離乳食にヨーグルトがおすすめ
離乳食が始まると、赤ちゃんによっては便秘になってしまうことがあります。
これは、母乳やミルクの量が減るので水分摂取量が低下したり、腸の働きが未熟であることが原因であることも多く、心配し過ぎる必要はありません。
ただ、お腹が張っていたりガスが溜まっていると赤ちゃんも不快ですし、なんとか解消してあげたくなりますよね。
そんな時におすすめなのがヨーグルトです。
「便秘の時はヨーグルト」というイメージを持っているママも多いのではないでしょうか。
でも、赤ちゃんにヨーグルトを食べさせても良いの?アレルギーは大丈夫?と心配な点もありますね。
今回は、赤ちゃんにヨーグルトを与える場合のポイントや、手軽においしく作れる離乳食レシピをご紹介します。
離乳食に取り入れる際の注意ポイント
ヨーグルトと言えば、乳酸菌が豊富で体に良いというイメージがありますよね。
でも、同じように体に良いイメージのはちみつは、1歳未満の赤ちゃんに与えることはできません。
ヨーグルトを赤ちゃんに与える際にも注意すべき点があるのでしょうか?
離乳食に取り入れる際の注意ポイントをまとめてみました。
【いつから与える?】
ヨーグルトは発酵食品で消化が良いため、牛乳アレルギーなどに問題がない赤ちゃんの場合は「離乳食中期から」が目安となります。
赤ちゃん用として作られているヨーグルトの中には生後6ヶ月から大丈夫なものもありますね。
【1日の目安量は?】
ヨーグルトは乳製品ですので、他の乳製品(ミルクや母乳など)と合わせた量が1日の目安となります。
離乳食の進み具合に合わせて調整しましょう。
【冷たいままで良いの?】
大人の場合は、冷蔵保存しておいたヨーグルトを食べることが多いですよね。
でも赤ちゃんのお腹は冷たいヨーグルトにびっくりしてしまうかもしれません。
ヨーグルトをそのまま与える場合は、少し常温に戻してから与えるようにしましょう。
【加糖?無糖?】
加糖のヨーグルトは、そのままデザートとして与えることができるので手軽ですね。
でも離乳食時期の赤ちゃんに与える場合は無糖ヨーグルトを選ぶほうが良いでしょう。
酸味のあるヨーグルトは、そのままだと嫌がる赤ちゃんもいますから、離乳食のアレンジメニューに上手に取り入れてみましょう。
【アレルギーは大丈夫?】
離乳食にも応用できるヨーグルトですが、乳製品であるためアレルギー反応には注意しましょう。
他の離乳食食材と同じく、最初は少量から与えていきます。
万が一なんらかのアレルギー反応が出た時にもすぐ受診できるように、平日午前中から始めるようにしましょう。
家族に乳製品などのアレルギー疾患がある場合、最初のひとくちを与える前にかかりつけ医師に相談してみると安心ですね。
ヨーグルトの離乳食おすすめメニュー
ヨーグルトを使った離乳食メニューをご紹介します。いろいろアレンジしてみてくださいね。
【バナナヨーグルト(中期)】
〈材料〉
バナナ
無糖ヨーグルト
〈作り方〉
1. バナナは下でつぶせるくらいの粗さにすりつぶす
2. ヨーグルトと混ぜる
ポイント:りんごやいちごなど好みのフルーツを使ってもおいしいです。さつまいもやカボチャのペーストとも合いますよ。
【きなこヨーグルト(中期)】
〈材料〉
きなこ
無糖ヨーグルト
〈作り方〉
1. きなことヨーグルトをよく混ぜる
ポイント:たんぱく質と食物繊維を多く含むきなこも離乳食に取り入れたい食材です。ヨーグルトと合わせると粉っぽさがなくなって食べやすくなります。
【ヨーグルトサンド(後期)】
〈材料〉
食パン(サンドイッチ用)
無糖ヨーグルト
ブロッコリー穂先
かぼちゃペースト
〈作り方〉
1. ブロッコリーは細かく切って柔らかくゆで、冷ましておく
2. 1とヨーグルトを混ぜてすりつぶす
3. かぼちゃペーストとヨーグルトを混ぜる
4. 食パンに2を塗り、サンドして赤ちゃんが持ちやすいサイズに切りそろえる
5. 3も同様
ポイント:グリーンとオレンジの2色がおしゃれなサンドイッチです。ロールサンドにしても良いですね。
【ヨーグルトケーキ(完了期)】
〈材料〉
食パン(サンドイッチ用)
無糖ヨーグルト
いちご
ベビーぼうろ
〈作り方〉
1. ざるにキッチンペーパーを敷きヨーグルトを乗せ、ボウルに乗せる
2. ラップをして冷蔵庫で2~3時間置き、水切りヨーグルトを作る
3. 食パンに水切りヨーグルトといちごスライスを乗せて重ねていく
4. 表面も水切りヨーグルトといちご、ベビーぼうろでデコレーションする
ポイント:ファーストバースデーケーキとしておすすめのヨーグルトケーキ。水切りヨーグルトは生クリーム代わりとして使えます。
まとめ
ヨーグルトは手軽に使える食品です。
デザートとしてだけでなく、サンドイッチやパンケーキなどの離乳食メニューでも大活躍してくれます。