赤ちゃんと外出時の調乳はどうするの?
赤ちゃんとの外出は、慣れないうちは大変ですよね。
特に月齢が低い時期は授乳やおむつ替えの回数も多く、その分荷物も多くなりがち。
赤ちゃんと2人での外出は気が進まない、というママもいるのではないでしょうか。
赤ちゃんとの外出での悩みで多いのが「ミルクの調乳」についてです。
外出中でももちろん授乳は必要ですが「どうやってミルクを作るの?」「温度調節の方法は?」「なにを持って行けば良い?」など、不安がつきませんよね。
そこで今回は、赤ちゃんとの外出時の調乳方法についてご紹介します。
ぜひチェックして、外出時の不安や悩みを少しでも解消してくださいね。
赤ちゃんと外出時の調乳に必要なもの
外出時の調乳に必要な、基本の持ちものをまとめました。
【哺乳瓶&乳首】
外出時は使った後に毎回洗ったり、消毒したりすることができません。
もちろん、1回使った哺乳瓶や乳首を洗わずに再度使うのはNGです。
外出中の授乳回数分、哺乳瓶と乳首を持って行きましょう。
ガラス製の哺乳瓶は重く、何かの拍子に割れてしまう可能性があります。
外出にはプラスチック製のものがおすすめですよ。
【ミルク】
ミルクも授乳回数分持って行きましょう。
粉ミルクは事前に計量し、1回分ずつミルクケースなどに入れておくと便利です。
なかには荷物を減らすために、しっかり乾かした清潔な哺乳瓶に1回分のミルクを入れておく、というママもいました。
キューブやスティックタイプのミルクならかさばらず、外出に向いているかもしれませんね。
【お湯】
ミルク作りには、70℃以上のお湯が必要です。
家でお湯を沸かし、70℃以上を保てる保温効果の高い水筒や、ポットに入れて持ち運びましょう。
【水】
適温まで冷ます時間を省くため、外出時の調乳ではお湯と水の両方を使うのがおすすめです。
持ち運ぶ水には、以下の選択肢があります。
<湯冷まし>
一旦沸騰させて冷ましたものを水筒に入れます。
<赤ちゃん用の水>
調乳に適した水で、ドラッグストアなどで手軽に手に入りますよ。
<市販の水>
市販されているミネラルウォーターには、軟水と硬水があります。
ミネラルが多く含まれている硬水は、赤ちゃんの腎臓に負担をかけてしまう可能性があるため、軟水のミネラルウォーターを選びましょう。
<水道水>
日本の水道水は厳しく管理されているため、調乳にも安心して使えます。
水筒などに入れて持って行きましょう。
赤ちゃんと外出時の調乳方法
外出時の調乳は、以下の手順で行います。
①哺乳瓶に1回量のミルクを入れる
②完成量の半分~2/3位のお湯を入れて溶かす
③水を完成量まで入れてよく混ぜる
入れるお湯や水の割合で、完成するミルクの温度が変わります。
家で何度か練習しておくと、外出時もスムーズにできますよ。
また「赤ちゃんが飲む頃にちょうど良い温度になるように、時間を逆算してお湯のみで作る」という方法もありますが、口をつけていなくても、常温で置いておいたミルクは雑菌が繁殖します。
2時間以内を目安にし、調乳したら早めに飲ませましょう。
赤ちゃんと外出時の調乳を楽にするコツ
赤ちゃんとの外出時の基本の調乳方法をご紹介しましたが、事前の準備や荷物の多さに不安を感じるママもいるのではないでしょうか。
ここでは外出先での調乳を少しでも楽にするコツを、いくつかご紹介します。
【事前に授乳室の有無を調べておく】
場所によっては、調乳用のお湯やウォーターサーバーが完備されている授乳室も珍しくありません。
目的地や手軽に寄れる場所に設備の整った授乳室があれば、哺乳瓶とミルクさえあれば調乳ができますよ。
事前に授乳室の有無に合わせ、用意されているものも調べておけば、かなり荷物を減らせるでしょう。
【途中で調達できるものは持って行かない】
お湯と水は調乳に必要ですが、荷物が重くなる原因でもあります。
飲食店などのなかには、ミルク用のお湯のサービスがある所もあるため、事前に確認しておくと負担が減らせますよ。
また水は手軽に購入できるため、持って行かずに途中で調達するという方法も。
【便利アイテムを活用する】
最近では、使い捨て哺乳瓶や液体ミルクなどの便利アイテムも人気です。
少し値が張りますが、荷物を減らしたり調乳の手間を省いたりできるため、外出時には良いかもしれません。
ただしいつもと違う哺乳瓶やミルクの味を嫌がって、赤ちゃんが飲んでくれない可能性もあります。
外出時に使う前に試してみて、飲めるかどうか確認してくださいね。
赤ちゃんと外出時の調乳の注意点
赤ちゃんと外出時の調乳で気をつけたいのが、衛生面です。
栄養たっぷりなミルクは飲まずに置いておくと、雑菌が繁殖してしまいます。
・1度使った哺乳瓶や乳首は再利用しない
・常温で2時間以上経ったミルクは捨てる
・飲み残しを保管して次の授乳で飲ませない
などを徹底し、赤ちゃんの健康を守りましょう。
まとめ
ミルク育児の場合、荷物の多さや準備の大変さ、外出先での調乳の不安から、お出かけのハードルが高くなりがちです。
しかし慣れや工夫次第で、少しでも負担を減らすことはできますよ。
今回の記事を参考にしながら試行錯誤し、ママにとってやりやすい方法を見つけてくださいね。
今まで以上に、赤ちゃんとの外出が楽しますように。