赤ちゃんの卒乳が寂しい~ママの心のケア~
母乳で育てている赤ちゃんに、いつかは必ずやってくる「卒乳」。
卒乳は赤ちゃんが母乳を卒業するということですが、厳密には「断乳」と「卒乳」の2つに分けられます。
断乳は、母乳を卒業する時期や日にちを決めて、計画的に赤ちゃんの母乳を終了していくことです。
ママも赤ちゃんも心の準備をする期間を設けることができます。
一方卒乳は、赤ちゃんの意志でママの母乳を卒業してしまうことを言います。
ある日突然、母乳を欲しがらなくなってしまうケースもあるため、赤ちゃんよりもママの方がさみしく感じたり、心にぽっかりと穴が開いたような喪失感を感じることがあるのです。
そんなママのために、赤ちゃんが卒乳した時の寂しさをどのようにして乗り越えて行けば良いのか、ヒントを紹介していきたいと思います。
赤ちゃんの成長を感じながら、寂しい気持ちを乗り越えていきましょう。
赤ちゃんの卒乳の寂しさはどうやって乗り越える?
昨日まで母乳を飲んでいた赤ちゃんが卒乳してしまうと、ママもなかなか気持ちがついてこないかもしれませんね。
寂しいと感じたら、以下のことを試してみてください。
【赤ちゃんとたくさんスキンシップを取ろう】
母乳を与える時間は、ママと赤ちゃんにとってのかけがえのないスキンシップの時間となっていたことでしょう。
母乳に変わる新たなスキンシップを、どんどん楽しめていけるといいですね。
抱きしめてあげたり、抱っこをしてあげることは、ママにとっても癒し効果もありますし、おっぱいがなくなって不安を感じている赤ちゃんの心のケアにもなります。
他にも、ふれあい遊びを楽しんだり、絵本をたくさん読んであげたりしてあげてください。
赤ちゃんも日々成長しています。
これまでは出来なかった遊びもこれからたくさんできるようになるので、色んな遊びを一緒に体験していきましょう。
【ママが今までできなかったことを楽しむ】
母乳育児をしていたころ、ママは我慢していたことがたくさんあったと思います。
例えば、母乳のために食べたい食事を我慢していたり、お酒を控えていたりしていたのではないでしょうか。
卒乳すると、赤ちゃんのためにそれらを我慢する必要がなくなります。
ママが食べたいものを食べたり、おいしいお酒を楽しんだりと、今までできなかったことを楽しんでいきましょう。
【寂しい気持ちに正直になる】
寂しさや喪失感を抱えていても、仕方がないことと我慢していませんか?
卒乳は、母乳育児をしてきたママならみんなが通る道です。
卒乳に対する思いも人それぞれですが、もしママが寂しいと感じていたら、我慢せずたくさん泣くのも大切なことです。
【成長を噛みしめる】
卒乳してしまうのは、ママにとっては寂しいことかもしれません。
しかし、赤ちゃんにとっては大きな成長ですよね。
大きくなったことを認めてあげて、これからの赤ちゃんの成長を見て行くようにしてあげたいですね。
【人に話を聞いてもらう】
子育てをしてお家にいるママでしたら、なかなか人と話す機会もないかもしれません。
誰かに話を聞いてもらうことで、思った以上にスッキリしたり、気持ちに整理がつくこともありますよ。
パパや両親など、誰かに話を聞いてもらいましょう。
赤ちゃんの成長に関することでしたら、同じように子育てをしているママはとても共感してくれることかと思います。
ママ友さんに話を聞いてもらったり、SNSなどで同じように子育てをしているママに発信してみたりするのもいいと思います。
【赤ちゃんの成長を形に残していこう】
卒乳に寂しさを感じているママは、きっと赤ちゃんの母乳を飲む姿が見られなくなってしまったことにも、寂しさを感じているのではないでしょうか。
すでに卒乳してしまった赤ちゃんは、母乳を飲んでいる姿を写真に収めておくことは難しいかもしれませんね。
かわりに、ママの今の気持ちを文章やイラストで残しておくのも方法ですよ。
これから、赤ちゃんが卒業していくものや変化していくものは多くあります。
例えば、離乳食を食べている姿や寝顔など、写真やビデオにたくさん残していきましょう。
卒乳の心のケアと一緒に行いたい体のケア
卒乳に伴い、ママの体にも変化が現れます。
心のケアと一緒に、体にも目を向けてケアをしていきましょう。
【おっぱいのケア】
卒乳は、思いもよらない時に突然やってくることも。
ママのおっぱいも卒乳に向けての準備ができていないため、母乳を出さないと詰まってしまうことがあります。
しばらくは搾乳し、乳腺炎に気を付けながら過ごしましょう。
【ホルモンの変化にともなうケア】
卒乳すると、ママの体に分泌されるホルモンにも変化が現れます。
卒乳を期に生理が始まるというママも。
生理前後には、メンタルも崩れやすくなることがあります。
無理をせずに、体調管理に努めながら過ごしましょう。
まとめ
幸せいっぱいだった授乳の時間が突然終わってしまうと、寂しさを感じるのは当然のことです。
しかし、それは赤ちゃんの成長の証拠でもあります。
割り切るのは難しいかもしれませんが、スキンシップを取ったり楽しみをみつけたりしながら、無理なく気持ちに整理を付けていけるといいですね。