断乳に適した季節はいつ?
赤ちゃんが1歳を過ぎ、離乳食も順調に進んできたら、そろそろ断乳を検討し出すママも増えてくるでしょう。
断乳をするのにおすすめな季節は、春か秋。
真夏や真冬を避け、なるべく快適に過ごせる季節を狙って断乳を進めた方がスムーズに行くかもしれませんよ。
一体なぜ、断乳は春か秋が最適なのでしょうか?
今回は断乳を進めるにあたって最適な季節やタイミングについてご紹介します。
なぜ春と秋が断乳におすすめの季節なの?
真夏や真冬より、比較的過ごしやすい春と秋が断乳に適した季節だとお伝えしましたが、それはなぜかと言うと、乳腺炎のリスクが下がるからです。
一体なぜ、真夏や真冬だと乳腺炎のリスクが上がり、春夏の方が断乳に適した季節なのか、まずはその理由からご紹介します。
【理由①真夏は水分補給を頻繁にしてしまうから】
暑い夏の日は、脱水症を防ぐために赤ちゃんだけでなくママも頻繁に水分補給をしますよね。
母乳は血液からつくられていますから、その8~9割は水分。
つまり、水分を多く摂取することでどんどん母乳もつくられてしまうのです。
断乳する場合は、おっぱいの張りや乳腺炎を防ぐためにも母乳量を減らしていきたいので、水分補給を頻繁に行う真夏は避けた方がいいでしょう。
【理由②血行が良くなるとおっぱいが張りやすくなるから】
暑い夏の日は、動くだけで血行が良くなります。
逆に寒い日は、お風呂に入って温まるので血行が良くなりますよね。
血行が良くなると、おっぱいがパンパンに張ってしまうこともあり、乳腺炎のリスクが高まります。
断乳するときは温めるより冷やした方が良いと言われているほどですから、真夏や真冬の時期は避けた方が良いと言えるのです。
【理由③真夏や真冬は赤ちゃんが体調を崩しやすいから】
真夏や真冬というのは、赤ちゃん自身が体調を崩しやすい季節です。
体調を崩しているときに無理に断乳をしようとすると、スムーズにいかないどころか、赤ちゃんの心も不安定になってしまいます。
体調悪化が長引いてしまうことも…。
そういった意味でも、なるべく赤ちゃんが体調を崩しやすい季節は避けた方が良いでしょう。
断乳をするタイミングはいつ?
断乳をする季節は真夏や真冬を避け、春か秋がおすすめ…とお伝えしましたが、そもそも赤ちゃんの断乳を進めるタイミングと言うのがあると思います。
ときには季節とは関係なく、断乳を迫られることもあるでしょう。
どんなタイミングで多くのママは断乳を決断したのでしょうか?
断乳時期を見極める参考にしてみてください。
【ママが仕事復帰をするタイミング】
断乳をするタイミングで最も多いのが、ママの仕事復帰の時期。
保育園に通うことが決まったら、徐々に断乳に向けて準備を進めるママもいるようです。
【離乳食でしっかり栄養を摂れるようになったタイミング】
1歳~1歳半頃になり、離乳食が完了したタイミングで断乳をするケースもあります。
しっかりと母乳以外で栄養が摂れていることを確認できれば、徐々に母乳量を減らし、断乳を進めていくママも多いようです。
【2人目の妊娠を計画するタイミング】
仕事復帰のことも考え、なるべく早めに2人目を妊娠~出産したいと思った場合、タイミングを見計らって断乳を決行するママもいるようです。
【ママの体調不良がきっかけになる場合も】
上記のほかにも、ママが病気で薬を飲まなければならない、夜間授乳で睡眠不足がひどいなどがきっかけで断乳に踏み切ることもあります。
ただし、この場合もあくまで赤ちゃんが母乳以外から栄養・水分をしっかり摂れていることが前提です。
赤ちゃんの様子も見ながら、無理のない断乳を行いましょう。
断乳のタイミングは計画的に
断乳は、そう簡単に進まないことも多いです。
断乳をしようと思ったのに、赤ちゃんが泣いて暴れて無理だった…
断乳後にママのおっぱいが張ってつらい…
など、様々なトラブルはつきものです。
断乳をしようと思ったら、まずはそのタイミングを見計らい、計画的に進めていきましょう。
初めての断乳はなにかと不安も多いもの。
不安なことがあれば、母乳外来などに相談し、断乳の進め方や断乳後のケア方法について知っておくといいですね。
まとめ
断乳をするにあたっておすすめの季節は、比較的過ごしやすい春か秋ですが、そうは言っても必ずしもタイミングが合うとは限りませんよね。
一番大事なことは、断乳をする季節ではなく、赤ちゃんが断乳しても大丈夫な状態かどうか。
・体調不良がないか
・母乳以外で栄養がしっかり摂れているか
・母乳以外で水分補給ができるか
といったことも1つの目安になります。
普段から赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ断乳する時期について考えていくことで、無理なく進められるかもしれません。
スムーズに断乳が進めていけるよう、しっかりと準備を進めていきましょう。