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断乳期の赤ちゃんとのお風呂

断乳期の赤ちゃんとのお風呂で気を付けること

断乳期は赤ちゃんにとって大きな環境の変化となる時期です。

特にお風呂の時間は、赤ちゃんがママのおっぱいを見て、母乳を思い出しやすい場面の1つ。

見ると、欲しがってしまうことがよくあります。

 

そのため、ママが赤ちゃんとお風呂に入る場合には、適切な工夫をして入る必要があります。

具体的にどのような対処が必要でしょうか。

今回は断乳を試みている時期の赤ちゃんとの入浴における、対処法について紹介していきます。

 

対処法①気をそらせる工夫をする

赤ちゃんは、お風呂でおっぱいが見えると「飲みたい!」という気持ちになりやすくなります。

特に断乳を始めたばかりの時期は、母乳への執着が強く、お風呂のたびにおっぱいを求めることも少なくありません。

 

【おっぱいを隠す】

可能であれば、赤ちゃんが視覚的におっぱいを見ないように、軽くタオルやバスタオルをかけて、おっぱいを隠してみましょう。

特に断乳を始めて初期のうちは、視界に入らないことで、おっぱいのことを思い出す頻度が減ることがあります。

また、両手が自由に使える、「ラップタオル(巻きタオル)」を活用する方もいます。

絆創膏などで乳房を隠すという方も。

いろいろな隠す方法があるので、できそうなところからやってみるといいでしょう。

 

その他、お風呂の環境を変える断乳中はお風呂の雰囲気を少し変えてみるのも有効です。

例えば、赤ちゃんが怖がらなければ照明を少し暗くしてみたり、湯船の中は色がつく入浴剤やバスボールなどを使ったりして、おっぱいが見えにくくするのもいいかもしれません。

 

【おもちゃを活用する】

お風呂用のおもちゃを使って、赤ちゃんの気をそらすのもおすすめです。

水遊びが楽しくなると、おっぱいよりも遊びに集中してくれるかもしれません。

赤ちゃんの月齢、年齢にもよりますが、水鉄砲や泡が出るおもちゃなど、楽しいおもちゃを取り入れてみてください。

 

【楽しい時間にする】

赤ちゃんがおっぱいを思い出す時間を減らすために、お風呂の中で歌を歌ったり、シャボン玉を吹いたりして、楽しい時間にしましょう。

好きな音楽を流すのもおすすめです。

 

対処法②繰り返し伝える

赤ちゃんによっては、断乳期でもおっぱいへの執着が強く、お風呂のたびに泣いて欲しがることがあります。

そんなときは、次のような方法で対応しましょう。

 

【バイバイであることを伝える】

「もうおっぱいはバイバイだよ」と優しく伝えましょう。

まだ、その言葉の内容が理解できないかもしれませんが、繰り返し伝えることは重要です。

おっぱいを欲しがる赤ちゃんを見て、ママも断乳を中断しようか迷いが出てくることがあるかもしれません。

ママも自分に言い聞かせるように、言葉にするといいでしょう。

 

【スキンシップをとりながら伝える】

おっぱいがなくても安心できることを伝えるために、お風呂の中で抱っこしたり、背中をなでたりして赤ちゃんを落ち着かせましょう。

お風呂の時間でないときの抱っこやスキンシップも、いつもより多めにしてあげましょう。

ベビーマッサージなどもリラックス効果が期待できます。

 

対処法③お風呂の時間を短めにする

断乳初期は、お風呂の時間を短くし、スムーズに他のルーティーンへ移行することで、赤ちゃんがおっぱいを思い出しにくくなります。

 

【入浴時間を短めにメリハリをつけて入る】

赤ちゃんがぐずり始める前にお風呂を切り上げ、スムーズに次の行動に移るようにするのもいいでしょう。

ママの行動が変わる様子を感じ取り、赤ちゃん自身も自然と気持ちを切り替えられるかもしれません。

もし、赤ちゃんが夜のお風呂で母乳を強く求める場合、一時的に昼間にお風呂の時間を変更するのも1つの方法です。

昼間ならば遊びの延長として楽しめるため、おっぱいへの執着を軽減できる可能性があります。

 

【お風呂の温度に気を付ける】

お湯の温度が高すぎると興奮しやすくなり、赤ちゃんが落ち着かなくなることがあります。

ぬるめのお湯(38〜39度程度)に設定し、リラックスできる環境を作ることも大切です。

 

対処法④パパと入浴してもらう

いろいろな対処を試してみても、どうしてもうまくいかない場合は、パパと入浴してもらうのが一番です。

パパと一緒だと、ママのおっぱいが見えないので、赤ちゃんも気持ちが切り換えやすくなります。

パパが一緒に入れる時間を考慮し、断乳がうまくいくまでの間だけでも、お風呂の時間を調節・変更するのも1つの方法です。

 

まとめ

断乳期のお風呂は、赤ちゃんが母乳を思い出しやすい場面の一つですが、適切な工夫をすることでスムーズに乗り越えることができます。

おもちゃやタオルを活用しておっぱいを意識させない工夫をしたり、お風呂の時間を楽しくして気をそらすことがポイントです。

 

さらに、パパと入浴したり、入浴時間を昼間にずらすなど、状況に応じた工夫をすることで、赤ちゃんの負担を軽減できます。

断乳は赤ちゃんにとっても親にとっても大きなステップですが、焦らず少しずつ進めることで、負担を最小限に抑えることができます。

お風呂の時間をうまく活用し、親子でリラックスしながら断乳を乗り越えていきましょう。

この記事を書いたライター

おかだ うみ
おかだ うみ

2人の男の子を育児中のママライター。うどん県出身、お蕎麦の美味しい北陸在住。趣味はカフェ巡り、キャンプ、音楽鑑賞。子どもたちとの些細なできごとを100%楽しめるような毎日にしたい!と日々模索中。その中で学んださまざまな情報をお届けできたらと思っています。

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