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ひな人形はママのお下がりでもOK?

ひな人形はママのお下がりはNG

女の子の赤ちゃんが生まれたら、準備をするのが「ひな人形」。

3月3日の桃の節句に飾り、赤ちゃんの健やかな成長を願いますよね。

きっとママも、幼い頃にひな人形を飾って楽しんだ経験があるのではないでしょうか。

もしかしたら、せっかく女の子が生まれたから、ママが大切にしていたひな人形を娘に受け継いで欲しい!…と考えている方もいるかもしれませんね。

 

ところが、ひな人形というのは1人の女の子に1つというのが古くからの習わしなので、誰かに譲るといった行為はあまり好ましくないのだそうです。

それは一体なぜなのか?今回は、ひな人形のお下がりがNGな理由と役目を果たしたひな人形の処分方法についてご紹介します。

 

ひな人形のお下がりがダメな理由

ママが大切に使っていたひな人形。

もったいないから、せっかくならわが子へと引継ぎたいと思うのは当然のことですよね。

しかし、ひな人形のお下がりは避けた方が無難と言われています。

その理由はなぜかというと、ひな人形は本来、生まれてきた赤ちゃんの「お守り」という意味があるからです。

 

昔は今よりも医療が発達していなかったため、小さな赤ちゃんはすぐに病気で亡くなることが多かったと言います。

ひな人形は生まれてきた赤ちゃんの守り神として、様々な災いや疫病から守るとされていたんです。

ですから、ママが使っていたひな人形を生まれてきた赤ちゃんへ引き継ぐということは、厄を引き継ぐことにもなってしまいます。

そのため、1人の女の子につき1つのひな人形を贈るというのが基本なんですね。

 

ママのひな人形はどう処分する?

お下がりがNGとなると、役目を終えたママのひな人形はどのように処分すれば良いでしょうか?

 

【人形供養をする】

一般的には、人形供養をするのがおすすめです。

近くのお寺や人形供養のイベントなどを活用し、役目を終えたひな人形を供養してもらいましょう。

ゴミとして捨てたり、中古品として売ったりするよりも、気持ち的にも晴れやかですよね。

これまでの感謝の気持ちを込めて人形供養をし、改めてわが子には新しいひな人形を贈るようにしましょう。

 

【赤ちゃんのひな人形と一緒に飾る】

汚れや傷がなく、きれいな状態のひな人形であれば、赤ちゃんのひな人形と一緒に飾るというのもおすすめですよ。

赤ちゃんが大きくなったとき、「これがママの大切にしているひな人形だよ」と、幼いころの想い出話に花を咲かせてもいいかもしれませんね。

 

【ママの実家で飾ってもらう】

現在の家では、ママの分と赤ちゃんの分のひな人形を一緒に飾ったり保管したりするスペースがとれないという場合は、ママの実家で大切に保管してもらい、毎年飾ってもらうというのも良いですね。

これを機に、毎年桃の節句の時期に家族で帰省すれば、ママも自分のひな人形に「いつも守ってくれてありがとう」という気持ちを伝えられるかもしれません。

 

将来的に姉妹ができたら…?

1人の女の子に対し、1つのひな人形が望ましいということなら、もし将来的に2人目ができ、それが女の子だった場合はどうしたらいいのでしょうか?

下の子のために、もう1つひな人形を贈るべきなのでしょうか?

 

【コンパクトなひな人形を贈る】

理想は1人の女の子に対して1つのひな人形ですが、そうはいっても昨今の住宅事情では難しい場合もあるでしょう。

そんなときは、下の子にはコンパクトなサイズ感のひな人形を贈るというのも1つの工夫です。

玄関ニッチや飾り棚にちょっと飾っておけるような、おしゃれなコンパクトサイズのひな人形も素敵ですよ。

 

【市松人形を贈る】

2人目の女の子には、ひな人形と並んで飾ることができる市松人形を贈るのもおすすめです。

市松人形は、元来、美しい子に育つように…という願いが込められて贈られたという話もあります。

ひな人形は姉妹で共有し、2人目には市松人形を贈って大事にしてもらえたらママやパパの愛情がより伝わるかもしれませんね。

 

【名前札を贈る】

近年、ひな人形と一緒に飾ることの多い名前札。

木彫りものや織物の旗のようなタイプなど様々ですよね。

予算や保管スペースの関係上、ひな人形も市松人形も贈るのが難しい場合は、このような名前札を選び、毎年ひな人形と共に飾るのも良いでしょう。

姉妹の名前札が飾られれば、より華やかさが増しますよ。

 

まとめ

ひな人形は、本来「守り神」のような意味合いが強いため、今回ご紹介したように、お下がりで使い回すというのは好ましくないとされています。

ママから赤ちゃんへのお下がりだけでなく、姉から妹へ…というのも基本的にはNGということですね。

とはいえ、現代の住宅事情によっては1人の女の子に1つというのは難しい場合もあるでしょう。

そんなときは、役目を終えたひな人形は供養をし、赤ちゃんには新しいひな人形を贈るようにしましょう。

 

また、初めての赤ちゃんが女の子だった場合、将来的に2人目も女の子である可能性を考えて、ひな人形のサイズや保管のしやすさで人形選びをすると良いかもしれません。

女の子の赤ちゃんの幸せを願って飾るひな人形。本来の意味をしっかり理解しながら、大切に扱うようにしましょうね。

この記事を書いたライター

たけだ あおい
たけだ あおい

東京都出身、埼玉県在住。 現在、パートにて事務職の仕事をしながら、在宅ライター、幼稚園児の娘の母と3つの顔を持っています。 毎日ちょっぴり反抗期の娘の子育てに奮闘中!! 働くママという目線から、同じように子育てに悩み、楽しんでいるママたちのためになる情報をお届けしたいと思っています。

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