子育て中に賢く貯金するために
赤ちゃんが産まれて、つい子どものためにあれこれ買ってあげたくなるかもしれません。
また、日々の生活費も思った以上にかかり、貯金がなかなかできないという方も多いのではないでしょうか。
貯金をしないといけないと分かっていても、現実的には難しい場合もありますよね。
そこで今回は、子育て中に賢く貯金する方法をご紹介いたします。
子育て世帯が貯金しやすいタイミング、簡単に続けられる貯金のコツを知って、今から早速取り組んでいきましょう。
子育て世帯が貯金しやすいタイミング
貯金の目的は家庭によって様々ですが、子育て中ならまずは養育費・教育費を目的にする方がほとんどではないでしょうか。
子どもにかかるお金以外にも、住宅取得の資金・老後資金・病気や災害への備えなどが挙げられます。
このように大きな金額が必要な場合、普段の収入だけで賄うのは現実的ではなくやはり貯金が必要です。
毎月コツコツ貯金するのが理想ですが、もっと効率的に貯金するならタイミングも重要。
それでは、子育て世帯が貯金しやすいタイミングについてみていきましょう。
【幼児期】
教育費がもっともかかるのは大学ですが、まだ先のこと、と考えている方もいるかもしれません。
ですが、まさに今が貯めどきと言ってもいいくらい、できるだけ早くから貯金に回すのが成功の鍵です。
幼児期は出費を親がコントロールしやすいですが、ある程度大きくなると、食費や衣類、お小遣い、欲しいものや習い事などの選択肢が増えていきます。
子どもの成長は嬉しいですが、成長するにつれて出費が増えるというのが現実です。
そう考えると、まだ赤ちゃんの頃からコツコツ貯金していくのが賢い方法と言えるでしょう。
【中学校に入学するまで】
子どもが小学校に入学すると、今よりも働く時間が増えるので貯金しやすいタイミングとも言えるでしょう。
中学校以降は意外とあっという間で、高校受験や大学受験なども考えるとかなりの金額が必要になります。
これからもっとも大きな出費の波が来ることを踏まえ、今までよりもさらに貯金を意識すると良いでしょう。
【子どもの独立後から定年退職するまで】
最後に貯金ができるタイミングとしては、子どもの独立後です。
といっても、20年ほどでその時期はやってくるので、先を見据えた貯金の仕方、働き方を今のうちから意識しておきましょう。
以上が効率的に貯金できるタイミングですが、大きな出費がある時期は家庭によって様々です。
この全てのタイミングで貯金できるのがベストですが、家族構成や教育方針が家庭によって異なるので一概には言えません。
あくまでこの時期を意識しておいて、無理なら他のタイミングで貯金するなどして補うことが大切です。
子育て中でも簡単に続けられる貯金のコツ
貯金をするなら無理なく続けるのが成功のポイントです。
では、どうすれば簡単に続けられるのでしょうか。
【コツ①口座を分けて管理する】
貯金できている多くの家庭は、生活費(振り込みなど支払いに使用)・教育費・住宅資金・老後資金などの目的によって口座を分けて管理しています。
これは、目的別にどれだけ貯金できているかを明確にするためです。
「なんとなく、お金が足りていない」と考えると不安になりますが、それぞれの目的別にあとどれくらい必要かと分かると目標を立てやすくなります。
【コツ②児童手当は貯金に回そう】
赤ちゃんが産まれてから中学校卒業までもらうことのできる児童手当。
児童手当を生活費や養育費に使い切ってしまうと貯金に回すことはできませんが、全て貯金すると約200万円です。
所得制限などがあり全額をもらえない場合もあるかもしれませんが、もらえるお金なのであてにせず貯金に回す方が成功しやすいでしょう。
【コツ③学資保険】
赤ちゃんが産まれたら学資保険を考える方は多いかもしれません。
長い期間貯金できるか不安、という方は学資保険を利用して貯金するのも良いでしょう。
赤ちゃんが産まれてすぐに始めれば毎月の保険料5,000円からで、一番出費の多い大学入学時にまとまった金額を受け取ることができます。
また、学資保険の場合は契約を開始できる子どもの年齢が制限されており、満期が近づくとそれだけ月々の負担も増えてしまうため、できるだけ早いうちから調べておきましょう。
【コツ④定期預金や自動積み立てを利用する】
上手に貯金をしている人のほとんどが先取り貯金をしています。
定期預金や自動積み立てを利用すれば毎月一定額を自動的に貯金することができるので、全て使ってしまって貯金できなかった、というケースを防ぐことができます。
まとめ
赤ちゃんが産まれて、これからどんな暮らしが待っているのだろうと考えている方は多いかもしれません。
ゆとりのある暮らしのためには、やはりお金は欠かせませんよね。
すぐにやってくる子どもの将来、そして少し先の、ママとパパの将来。今から貯金を意識すれば遅くはありません。
ですが、貯金を頑張りすぎて日々の暮らしが疎かになってしまっては本末転倒です。
子育て世帯が貯金しやすいタイミングや、賢く貯金するコツを参考にして、家族で計画を立てて無理なく貯金を始めてみてはいかがでしょうか。