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離乳食期の手づかみ食べの上手な進め方

離乳食の手づかみ食べのじょうずな進め方

離乳食の手づかみ食べは悩みも多い

個人差はありますが、9ヶ月頃、離乳食後期になってくると手づかみ食べをスタートする赤ちゃんが増えてきます。

 

これまで赤ちゃんは目で見たり、口で食べて味を感じたりして食べ物や食事を理解してきました。
それに加えて自分の手で触ることで、柔らかさや手触りの違いを手の感触で理解することになります。

 

手で触れることは新しい刺激になり、指先の発達にもつながります。
また、自分自身の手で口に入れることで食べる意欲にもつながるなど、手づかみ食べにはメリットがたくさんあると言われています。

 

自分で食べたい気持ちが出て、食べられるようになるのは嬉しい成長です。
たくさんさせてあげたいけれど、その反面、赤ちゃんが手づかみ食べをするようになるとママの負担はぐっと増えてしまいますね。

 

できるだけママの負担を減らして、イライラせずに手づかみ食べを進めるにはどうしたら良いでしょうか。
手づかみ食べの上手な進め方を一緒に見ていきましょう。

 

上手な進め方①食べこぼし対策

赤ちゃんの離乳食の手づかみ食べの最大の悩みと言えば、食べこぼしで汚れることだと思います。
赤ちゃんが自分で食べると、ママやパパがスプーンで口に運んであげていたときに比べ、とにかくテーブルも床も汚れてしまいます。

 

離乳食を作って、なんとか食べさせたと思ったら、食べこぼしの掃除…考えただけで気が重くなります。
離乳食の回数が増えてきた時期ですから、なおさらですね。

 

赤ちゃんがこぼさないようにする対策は残念ながら難しいのが現状。こぼしたときの片づけや洗濯の手間をいかに減らすかがカギになります。

 

【床の食べこぼし対策】
離乳食を食べる前に床にビニールシートや新聞紙を敷いておくと、床の掃除がグッと楽になります。

 

より手間が少なくておすすめなのは新聞紙。使い捨てはもったいない気もしますが、ビニールシートを毎回拭いてお手入れするよりも時短になりますよ。

 

【テーブルの汚れ対策】
テーブルにシリコンマットを敷いておくと丸めて洗えて便利。

 

また、赤ちゃんが離乳食を食べる前に、テーブルにラップを敷いておく方法もおすすめです。
食事が終わったらはがして捨てられますよ。

 

また、ちょっと目を離した隙にお皿ごとひっくり返してしまうということも。汚れるし、離乳食は無駄になるし、絶対に避けたいものです。
対策としては吸盤でテーブルにくっつく食器や、シリコンマットにお皿が一体化した製品が役立ちます。
赤ちゃんがひっくり返せないことを理解してくれるといいですね。

 

上手な進め方②洋服の汚れ対策

手づかみ食べの時期は、襟元や袖口が汚れがち。手づかみで手が汚れてしまうと、洋服で拭いてしまうというのも赤ちゃんにはよくありますよね。

 

離乳食のたびに着替えて、シミ抜きをして洗濯ではママの身が持ちません。まずは、汚れても良い恰好で手づかみ食べをしましょう。

 

【服の汚れ対策】
離乳食用の防水性のエプロンや、スモック、袖付きのエプロンスタイなどを使って汚れてもいいようにしましょう。

 

中にはエプロンやスタイを嫌がる赤ちゃんもいます。そんなときには、食事用の服として汚れても良い服を用意するのも一案です。
ちょっともったいない気もしますが、赤ちゃんの服はサイズアウトも早いものです。「この服は汚れてもいい」と割り切ってしまいましょう。

 

【手の汚れ対策】
手づかみ食べをすると、どうしても手がベタベタしてしまい、赤ちゃんが不快に感じることがあります。
そうするとつい、洋服で手を拭いてしまいがち。

 

大きめのタオルなどを濡らしてお手拭きを用意してあげましょう。
ただし、手に食べ物がつくたびに拭く必要はありませんし、むしろしないようにしましょう。

 

上手な進め方③手づかみ食べしないとき

手づかみ食べが成長や、指先の感覚の発達に役立つということはよく知られてきています。
そうなると逆に、赤ちゃんが手づかみ食べを全然しなくて心配ということもあるかもしれません。

 

ですが、発達や離乳食の進み方には個人差が大きいので、まずは心配しすぎず、神経質になりすぎないようにしましょう。

 

その上で、手づかみ食べがなかなか進まないときにはこんな方法も試してみましょう。

 

【手づかみしたくなるメニューにする】
温野菜をハートや星型に抜いたり、おにぎりに海苔で目や鼻をつけてみるなど、見た目で気を引いてみましょう。

 

また、パン粥が好きなら細切りトーストやサンドイッチなど、赤ちゃんが好きな食材からスタートしてみるのもおすすめ。

 

【パパやママが手づかみ食べをしてみせる】
食べ物に関心が高かったりして、自分から触りたがる子もいます。
ですが、赤ちゃんがあまり関心がなかったり、手でつかんで食べていいと言うことが分かっていないと、自分ではしないこともあります。

 

そんなときは、野菜スティックなどをママやパパが手で持って、赤ちゃんの前で食べてみましょう。
大人の真似をするのが好きな赤ちゃんには効果てきめん!なんてことも。

 

手づかみ食べの時期を乗り切ろう

成長に良いと分かってはいても、手づかみ食べの時期は正直ほかのことの負担も大きくて、いっぱいいっぱいというママも少なくないですよね。

 

ですが、離乳食は毎日のこと。少しでもストレスが減るようにできるだけ負担が少なくてイライラしない方法を探してみましょう。
長い目で見れば、手づかみ食べの期間は長くありません。なんとか上手に乗り切りましょう。

この記事を書いたライター

野田 乃梨子
野田 乃梨子

子どもの頃から転勤族で、今は人生13回目の引越しを終えたところ。 12歳、10歳、3歳、3児の母です。結婚前に編集者をしていた経験から、今は在宅でライターをしています。 年の差兄妹の子育てにてんてこまい!の毎日ですが、赤ちゃんと一緒に育児に奮闘中のママの参考になる情報をお届けできたら嬉しいです。 趣味はフェルトでおままごとを作ること。絵本や舞台も大好きです。

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