赤ちゃんの卒乳を考える
生まれた時からママのおっぱいを飲んできた赤ちゃん。 きっと、ママのおっぱいが大好きかと思います。 しかし、ある程度大きくなったら、そろそろおっぱいを卒業して欲しいなと考えるようになりますよね。
ママの仕事復帰や健康的な問題・2人目の妊娠計画など大人の都合で赤ちゃんの意思とは関係なくおっぱいを止めさせることを「断乳」と言うのに対し、赤ちゃんの意思で自然とおっぱいから離れていくことを「卒乳」と言います。
卒乳させるためには、赤ちゃんが安心しておっぱいから離れていけるように促してあげることが重要です。 そこでおすすめなのが「絵本」。
絵本を通して、赤ちゃんがおっぱいとさよならする意味を知り、様々な不安を取り除いてあげることができれば、自然と次の成長過程へと進むことができるでしょう。
ママも赤ちゃんも、前向きに卒乳を目指す後押しをしてくれるかもしれませんね。 絵本を取り入れて、無理なく赤ちゃんの卒乳を促してあげましょう。 今回は、卒乳におすすめの絵本をご紹介します。
卒乳を促す絵本の選び方
赤ちゃんが大好きなおっぱいに関する絵本は実は数多くあるのですが、卒乳を目指すならどれを読んでも良いというわけではありません。 以下の点は覚えておいて、赤ちゃんに絵本を選んであげましょう。
【赤ちゃんが前向きに卒乳できる絵本を選ぶ】
おっぱいに関する絵本を読むことで、赤ちゃんが逆におっぱいへの執着が増してしまうケースがあります。 そうなると、余計に卒乳するのが大変になってしまうので、ひとまずその絵本の導入は見送ってあげてください。
もし卒乳のための絵本を探すのでしたら
・卒乳することで赤ちゃんの成長を喜んでくれる内容
・おいしい食べ物を食べたりなど、これからの成長が楽しみになる絵本
・どうしておっぱいをやめる必要があるのか伝わる絵本
などに注目して選んでみましょう。 卒乳が無事完了できたら、大好きなおっぱいを楽しめるようなコミカルな絵本や、おっぱいを飲んでいた頃を懐かしめるような絵本も読んであげるといいかもしれませんね。
【年齢に合った絵本】
卒乳をテーマに扱った絵本は、内容が赤ちゃんには難しいと感じることも。 もしかしたら、途中で飽きてしまったり、卒乳についてピンとこないこともあるかもしれないので、赤ちゃんのレベルにあった絵本を導入してみましょう。
赤ちゃんの卒乳に導入したい絵本
赤ちゃんの卒乳の時に読んであげたい絵本を、4冊ご紹介します。
【おっぱいの旅/ザ・キャビンカンパニー (著・イラスト)】
色彩鮮やかで、優しい気持ちになるようなイラストのタッチが、赤ちゃんの心を惹きつける絵本。 内容が簡単なので、1歳未満の赤ちゃんも楽しめます。 赤ちゃんがいろんなおっぱいをちゅっちゅと飲んで、幸せを感じます。
もしかしたらおっぱいが恋しくなってしまうかもしれませんが、幸せだった気持ちに寄り添ってくれますよ。 厚手の絵本なのでページがめくりやすく、テンポよく読めるのもいいです。赤ちゃんが1人でめくって楽しめます。 卒乳しておっぱいが恋しくなった時にも読んであげたい1冊です。
【ばいばいオッパイ / Milky 武田 舞 (著)】
赤ちゃんに、おっぱいからおいしい食べ物へ移行するんだよということを伝えてくれる絵本。 食べることの楽しさを伝えることで、赤ちゃんの卒乳を後押ししてくれることでしょう。
バイリンガル絵本で、英語でも楽しめるというのもポイントです。
【おっぱい ばいばい/ みつい ゆきこ (著)】
赤ちゃんが生まれた日から、おっぱいを飲んできた日々を振り返ります。 成長を喜び、卒乳を促してくれる本。赤ちゃんだけでなく、卒乳を寂しく思うママの気持ちにも優しく寄り添ってくれる1冊です。
【おっぱいバイバイ/ わたなべ けいこ (著)】
卒乳を目指して我慢したりシールを貼ったり、頑張るゆう君という男の子のお話。 卒乳ここれから挑戦する赤ちゃんが、一緒に頑張れるような絵本です。
ゆうくんはお兄ちゃんになります。 卒乳の後の成長が描かれている点でも、前向きに赤ちゃんを応援してくれる絵本となっていますよ。
赤ちゃんの卒乳に絵本を取り入れよう
卒乳を目指す時期には、不安や寂しさを感じることが赤ちゃんにもママにもあることかと思います。 そんな気持ちに寄り添ってくれる卒乳絵本。前向きに頑張るためにも、1冊取り入れてみてはいかがでしょうか。
絵本を繰り返し読み聞かせることで、赤ちゃんも自然と「おっぱいとバイバイする」という気持ちが芽生え、「お兄ちゃん・お姉ちゃんになる」という想いが芽生えるかもしれません。
ただし、無事に赤ちゃんが卒乳できたとしても、寂しい気持ちには変わりありません。 そんな赤ちゃんには、これまで以上にスキンシップをすることを心がけ、ママの愛情をたっぷり注いであげてくださいね。