離乳食におにぎりがおすすめ!
離乳食が始まってしばらくは、主食と言えばおかゆや軟飯、うどんなどですよね。
どれも大人の主食とは別に用意しなければならず、少し手間がかかると感じていたママも多いかもしれません。
離乳食後期になると、メニューにおにぎりを加えてみませんか?
離乳食後期と言えばちょうど手づかみ食べが始まる頃で、食べ物にも興味が出てくる頃です。自分で食べやすいおにぎりはメニューとしてピッタリですね。
離乳食時期のおにぎりを作るポイント、簡単レシピなどの情報をお伝えします。
離乳食におにぎりを取り入れるメリット
手づかみ食べは、食べ物を「目で確かめ」「指でつまんで」「口に運ぶ」という一連の動作の練習に有効的です。
手づかみ食べをスムーズに行うことによって、のちにスプーンやフォークを上手に使えることにつながるようですね。
また、いろいろな種類の具材を使うことで栄養のバランスもとりやすいですし、赤ちゃんも飽きずに食べられます。
そしてママにとっても、主食と副菜両方用意しなくても手軽に作れるのは嬉しいですよね。
離乳食おにぎりの注意点
おにぎりはお米からできているので、お米にアレルギーのない赤ちゃんなら離乳食後期から取り入れることができます。
次の点には注意してください。
【注意点①】
離乳食の進み方と合わせて、ごはんの硬さ(柔らかさ)を変えましょう。
後期なら5倍かゆ、完了期には軟飯くらいが良いでしょう。小さく丸めるより、棒状にして、アムっとかじり取れるようにするのがおすすめです。
【注意点②】
のりで巻いたおにぎり、おいしいですよね。ミネラル補給のためにも取り入れたいものです。
でも、離乳食に取り入れるおにぎりに使う場合は少し注意が必要です。
うまく噛み切れなかったり、喉に張り付いたりする危険があるからです。
きざみのりを使う、フレーク状にしてからまぶす、など工夫してくださいね。
また、味付けのりは味が濃すぎるので、離乳食期間は焼きのりを使いましょう。
【注意点③】
離乳食全般にも言えることですが、衛生面には気を付けましょう。
素手ではなく、ラップなどを使って握るようにします。
ラップを使ったおにぎりの作り方
次にラップを使った小さなおにぎりの作り方も紹介します。
① ラップを広げ、鮭やごまなど具材を混ぜ込んだご飯を横に広げて置きます。
② のり巻きのようにラップでご飯を巻きます。あまりきつく巻きすぎないように。
③ ご飯を細長くまとめたら、右端から適当な大きさのボールができるようにくるくるとラップごと絞るように回していきます。
④ 丸いご飯のボールがいくつかできたら、ラップをそっとはがしていきます。
⑤ コロコロしたサイズのおにぎりのでき上がり。大きさや量は調整してみてくださいね。
手を汚さず衛生的に、簡単に小さな一口大のおにぎりの出来上がりです。
離乳食おにぎりのレシピ
離乳食時のおにぎりは便利で手軽、そしておいしくて、ママの味方ですね。
手軽に作れる離乳食おにぎりのレシピを紹介します。分量などは、家庭の味や好みで適宜調整してくださいね。
【5倍かゆで作る2色おにぎり】
〈材料〉
5倍かゆ 適量
きなこ 適量
きざみのり 適量
〈作り方〉
1. ラップに5倍かゆを広げ、くるくる巻いて小さく丸める
2. ラップを外し、きなこやきざみのりを乗せたお皿の上で転がし、まんべんなく表面に付くようにする
ポイント:きなこときざみのりがおにぎりの表面の水分を吸い取ってくれるため、おかゆでも手づかみしやすいですよ。
【チーズと卵のおにぎり】
〈材料〉
ご飯 適量
プロセスチーズ 適量
ゆで卵(黄身)裏ごし 適量
〈作り方〉
1. 細かくちぎったプロセスチーズと裏ごししたゆで卵の黄身をご飯に混ぜる
2. ラップでおにぎりを作る
ポイント:チーズのカルシウムとたまごのたんぱく質で栄養バランスも良いですね。チーズは塩分が多いので量には注意しましょう。
【かぼちゃときなこのおにぎり】
〈材料〉
ご飯 適量
かぼちゃ 適量
きなこ 適量
〈作り方〉
1. かぼちゃはゆでて裏ごしにしてご飯と混ぜる(市販のかぼちゃペーストでもOK)
2. ラップでおにぎりを作り、きなこをまぶす
ポイント:離乳食食材でおなじみ、素朴な甘みのあるかぼちゃ。きなこと混ぜることでさらに食べやすくなります。ご飯が冷めるときなこが付きにくくなるので注意。
【チキンライスのおにぎり】
〈材料〉
ご飯 適量
鶏ミンチ 適量
玉ねぎ 適量
ケチャップ 少量
〈作り方〉
1. みじん切りにした玉ねぎと鶏ミンチにしっかり火を通す
2. 1をご飯と混ぜ、ケチャップで味付けする
3. ラップでおにぎりを作る
ポイント:ミンチを使うと食べやすく、小さいおにぎりでも形作りやすいです。
まとめ
今回紹介したレシピ以外でも、離乳食時期に使える食材を組み合わせておにぎりにしてみてくださいね。
夕ご飯の煮物を一部取っておいて、翌朝細かく刻んておにぎりの具材にすれば無駄がありません。
きなこやおかかをまぶしたり、焼きおにぎりにすると手づかみでも食べやすく、のり無しでも大丈夫ですよ。