離乳食で鮭はいつから使える?
秋に旬を迎え、スーパーでも手軽に購入できる鮭。離乳食にはいつから使えるのかご存じですか?
鮭は赤い色をしていますが、実は白身魚。
白身魚なら初期から食べられるのでは?と思われがちですが、鮭は脂が多い魚なので離乳食中期から使用することができます。
クセが少なく食べやすい鮭ですが、どのように鮭をあげればいいのか悩むこともあるでしょう。
今回は、離乳食に鮭を使用する際の注意点や離乳食期別のレシピを紹介するので参考にしてくださいね。
離乳食で鮭を使用する際の注意点
離乳食中期から使用できますが、鮭を離乳食に使用する際の注意点を見ていきましょう。
【注意点①生鮭を選ぶ】
離乳食で使用する鮭は、生鮭を選びましょう。
スーパーで多く並んでいる塩鮭は、赤ちゃんには塩分が強いため使用できません。
生鮭は”ムニエル用”などの名前が付いて売られていることもあるので購入する際に、確認してみましょう。
また、鮭の缶詰を使用する際には、水煮缶を選び湯通しすれば使用できます。
しかし、鮭フレークは塩分が強い、調味料や添加物が含まれているので、離乳食期の赤ちゃんには避けた方がいいでしょう。
【注意点②脂が少ないものを選ぶ】
離乳食に使用する鮭は、脂の少ないものを選びましょう。
切り身などの表面が、虹色にテカテカと光っているものは脂が多いので購入する際に確認してくださいね。
【注意点③少量から与える】
鮭は、アレルギー表示推奨の20品目の1つです。
比較的アレルギーを起こしやすい食品なので、鮭を初めて与える際は小児科の開いている午前中に与え、体調や皮膚に変化がないか様子をみましょう。
【注意点③保存方法】
生鮭を購入すると、離乳食期の赤ちゃんは使い切れないこともあるでしょう。
傷みやすい魚は、生の状態か新鮮なうちに加熱調理をして冷凍保存がおすすめです。
食べやすい大きさにほぐして冷凍し、冷凍保存した鮭は、1週間以内に使い切りましょう。
離乳食期別おすすめ鮭のレシピ
離乳食期別におすすめの鮭のレシピを紹介します。
【離乳食中期:鮭のだし煮】
ほかの野菜を使用したり、だしをコンソメに変えて洋風にしたりとたくさんアレンジができるレシピです。
1.じゃがいも、にんじんを大きめのみじん切り、グリンピースは半分に切る
2.鮭を沸騰した鍋に入れて火を通し、骨を取り除いてほぐしておく
3.鍋に水80mlとだし、1の野菜を入れて野菜が柔らかくなるまで煮る
4.3と2を混ぜ合わせて粗熱をとる
野菜とは別に鮭を茹でることで、鮭を他の料理に使用したり冷凍保存もできますよ。
【離乳食中期:鮭の豆乳スープ】
たくさんの野菜が取れるレシピです。
1.大根、にんじん、さつまいもの皮を剥き、みじん切りをする
2.ほうれん草を下茹でし、みじん切りにする
3.鍋にだし、1の野菜、鮭を入れて煮る
4.3を取り出し鍋の煮汁を50mlに調整する
5.4にすべての具材を入れ、豆乳を加えて弱火で3分ほど煮る
たくさんの野菜もとれ、お粥やパン粥、スープとしても使用できます。
鮭を鍋に入れる際は、骨が入らないように気をつけましょう。
【離乳食後期:鮭の炊き込みご飯】
炊飯器で手軽にできる炊き込みご飯はいかがでしょうか。
1.にんじんをみじん切りにする
2.小松菜の葉先を茹でてアク取りをしてからみじん切りにする
3.お米を研いで目盛りまで水を入れる
4.醤油、酒、みりん、顆粒だしを入れて混ぜる
5.3に1と皮と骨を取り除いた鮭を乗せて炊飯する
6.鮭をほぐすように混ぜ、2を入れて混ぜ合わせる
大人もおいしく食べられ、冷凍保存も可能です。
大根などの野菜を入れてのアレンジもおすすめです。
【離乳食後期:鮭ポテト】
手づかみ食べにおすすめのレシピです。
1.じゃがいもを水洗いしてラップに包んで600Wで6分チンする
2.1をマッシュし、にんじんは茹でてみじん切りにする
3.鮭は茹でて皮と骨を取り除いておく
4.123をすべてボールに入れて混ぜる
5.フライパンで両面2分ほど焼く
多めに作って1食分ずつラップして冷凍保存も可能です。
レンジで解凍可能ですが、熱くなるので粗熱をとってから与えるようにしましょう。
【離乳食後期:鮭のグラタン】
大人も思わず食べたくなる鮭のグラタンもいいですよ。
1.じゃがいもの皮を剥き、食べやすい大きさに切って柔らかくなるまでチンする
2.玉ねぎをみじん切りにし、鮭は皮と骨を取り除いておく
3.玉ねぎと鮭をフライパンで火が通るまで炒め、小麦粉を入れて焦げないように炒める
4.3がまとまってきたら少しずつ牛乳を入れてとろみをつける
5.1をグラタン皿に入れ、4とチーズを乗せてトースターで焦げ目がつくまで焼く
塩コショウと量を調整すると、大人も食べられます。
同じものが食べられると、子どもも喜んでくれるかもしれませんよ。
まとめ
鮭は、離乳食中期から使用できて手に入りやすい魚です。
また、冷凍保存にも向いているので、生の状態か加熱してから冷凍保存がおすすめです。
離乳食に使用する鮭は、注意点をしっかりと確認して購入しましょう。