離乳食にしらすを使えるのはいつから?
しらすはたんぱく質、鉄分、カルシウムなどがたっぷりの海の幸食材ですね。赤ちゃんにとっても離乳食初期から食べられる身近な食材です。また、すりつぶしやすいので調理も簡単。ママととっても使いやすい食材だと言えるでしょう。
今回はそんな栄養満点のしらすを離乳食に取り入れる時のポイントをご紹介しながら、おすすめのレシピを時期別にご紹介します。
離乳食にしらすを使う時のポイント
離乳食にしらすを使う時には次のような点に注意しながら調理しましょう。
【ポイント①塩分を抜く】
しらすには塩分が多く含まれており、赤ちゃんに食べさせるには事前に塩分を抜いてあげるのがポイントです。
塩分を抜くには次のような3つの方法があります。
1.茹でる
鍋にお湯を沸かし、しらすを入れて1分ほど茹でます。その後ざるにあげて水分を切れば、しっかりと塩分が抜けます。
2.湯通し
しらすが少量であれば、湯通しする方法がおすすめです。器に入れたしらすをお湯に浸し、その後ざるにあげて水分を切りましょう。
3.レンジで加熱
より時短で済ませるのであれば、レンジを使う方法もあります。しらすと水を耐熱の器に入れ、ラップをしてレンジで1~2分加熱し水分を切ることで塩分が抜けます。
【ポイント②アレルギーに気を付ける】
しらすにもまれにアレルギー反応が出る場合があるというのご存じでしょうか。しらすは実はイワシの赤ちゃんで青魚に分類されます。そのため、中にはアレルギー反応が出る子もいるかもしれないのです。
また、しらすの中に小さなエビなどが混じっていることもあるので、甲殻類アレルギーの子も反応してしまうことがあります。アレルギー症状は食べて1時間以内に出ることがほとんどなので、初めての時はひと口から食べさせ、1時間は様子を見ましょう。
【ポイント③鮮度に気を付ける】
しらすは鮮度が落ちるのが早いので、選ぶときにはできるだけ新鮮なものを選ぶことが大切です。鮮度の見分け方は色と形がポイント。色は白く透き通ったようなもの、形は崩れていないものを選ぶといいでしょう。
【離乳食期別】おすすめのしらすレシピ
しらすを使った離乳食のおすすめレシピを、離乳食の時期別にご紹介します。
【離乳食初期:しらすのペースト+10倍かゆ】
離乳食初期におすすめのメニューは10倍かゆの上にしらすのペーストを乗せたもの。しらすのペーストを作っておけば、他にもパンがゆの上に乗せたり、豆腐の上に乗せたりなどアレンジできますよ。
1.しらすの塩分を抜く
2.少しずつお湯を加えながら、しらすをすりつぶす
3.10倍かゆの上にすりつぶしたしらすを乗せたら完成
しらすペーストをたくさん作っておきたい場合は、ブレンダーなどを活用してもいいですね。冷凍保存して置く場合は製氷機などに1回分ずつ入れて置き、冷凍します。保存の目安は1週間くらいです。
【離乳食中期:しらすと野菜のとろとろ煮】
食べられるようになった野菜としらすを組み合わせて、とろみをつければ赤ちゃんも食べやすいメニューができあがりますよ。
1.大根やニンジンを食べやすい大きさにカットし、小松菜などの葉物野菜は葉の部分をみじん切りにする
2.1の野菜を鍋に入れ、赤ちゃん用のだし汁で柔らかく煮る
3.塩分抜きをしたしらすを細かく刻み、2の鍋に入れて混ぜる
4.火を止め、水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成
野菜は大体5㎜角にすると、食べやすいです。大根やニンジン以外にも食べられる野菜があれば、入れてアレンジしてみましょう。
【離乳食後期:しらす入りオムレツ】
卵や牛乳にアレルギーがなければ、手軽に作れるオムレツに挑戦してみましょう。
1.ニンジンや玉ねぎなどの野菜を柔らかく茹で、食べやすい大きさにカット
2.ボウルに卵を割りほぐし、1の野菜と塩抜きしたしらす、牛乳を入れ混ぜる
3.フライパンに油をひき、焼いたら完成
卵にはしっかりと火を通しましょう。
【離乳食完了期:しらすと豆腐のおやき】
離乳食完了期のメニューとして、手づかみで食べられる、しらすと豆腐のおやきレシピをご紹介します。
1.かぼちゃやニンジンなど、好きな野菜を柔らかく茹で、食べやすい大きさにカット
2.豆腐を水切りし、崩しながら1の野菜と一緒にボウルで和える
3.塩抜きしたしらすを2に入れ混ぜる
4.片栗粉を入れ、生地をまとめる
5.アルミホイルの上に4をスプーンの1さじ分くらいを広げて置く
6.トースターで5分くらい焼いたら、ひっくり返して裏面も5分程度焼く
7.キッチンバサミなどで食べやすい大きさにカットしたら完成
好きな野菜を入れて作ってみてくださいね。おやつメニューとしてもおすすめですよ。
まとめ
調理がしやすく、含まれる栄養も豊富なので、ぜひ離乳食に取り入れたいしらす。塩抜きをすること、またアレルギーや鮮度などに気を付けながら、さまざまなメニューにしらすを取り入れてみてくださいね。