授乳後に赤ちゃんをおっぱいから離すには?
授乳をしていて、なかなかおっぱいを離してくれなくて、困ることありませんか?
口にくわえたまま寝てしまった、遊びのみを始めた、もう片方のおっぱいに替えたいなど・・・
また急な来客など、授乳を一時中断しないといけないケースもあるでしょう。
そのような時、無理に離そうとすると、おっぱいを引っ張られたり、噛まれたりすることもあり、痛いですよね。
今回は授乳をママから終わらせたいときに、赤ちゃんをおっぱいから離す方法についてご紹介します。
授乳後に赤ちゃんをおっぱいから離す方法
授乳後、赤ちゃんが自然におっぱいから離れる場合はいいですが、なかなか離れてくれない場合、どのようにおっぱいから離すといいでしょうか。
【圧を抜いてから離す】
赤ちゃんが吸っている時に離そうとすると、赤ちゃんが乳首を引っ張り、乳首が傷つく原因になります。
赤ちゃんの吸う力は思った以上に強いので、吸っている圧を抜くようにしましょう。
まずはママが清潔な指を赤ちゃんの口角から入れ、赤ちゃんの口の中に空気を入れます。
すると、圧が抜けるので、その間にさっとおっぱいを離します。
【話しかけて、吸うのをストップしてもらうのも◎】
赤ちゃんに話しかけて、吸うのをストップしてもらうのもいいかもしれません。
ほっぺをちょんちょんとつついてみたり、顎をトントンとしてみたりなど、赤ちゃんの注意をおっぱいから離すと、そちらに反応して吸うのをやめてくれるかもしれません。
授乳後赤ちゃんがおっぱいから離れないのはなぜ?
お腹がいっぱいになると、赤ちゃんは自分からおっぱいから口を離すこともありますが、なかなか離れてくれない時があるのはなぜなのでしょうか。
【うまく吸えていないから】
まず考えられるのが、母乳がうまく吸えず、お腹いっぱいにならないため、ずっと吸い続けているということです。
新生児など、まだうまく飲むのが苦手だったり、ママの母乳の出が安定していなかったりする場合に、吸い続けることがよくあります。
ママの乳首を口の深くまでくわえていない場合は、うまく飲めていない場合が多いので、赤ちゃんの口を大きく開けて深く乳首を含ませるようにしましょう。
また母乳の出が安定せず、飲めているか分からない時には、おっぱい外来や産院、小児科で相談し、赤ちゃんの体重が増えているかなど確認してもらってから授乳方法のアドバイスをもらうといいでしょう。
【甘え飲みしているから】
甘え飲みをしている場合も、なかなかおっぱいを離してくれないことがあります。
甘え飲みとは、赤ちゃんがお腹が空いているからではなく、ママの乳首を安心するために吸うことです。
おしゃぶりや自分の指、タオルなどをちゅぱちゅぱと吸うのと同じです。
口に何かをくわえたり、吸っていたりすると安心感が得られるため、なかなか離してくれないのかもしれません。
その時も他のもので赤ちゃんの気をひいてみたり、口の中に指を入れてそっとおっぱいを離したりしてみてください。
おっぱいから離すのに失敗して傷ができたら
赤ちゃんをおっぱいから離す際に、無理に離してしまうと、乳首に傷がつくことがあります。
放っておくと乳口炎の原因になってしまうことも。
そうならないように、授乳後に乳首に傷ができてしまったら、きちんとケアをするようにしましょう。
【クリームやオイルを塗る】
授乳後すぐ、乳首を清浄綿などで拭き取り清潔にした後、クリームやオイルを塗りましょう。
クリームやオイルは、赤ちゃんが万が一少しなら舐めても問題ない、乳首や乳頭専用のものがおすすめです。
【傷が治るまでしばらく授乳を中断する】
傷が痛む場合に、さらに授乳をすると傷口が大きく広がって、痛みが増すことも考えられます。
痛みが治まるまで、授乳は搾乳して哺乳瓶を使ってあげるなど、しばらくおっぱいからの授乳を中断するのもいいでしょう。
出血をしていたり、痛みが強い場合には、おっぱい外来や産院などで助産師に相談してみましょう。
【乳頭保護器を使う】
どうしても哺乳瓶を拒否されてしまう、スプーンで飲むのも難しい時には、乳頭保護器を使いながら、無理のない範囲で授乳しましょう。
乳頭保護器とは傷口の保護をしながら、授乳ができるものです。
ただし、ママの乳首のサイズに合わないものを使うと、逆に痛みが出てしまうこともあるので、サイズ選びには気を付けましょう。
まとめ
赤ちゃんがなかなかおっぱいから離れてくれない時、無理矢理離れると乳首が傷ついたり、噛まれてしまったりすることがあります。
乳首に傷がついてしまわないように、ママから離したい時には指で赤ちゃんの口を開けて圧を抜いてから離したり、赤ちゃんの気を他で弾いて吸うのをやめさせたりしてから離れましょう。
授乳生活を長く楽しく続けるためにも、ママの体にも負担のないようにしていきたいですね。
授乳のことで悩みがあれば、おっぱい外来や産院などで相談し、アドバイスをもらいましょう。