手作りパンを離乳食にするメリット
離乳食の中でも手軽なのがパン食です。パン粥はすぐに作れますし、持ち運びにも便利。育児や家事で忙しいママは助かりますね。
ただ、パンを離乳食にする場合には注意が必要です。パンにはイーストフードや乳化剤など添加物が含まれており、まだ胃腸の弱い赤ちゃんには刺激が強すぎるのです。
そんなときには、手作りのパンに挑戦してみるのはどうでしょう。
【手作りのパンにはメリットがたくさん!】
・ホームベーカリーを使えば簡単に作れて、寝る前にスイッチを押しておけば朝には完成
・手作りすれば原材料も自分で選べる
・好みの味の離乳食用パンが作れる
今回は、赤ちゃんの離乳食に最適な簡単手作りパンの作り方、おすすめレシピをご紹介していきます。
包丁いらずで離乳食になるちぎりパン
手でちぎって分けられるちぎりパンも離乳食の手作りパンに最適です。食パンの様に包丁で切ったり、目安料の分だけ取り分けなくても、包丁いらずでちぎって離乳食が作れるのです。パン耳を取り除く手間がいらないので、パン粥を作る際にも便利です。
ちぎりパンはホームベーカリーはもちろんの事、炊飯器でも作る事ができます。
【基本のちぎりパンのレシピ】
《材料》
強力粉250g
砂糖17g
イースト3g
粉ミルク20g
《作り方》
①ボールに材料を入れてこねる
②粉ぽさがなくなるまでこねたら、1時間ほど室温で発酵させる
③指で押して生地が戻ってこなければOK
➃好みの大きさに分けながら炊飯器に入れていく
⑤炊飯器で保温し10分発酵させ、終わったらすぐに炊飯スイッチを押して仕上げる
バターと牛乳を使わず、粉ミルクで代用する方法もおすすめです。
ちぎりパンは他の素材とブレンドしたり、パン1つ1つで味を変える事ができる為、赤ちゃん用と家族で食べる分が一気に作れて、冷凍保存も可能です。
離乳食後期から可能なスティックパン
スティックパンは赤ちゃんの小さな手でつかんで食べられる様に形成できるので、自分の手でパンを食べるという食の体験ができる上に咀嚼の練習にもなります。
野菜ジュースや果物ジュースを混ぜて作ると、いろんな味が楽しめます。
生地作りを前日の夜にして冷蔵庫で発酵させておけば、朝に好きな細さにカットしてトースターで焼くだけで完成です。
【基本のスティックパンのレシピ】
《材料》
強力粉40g
薄力粉10g
さとう2.5g
イースト0.5g
水35cc
《作り方》
①材料をポリ袋に入れて混ぜ合わせる
②冷蔵庫に入れて発酵させておく
③生地を伸ばして好きな大きさにカット
➃180度で15分程焼く
冷めても固くなりすぎないのでおでかけのおやつにも便利。そのまま食べる場合は3回食になってからが目安です。
離乳食後期から食べられるパンケーキ
パンを焼くとなるとどうしてもハードルが上がってしまう場合には、パンケーキも立派な離乳食になります。
ホットケーキミックスを使うとフライパン1つで簡単にできる為、忙しい朝にもピッタリです。
フワフワに仕上げるには絹ごし豆腐を加えるのがポイント。
【基本のパンケーキのレシピ】
《材料》
絹ごし豆腐100g
卵1個
メイプルシロップ小さじ1
牛乳110cc
ホットケーキミックス200g
《作り方》
①絹ごし豆腐は木べらなどを使って滑らかになるまで潰しておきます。
②ホットケーキミックスと牛乳、卵を混ぜ合わせたら、絹ごし豆腐を加えて、フライパンで焼きあげます。
ホットケーキミックスには添加物が含まれている為、無添加にこだわったものを選びましょう。
離乳食後期は生後7ヶ月頃にあたりますが、赤ちゃんの胃腸はまだまだ添加物に対して刺激を感じてしまいます。
ホットケーキミックスは1つの材料だけでパンケーキが作れますが、使用する場合は原材料を厳しくチェックして下さいね。
フワフワのパンケーキならば普段のパンとの違いを出せる上に、上の子達のおやつにもなります。
離乳食としてはあくまでもシンプルに作るのですが、トッピングを工夫する事で家族みんなで楽しめるのも嬉しいポイントです。
離乳食にパンを作る時の注意点
離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃にパンを手作りする場合は、塩を入れずに作る事がポイントになります。手作りする場合は自分で原材料を決められるので、塩を含まないシンプルなパンを焼きあげましょう。
また、パン粥にするのか、そのまま食べさせるのかによって、作るパンも変わってきます。もちろん、塩も野菜ジュースも含まないシンプルなスティックパンを作って、パン粥に使う事も可能です。せっかく手作りするのですから、形やメリットを生かしながら離乳食に取り入れたいですよね。
まとめ
今回ご紹介した手作りパンレシピは、離乳食にも良いですし、アレンジを加えて家族でも楽しめるのもおすすめのポイントです。例えばちぎりパンやスティックパンにペッパーやチーズをプラスすればパパのおつまみにもなりますよ。
ちぎりパンやスティックパン、パンケーキそれぞれ簡単に作る事はできますが、離乳食を始めてどれくらいなのかも判断材料になります。
手作りするならば、自由に作れるメリットを生かして赤ちゃんの成長に合わせたパンを完成させましょう。