赤ちゃんのお風呂の時間はいつがいい?
赤ちゃんは生まれてから生後1ヶ月程度は沐浴、1ヶ月健診を終えた頃くらいから一緒にお風呂にもはいれます。
赤ちゃんのお風呂に入るベストタイミングは、夕方もしくは日中。
大人のように遅い時間帯だと、寝る時間にさしつかえてしまうため注意しましょう。もし、パパの帰りを待ってお風呂に入れてもらおうと考えている場合は、あまり時間帯が遅くなるようならやめて、休日にパパとのお風呂タイムを楽しんでもらうようにしてくださいね。
お風呂は夕方もしくは日中に入るのが良い理由
赤ちゃんのお風呂のタイミングについて、一番おすすめなのはご飯後の夕方からの時間帯です。特に寝る1時間前くらいがおすすめですよ。
なぜなら1日の汚れを落としてスッキリしつつ、夜に向かって気持ちが寝る体制に入りやすいからです。
お風呂は新陳代謝をアップさせ、血流を良くしてリラックス効果を生みます。大人も赤ちゃんも効果は同じで、気持ちが昂る交感神経から、ゆったりと過ごす副交感神経にスイッチしてくれるんです。
さらにお風呂で上がった体温がゆっくり下がってくる時が眠たくなりやすいと言われていますから、寝る1時間くらい前にお風呂にはいるのが効果的なんですよ。
寝ぐずりがひどかったり、夜眠るリズムを作りたい時期の赤ちゃんは、寝かせたい1時間前を狙ってお風呂にいれるのもいいかもしれません。
また、新生児期や冬の寒い時期など「夕方では寒すぎて風邪を引かせてしまいそう」と心配なときは日中にお風呂にいれてしまうのもおすすめ!
日中なら、気温も夕方や夜に比べて高いのでお風呂後のケアもしやすいですし、夕方の忙しい時間帯にお風呂が済んでいればママの気持ちにも余裕が生まれますよね。
日中のお風呂の後もゆっくり赤ちゃんが寝てくれることが多いので、ママも一人の時間が取りやすく休みやすいという利点もあります。生後まもなくの頃の育児は、ママの体や心の状態もボロボロで大変です。やれる時にお風呂にいれる、休める時は一緒に休むようにしてママの体も労りましょう。
お風呂は全部で15分程度で済ませよう
大人の場合、お風呂にゆっくり30分~1時間くらいかけて浸かり、体の芯から温まる…という方も多いですが、赤ちゃんの場合は別。
洗うのに10分程度、浸かるのに5分程度、合わせて15分くらいに納めるのが理想です。
なぜなら、赤ちゃんは小さいうちほど皮膚が薄く、のぼせやすいから。
長風呂する体力もないため、心地よいはずのお風呂もかえって疲れさせてしまうことがあるからです。
全部で15分程度を目安とし、体がある程度温まってきたら上がるようにしましょう。
赤ちゃんをお風呂に入れる際の注意点
これまでご紹介したとおり、赤ちゃんをお風呂に入れるときは大人とは違った考え方が必要です。
特にデリケートな赤ちゃんは、お湯の温度、入浴時間など様々な点で注意が必要なので、以下も参考にしながら安心安全のバスタイムを心がけましょう。
【食事後のお風呂はNG】
これは大人もそうですが、食事後すぐにお風呂に入ると消化不良などにつながりやすいため避けるようにしましょう。
お風呂は全身の血の巡りを良くするので、消化に血流が十分に回らない状態になったり、お風呂の浮力によってお腹や心臓も圧迫されたりします。
赤ちゃんも授乳後すぐにお風呂に入ると、お風呂中やあがった後に嘔吐をしてしまうこともあるので気を付けてくださいね。
【お風呂後は水分補給を忘れずに】
お風呂後は、汗をかいて赤ちゃんの喉が乾いていることがあります。
必ず授乳をして水分補給をするようにしましょう。離乳食が始まっている赤ちゃんは、ミルクも良いですし、白湯もしくは麦茶などでも構いませんよ。
くれぐれも、のぼせて脱水症などを引き起こさないように注意してくださいね。
【体調が悪いときは無理に入らなくてもOK】
赤ちゃんの体調が思わしくないときや、ママが疲れているときなどは無理に赤ちゃんをお風呂に入れなくても構いません。
お風呂に入れなくちゃ…という義務感でお風呂に入れようと思うと、ママもとても負担を感じてしまうでしょう。
特に赤ちゃんとのお風呂に慣れていないときは、ママ1人でお風呂に入れるのは大変ですよね。
そんなときは、無理にお風呂に入れず沐浴用のバスタブで、お顔や首周り、脇やおまた周りのシワが深い部分など気になる部分だけ汗を流してあげるだけでも良いですよ。
パパが休日のときや早く帰宅してくれたときなど、一緒に協力し合ってお風呂を入れるといいかもしれません。
まとめ
今回ご紹介したお風呂にいれるタイミングやお風呂に浸かる時間は、1つの目安です。赤ちゃんがのぼせ過ぎず、かつ、体が冷えないように赤ちゃんの顔色などを観察をしながらバスタイムを楽しみましょう。
お風呂の時間は、1歳を過ぎれば座ったり立ったりできるので、また大変さが変わってくるでしょう。おもちゃがあればお風呂で遊ぶようにもなるので、ぐずる心配も少なくなりますよね。
しかし、そうは言っても30分以上の長風呂はやはりまだ体に負担がかかってしまうもの。
お風呂で遊ぶ時間も良いですが、長くても10~15分程度で終わるように促してあげてくださいね。