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赤ちゃんが哺乳瓶でミルクをうまく飲めない
赤ちゃんは授乳をしながら成長していきますが、中にはミルクがうまく飲めないという子もいます。
授乳は赤ちゃんにとっての食事ですから、うまく飲めないと成長に影響を及ぼしてしまうことも。
哺乳瓶でミルクがうまく飲めない時はどうしたらいいのでしょうか。
上手な飲ませ方の確認をしつつ、それでも飲めない時の対策について、確認していきましょう。
哺乳瓶を使ったミルクの正しい飲ませ方
赤ちゃんが哺乳瓶でミルクをうまく飲めない場合、もしかしたら飲ませ方の問題かもしれません。
まずは、正しい授乳の仕方をおさらいしておきましょう。
【哺乳瓶を正しく咥えよう】
哺乳瓶のニップルの部分を赤ちゃんの唇にちょんちょんと当ててあげると、赤ちゃんは口を大きく開きます。
唇がニップルを覆うよう、深く咥えさせてあげましょう。
哺乳瓶は、赤ちゃんに対して90度の角度になるように咥えさせてあげます。
上体を少し起こすようにして抱いてあげると、赤ちゃんも飲みやすく、吐き戻しも少なくなります。
唇がニップルに巻き込まれ、内側に入っているようなら、赤ちゃんはミルクを正しく飲めていません。
口から哺乳瓶を離し、もう一度やり直してみましょう。
【ミルクが出ているか確認しよう】
哺乳瓶には空気孔がついているタイプの物もありますが、種類によってはないタイプの物もあります。
哺乳瓶の蓋を強く締めてしまうと、哺乳瓶の中に空気が入らないため、出が悪くなり、赤ちゃんがミルクを吸っても出てきにくい状態になっているかもしれません。
ミルクは出やすいか、確認してみましょう。
【ミルクは美味しくできているか確認しよう】
ミルクの分量が合っているか確認してみましょう。
分量が多かったり少なかったりすると、味が落ちてしまいます。
また、赤ちゃんの胃に負担をかけてしまうことも。
ミルクは人肌ほどの40℃が適温ですが、赤ちゃんにとってはミルクが熱すぎたり、ぬるすぎたりしている可能性があります。
温度はなかなか分かりにくいものですが、ミルク用の温度計や、哺乳瓶に貼るだけで適温が分かるシールなどがあります。
そちらを活用し、ミルクが美味しくできているか確認してみましょう。
【ニップルのサイズを確認しよう】
一般的にニップルは
新生児期…SS
1ヶ月~…S
3ヶ月~…M
6ヶ月~…L
のサイズを使用します。
サイズが小さくなっていたり、大きいものを使ったりしていませんか?
また、この月齢通りに使っていても、赤ちゃんには個人差があるため、サイズが合っていないという可能性もあります。
ニップルのサイズを変えることでミルクが飲みやすくなり、上手に飲めることがあります。
哺乳瓶でミルクがうまく飲めない時の対処法
ミルクの飲ませ方が正しいのに赤ちゃんが上手に飲めない場合は、以下の対策をしてみましょう。
【哺乳瓶のメーカーを変えてみよう】
哺乳瓶は、ママのおっぱいの形に近い作りだったり、ニップルが小さめにできていたりと、メーカーによって様々な種類があります。
メーカーを変えてみることで、赤ちゃんが上手に飲める哺乳瓶が見つかるかもしれません。
【ミルクのメーカーを変えてみよう】
ミルクの味も、メーカーによって違いがあります。
もしかしたら、今飲んでいるミルクが赤ちゃんの好みには合っていないという可能性もあるかもしれません。
ミルクはサンプルを貰ったらそちらを試してみたり、少量購入して違う味にしてみたりすると、赤ちゃんが飲んでくれることがあります。
【ベビーマグに変えてみよう】
特に、これまで母乳を飲んでいて、保育園に入園するなど何らかの理由でミルクの授乳が必要になった赤ちゃんは、哺乳瓶をうまく使えなかったり、嫌がったりすることがあります。
ミルクは、必ず哺乳瓶で飲まなければいけないということはありません。
ベビーマグは、生後5、6ヶ月頃から使うことができます。
哺乳瓶で上手に飲めない場合は、そちらで授乳を試してみてもいいでしょう。
哺乳瓶でうまく飲めない混合授乳の赤ちゃんの対策
赤ちゃんが母乳とミルクの混合授乳をしている場合、突然哺乳瓶を嫌がるようになるケースもあります。
もし、哺乳瓶がうまく使えない場合は、以下の方法を検討してみてください。
【スプーンを使ってみよう】
哺乳瓶を嫌がっているようなら、スプーンにミルクを少量すくい、口に含ませる方法もあります。
ミルクをスプーンであげるのもいいですし、搾乳した母乳をスプーンで飲む練習をするのもいいですね。
【完母への切り替えを検討】
ママの母乳が出ていて、ママの負担にならないようでしたら、完全母乳への切り替えを検討してみてもいいですね。
どのように切り替えるといいかは、母乳外来などで相談してみてもいいでしょう。
いつもは哺乳瓶を使うけど急にうまく飲めなくなった時
いつもはミルクを飲めるのに急に飲めなくなった場合、赤ちゃんが体調を崩している可能性もあります。
・便が出ない
・おしっこが少ない(色が濃い)
・顔色が悪い
・吐く
・呼吸が浅い
・せき込みがある
場合は、病院を受診してみましょう。
まとめ
赤ちゃんが哺乳瓶でミルクをうまく飲めない時は、まずは飲ませ方をおさらいしてみてください。
それでも上手に飲めない時は、様々な対策がありますので、試してみてくださいね。