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授乳の後に疲れやすい時の対策

授乳をすると疲れやすいと感じる

赤ちゃんを完全母乳で育てていると、授乳の後に疲れやすさを感じることはありませんか?

疲れを感じていては、育児や家事にも支障が出てしまいかねません。

授乳をすると疲れやすくなることの原因としてはいくつか考えられます。

 

育児を楽しい時間にできるように、授乳後の疲れやすさに関する対策も、一緒に見ていきましょう。

 

授乳をすると疲れやすいと感じる原因は?

授乳の後の疲れやすさにはいくつかの原因が考えられます。

複数の原因が絡み合って疲れを感じているということもあるかもしれません。

自分に当てはまる項目がないか、まずはチェックしていきましょう。

 

【産後の体が回復していない】

ママが出産で体に受けるダメージは、交通事故に合うのと同じレベルとまで言われることがあります。

それに加えて慣れない育児で神経をすり減らし、赤ちゃんの生活リズムに合わせてママも活動することで、睡眠不足にも陥っていることでしょう。

ただでさえ安静にして体を回復したい時期に、ママが無理をしていたら疲れを感じるのは当然の事とも言えます。

慢性的な疲れや寝不足に加え、産後のホルモンバランスの変化も疲れやすい原因の一つと考えられます。

 

【授乳によるエネルギーの消費】

1日に10~12回の授乳を完全母乳で行っているママの場合、一日に消費するエネルギーは700kcalほどと言われています。

これは、10kmマラソンをした時に消費するエネルギーとほぼ同じ量。

毎日授乳を続けるのですから、授乳後に疲れを感じるのも頷けますね。

中には、完全母乳で育児をしているだけでどんどん痩せていくというママもいるほどです。

 

【貧血による体調不良】

出産による出血や不規則な生活が原因で、産後は貧血になりやすい状態です。

母乳はママの血液からできているため、ママの体にはこれまで以上に栄養が必要になりますが、意識して栄養を摂取するのはなかなか難しいものです。

栄養が足りないのに授乳を続けていることで、まずます貧血の症状が加速している可能性があります。

貧血になると、めまいや立ち眩み、だるさ、朝に起きられないといった症状が現れますが、これを授乳後の疲れと感じることもあります。

 

【体の巡りが悪くなっている】

赤ちゃんの抱っこによる肩こりや腰痛などの体の痛みは感じていませんか。

体の血流の巡りが悪くなると、体のだるさやめまいの症状が現れることがあります。

また、ママの消化器官にも影響を及ぼすこともありますが、消化不良や胃もたれ、胸焼けなどは感じたことはないでしょうか。

 

母乳は血液、つまり水分からできているため、ママがこまめに水分補給をしないと脱水になることがあります。

血液の巡りも悪くなり、疲れに似た症状が現れてしまうのです。

 

授乳の後に疲れやすいママができる対策

授乳後のママが疲れやすさを感じる場合には、これらの原因を解決していくような対策をできるところから始めてみましょう。

 

【食事による対策】

バランスのとれた食事を摂ることで、ママの体力・体調の回復を目指しましょう。

授乳中は、以下のような食事を意識的に取り入れるようにしてみてください。

 

《鉄分》

赤みの肉、マグロ、小松菜、納豆、大豆、あさり、レバーなど

血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンを形成し、体の隅々まで酸素を届ける役割があります。

貧血気味感じる人は、積極的に取り入れて欲しい栄養素です。

 

《ビタミンC》

柑橘系、緑黄色野菜など

鉄分の吸収率をアップしてくれる食材です。

自律神経のバランスを整えてくれたり、粘膜を保護してくれる働きもあります。

 

《ビタミンB12》

しじみ、あさり、レバー、肉、青魚など

血液を作る働きのほか、末梢神経を修復する作用もあるため、眼精疲労や肩こりにも効果的です。

 

《たんぱく質》

肉、魚、卵、大豆、牛乳、チーズなど

体の回復や筋肉を作るのに効果的です。

体の調子を整えてくれる栄養素です。

 

《葉酸》

ブロッコリー、えだまめ、ほうれん草、さつまいもなど

ビタミンB12と共にに血液を作ってくれる働きがあります。

赤ちゃんにも母乳から多く届けて欲しい栄養素です。

産後のママの体の回復にも役立ちます。

 

《水分》

トイレに行ったらコップ一杯の水分補給をする習慣を付けましょう。

 

産後は食生活が乱れることもしばしば。

もし、これらの栄養素をまんべんなく取り入れるのが難しいようでしたら、サプリメントを活用するのがいいでしょう。

また、スーパーやコンビニでも手軽に買える、鉄分やたんぱく質などの栄養素が入ったジュースヨーグルトを取り入れるのも方法です。

 

【ママの体を休める】

食生活を整えると共に、疲れやストレスを貯めないように効率的に体を休めるのも大切です。

赤ちゃんが眠っている時は、ママも一緒に体を休められるといいですね。

眠れなくても、目をつぶって横になるだけでも休息になります。

他にも、ママの好きなことやリラックスできることを楽しむのも、心と体を休めることに繋がります。

 

【辛いようなら病院の受診を】

ママの体の疲れやすさの原因は、もっと深いところに原因があるかもしれません。

病院を受診し、治療が必要であれば薬を使って体を整えることが必要です。

もし辛いようでしたら、出産した婦人科や内科を受診してみましょう。

 

まとめ

授乳の後に疲れを感じることには、様々な原因が考えられます。

ママは体をゆっくりと休めつつ、食事などに気を付けながら過ごしてみてください。

もし、体調がなかなか回復しないようでしたら、病院の受診も検討してみてくださいね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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