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赤ちゃんと過ごす部屋の明るさの目安は?

部屋の明るさと赤ちゃんの発達

赤ちゃんの聴覚はママのお腹の中にいる時から発達しているのに比べ、視覚は未発達の状態で生まれてくるのをご存じですか?

生まれたばかりの赤ちゃんの視力は低く、ぼんやりとしか見えていないと言われています。

その後成長とともに発達し、視力が安定するのは6~7歳位。

赤ちゃんの視力の正常な発達のためにも、毎日の生活の中で強い光は避けたいですよね。

 

また赤ちゃんと過ごす部屋の明るさは、視力の発達だけでなく、睡眠や生活リズムにも関係するようです。

 

そこで今回は、赤ちゃんと過ごす部屋の明るさの目安をご紹介します。

シーン別におすすめの明るさをご紹介しますので、毎日の生活に役立ててくださいね。

 

赤ちゃんの部屋の明るさは自然の光に合わせよう

部屋の明るさを自然のサイクルに合わせると、赤ちゃんの生活リズムを整えやすい、というメリットがあります。

そのため赤ちゃんの部屋の明るさに悩んだ時は、自然の光を参考にしましょう。

 

生まれたばかりの新生児から生後2~3ヶ月頃までは、まだ昼夜の区別がついていません。

昼と夜の違いを認識するようになると、少しずつ明るい昼間に活動して、暗い夜には眠るというリズムができてきます。

そのためリズムができてくる生後2~3ヶ月以降は、体内時計をしっかりと働かせて、生活リズムを整えるための環境作りが大切です。

朝や日中は明るく、夕方から暗くなり夜には真っ暗になるよう意識し、部屋の明るさを調節しましょう。

 

また発達段階の赤ちゃんの目を守るためにも、強すぎる照明の光には注意が必要です。

照明を選ぶ際には、自然の明るさを感じさせる柔らかな光を選ぶと良いですよ。

 

赤ちゃんと過ごす部屋の明るさの目安は?

前述のように、赤ちゃんと過ごす部屋の明るさは、自然のサイクルを意識するのがポイントです。

ここではシーン毎に分かりやすく、明るさの目安をご紹介します。

 

【普段過ごす時】

赤ちゃんが普段過ごす時は、部屋を明るくしましょう。

できれば自然光を取り入れ、明るいけれどまぶしくない、優しい光が理想です。

明るくとは言っても、発達段階の赤ちゃんの目に直射日光は良くありません。

日光が直接赤ちゃんの目に入らないようレースのカーテンを付けるなど、工夫をすると良いですね。

 

日当たりの関係で昼間でも部屋が暗い場合は、照明をつけて明るくします。

蛍光灯の光が直接目に入るとまぶしすぎるため、ねんねの時期の赤ちゃんを寝かせる場合、照明の真下は避けましょう。

 

また普段過ごす部屋は、1日の中でも明るさの変化をつけるのがおすすめです。

周りが暗くなりだす夕方には照明を控えめにすると、より自然の環境に近くなります。

徐々に寝る時間に向けて暗くなるようにすれば、入眠もスムーズになり、生活リズムが整いやすくなりますよ。

 

【お昼寝の時】

お昼寝の時の明るさには「暗いと昼と夜が分からず混乱する」「明るいと寝つきにくい」という2つの意見があり、悩んでしまいますよね。

確かに暗い方が良く眠れそうですが、昼夜の区別がつく前の生後2~3ヶ月頃までは、そこまで気にしなくても良いかもしれません。

その後生活リズムがなんとなくできてきたら、薄暗くしてあげると良いでしょう。

 

ただしお昼寝の際は、真っ暗にする必要はありません。

電気を消し、窓からの光がまぶしければカーテンを閉める、程度で良いようです。

 

【夜寝る時】

光は、目を閉じていてもまぶたを通して目に入ってきます。

周囲が明るいと光を感じて赤ちゃんが起きてしまうこともあるため、夜寝る時は真っ暗にするのがおすすめです。

 

豆電球や常夜灯をつけて寝かせているママもいるかもしれませんが、夜の暗闇の中では思いのほかまぶしく感じるもの。

仰向けで寝ていると目に入りやすく、赤ちゃんが気になって眠れなくなってしまうこともあります。

また薄暗い部屋で寝ると、眠りが浅くなり途中で起きてしまったり、睡眠のリズムを整えにくくなったりする原因になることも。

 

真っ暗が良いとはいえ、授乳やおむつ替えなどの時は、必要に応じて授乳ライトや、床置きタイプの優しい光のライトを使いましょう。

夜中に赤ちゃんの様子が気になって真っ暗にすることに抵抗があれば、赤ちゃんの足元や部屋の隅に、小さなライトを置く方法もあります。

照明を使用する際は赤ちゃんの睡眠を妨げないよう、極力弱い光のライトを選んでくださいね。

 

赤ちゃんの部屋の明るさを調節する際のコツ

赤ちゃんの部屋は自然の光のサイクルに合わせ、シーン毎に変えるのがおすすめです。

遊ぶ時やお昼寝の時、夜寝る時など、状況に合わせて調節しましょう。

 

しかし、あまり神経質になりすぎるのも良くありません。

日中はママもまぶしくなく心地よい明るさで過ごし、夜は電気を消して極力真っ暗な環境で眠る、という基本を意識できればOKです。

 

まとめ

赤ちゃんと過ごす部屋は日中は明るく、夕方から夜にかけて暗くするのが理想です。

生活リズムを整えるためにも、自然のサイクルに合わせた明るさを心がけましょう。

 

しかし赤ちゃんによっては、明るさの好みがある場合もあります。

中には夜に真っ暗だと不安を感じ、反対に眠れなくなる赤ちゃんも。

シーン毎にいろいろと試して、赤ちゃんが安心して過ごせる明るさを見つけてあげられると良いですね。

この記事を書いたライター

中岡ゆり
中岡ゆり

5歳と2歳の男の子を育児中のママライター。ワンオペの毎日は大変ですが、バタバタと賑やかに過ごしています。 現在はパートをしながら、在宅ライターとしても活動中。ちょっとしたことで不安になり、心配していた0歳児育児。 同じように悩むママたちが、今しかない赤ちゃんとの貴重な時間を安心して楽しめるきっかけになるような記事をお届けしたいと思います。

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