に大きくつながっているのです。

ママの抱っこによって温もりを感じ、皮膚を通して脳に伝わり赤ちゃんは温かい気持ちになります。

 

小さい頃の抱っこなどの密接なスキンシップは記憶としては覚えていなくても、脳の奥にはずっと残り続けています。

そのため、ママの抱っこによって得られた温かい記憶や嬉しい記憶が、これからの人との触れ合いを快く感じるかどうかにも影響するそうです。

 

このように、ママの抱っこによるスキンシップの経験が、その後の心の基盤を作っていると言えるでしょう。

 

幸せホルモン「オキシトシン」の分泌

ママの温かい抱っこで、赤ちゃんは温もりと安らぎを感じています。

その作用に大きく関わっているのが、脳内で作られる「オキシトシン」という物質です。

オキシトシンは幸せホルモンや愛情ホルモンなどと呼ばれることもあります。

 

 

ママの抱っこによって脳内に分泌されたオキシトシンには、主にこのような働きがあります。

・リラックスできる

・親子間の絆を深める

・愛着形成

・ストレスや痛みを軽減

・成長ホルモンの分泌を促す

・集中力アップ

 

などが一例ですが、どれも良いことばかりなのが分かりますね。

このオキシトシンの分泌を増やすには、抱っこなどのスキンシップがもっとも有効です。

 

 

また、オキシトシンの分泌量は生後6ヶ月から1歳半までの間で決まるとも言われています。

この期間は赤ちゃんの愛着形成において特に大事な時期とも言えます。

赤ちゃんのときにたくさん抱っこをして、オキシトシンの分泌を促したいですね。

 

ママにも良い影響が

前節で紹介した「オキシトシン」ですが、これは赤ちゃんだけに影響があるものではなく、抱っこしているママにも影響があります。

 

オキシトシンは抱っこされる側だけではなく、抱っこする側の双方に分泌されるのがポイントです。

抱っこによってオキシトシンが分泌されると、赤ちゃんは温もりや安らぎを感じます。

それと同時に、ママにもオキシトシンが分泌され、同じように温もりや安らぎを感じるのです。

 

子育てでちょっとイライラしてしまったときも、赤ちゃんを抱っこすると癒されたり心が落ち着く、なんてことありませんか?

赤ちゃんをたくさん抱っこしてお互いに温もりを感じ、愛情を深めていきましょう。

 

 

ただ、大切なスキンシップだからといってずっと抱っこをし続けるのは大変ですよね。

「抱っこしなければ」とママが神経質に感じてしまうのは逆効果です。

 

忙しいときは赤ちゃんが泣いたら抱っこするというのを心がけ、抱っこひもなどを活用しながら他のことをしても構いません。

 

すぐに抱っこが出来ないときは、「ちょっと待ってね」「すぐ行くからね」などの声掛けをするのも良いでしょう。

赤ちゃんをちょっと待たせてしまったら、よりいっそう温かい抱っこをして、幸せな時間を共有するようにしましょう。

 

赤ちゃんが寝起きに泣く理由と対処法

 

抱っこしすぎると抱き癖がつく?

赤ちゃんを抱っこしすぎると抱き癖がつくから良くないのでは?と心配に思う方もいるかもしれません。

抱き癖というのは「抱っこしないと泣き止まない」「抱っこしないと常にグズる」「抱っこしないと寝てくれない」などを指しますが、そもそも赤ちゃんはママに抱っこしてもらうのが大好きです。

 

 

抱き癖というのは、抱っこしてもらいたい、抱っこしてもらうのが大好き、ということ。

むしろ抱き癖があるというのは、赤ちゃんの脳が正常に発達している証拠とも言えます。

抱き癖がつくからといって抱っこを減らすと、オキシトシンの分泌量が減ってしまう可能性もあります。

 

 

抱っこは赤ちゃんとの大切なスキンシップなので、抱き癖を気にする必要はありません。

思う存分に抱っこしてあげましょう。

 

まとめ

泣いている赤ちゃんを抱っこすると不思議と泣き止み、今度はなんだか嬉しそうに。

こんな経験を赤ちゃんの頃はなんども遭遇することでしょう。

 

ママの抱っこによって温もりを感じ、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されます。

赤ちゃんの脳の発達や心の発達にも欠かせない「オキシトシン」には、とてもたくさんの働きがあります。

抱っこは単なるスキンシップではなく、発達に関わる重要なこと。

抱き癖を気にせず、ぜひたくさん赤ちゃんを抱っこしてあげましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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