離乳食は冷凍保存を活用すると便利!
離乳食はまだ1回に食べる量が少ないので、毎食少量を作るのはとても大変ですよね。 しっかり作っても必ず食べてくれるとは限らないので、離乳食作りが負担に感じるママもいるでしょう。
できることなら、一度にたくさん作って小分けにして保存しておきたい、と考える方も多いのではないでしょうか。 そんな方におすすめなのが離乳食の冷凍保存。 まとめて作って冷凍しておけば、毎食作る手間も省け、メニューのバリエーションも増やすことができます。
そこで今回は、離乳食の冷凍保存をする方法から冷凍保存したものの食べ方などについて詳しくご紹介いたします。
離乳食の冷凍保存におすすめの食材
離乳食を冷凍保存する際は、どのような食材が向いているのか気になりますよね。 食材によっては向いていないものもありますので注意しましょう。 まずは、離乳食の冷凍保存におすすめの食材からご紹介します。
【代表的な冷凍保存におすすめの食材】
・おかゆ
・麺類
・茹でた野菜
・魚
・肉
【冷凍保存する食材を選ぶコツ】
冷凍保存には、使う頻度の高い食材がおすすめです。 よく使う食材であれば、短い期間で使い切ることができますし、食材同士を組み合わせてアレンジすることも可能だからです。
また、冷凍保存できる食材は、水分や油分が少ないものを選ぶようにしましょう。 野菜のなかでもきゅうりなど水分量が多いものや、マヨネーズなど油分が多いものを使って調理すると、解凍した時に味が落ちてしまうこともあります。
ほかにも、豆腐やゆで卵など、冷凍には不向きな食材と言われています。 しかし、これらの食材も調理方法によっては美味しく食べられる場合もありますので、色々工夫してみるといいかもしれませんね。
離乳食の上手な冷凍保存方法
赤ちゃんが口にする離乳食ですから、衛生面に気を付け、美味しく食べられるよう気を遣って調理しましょう。 ここでは離乳食の上手な冷凍保存方法についてご紹介します。
【①保存容器はしっかり洗って清潔にする】
保存容器そのものに菌が付着している恐れもあるため、しっかり洗って乾燥させてから使いましょう。 一度熱湯消毒しておくと安心です。
【②食材は調理後に粗熱をしっかりとる】
食材は、なるべく鮮度の良いものを使うようにしましょう。 調理後は、粗熱をしっかりとってから保存容器に移すようにします。しっかり冷ましてから保存することで、菌の繁殖を防ぐことができます。 冷ます時は2時間以上室温に放置しないようにします。
【③密閉容器に入れて冷凍保存した日を書いておく】
保存の際は、密閉容器に入れて空気を抜き、できるだけ平らにして保存しましょう。 その際、食材の名前や冷凍保存する日を容器に記入しておくと便利です。 離乳食の場合の保存期間は、水分量が多いため、およそ1週間を目安にします。 また、葉物は根菜よりも鮮度が短いため、早めに食べきるようにしましょう。
冷凍保存した離乳食を食べる際の注意点
続いて、冷凍保存したものを食べる際はどのような点に注意したらいいのでしょうか。
【自然解凍しない】
大人の食材では自然解凍を活用する方も多いですが、雑菌の繁殖を防ぐために離乳食の場合はやめましょう。
【しっかり中まで再加熱する】
電子レンジや小鍋を使用し、中までしっかり加熱し(目安は75度)、それを再度冷ましてから使います。電子レンジで加熱した場合は、加熱ムラができることがあるので、レンジにかけた後もしムラがあれば一度レンジから出してかき混ぜてから再度加熱しましょう。
【再冷凍しない】
大人の食材も同様ですが、赤ちゃんが食べる食材なので鮮度にも気をつけたいですよね。 1度解凍したら使い切るか、残ってしまったら処分するようにしましょう。
【保存期間を過ぎたら離乳食用としては使わない】
便利だからといってたくさん食材を冷凍保存すると、保存期間中に使い切るのが難しい場合もありますよね。 1週間を過ぎた食材は、大人用に使うか、それでも残る場合は処分しましょう。
離乳食の冷凍保存に便利なアイテム
離乳食の冷凍保存は少量ずつ保存するため、小分けにできるような容器を使うと良いでしょう。 冷凍保存にあると便利なアイテムをご紹介します。
【製氷皿のようなブロックトレー】
離乳食は1回の食事が少ないため、製氷皿のように小分けになっているブロックトレーが便利です。 蓋つきの容器であれば、水分量の多い離乳食も冷凍庫内でこぼれてしまう心配もいりませんね。
【小分け用パック】
1度に食べる量が増えてきたら、ブロックトレーよりも小分け用パックの方がおすすめです。 大きさも色々あるので、容量100mlのパック型を選ぶと、作る量の目安にもなりますし便利です。 小分け用パックに入れたまま加熱し、容器に入ったそのままの状態で食べることができるアイテムもあります。
まとめ
赤ちゃんの離乳食作りは毎日だと大変ですよね。まだ1度に食べる量が少ないと、その分だけ作るのが負担になってしまうことも。 少しでも負担を減らすために、冷凍保存を上手に活用しましょう。
冷凍保存に向いている食材もあれば、向いていない食材もありますので、献立を考えながら冷凍すると食材が無駄になることも少なくなります。 冷凍保存する方法や解凍するときの注意点に気をつけながら、離乳食作りに役立ててみてはいかがでしょうか。