診療所・専門病院での出産とは

特徴

一般的に病院と呼ばれていますが、大きく分けて診療所と病院の2種類があります。クリニックや医院とも呼ばれることがある診療所は、病院より規模が小さな診療をする施設で、個人の産科専門病院もこれに含まれます。病院との大きな違いは入院設備のベッド数で、0床から20床未満までを診療所20床以上を病院といいます。 また、診療所にもいろいろ種類があります。ベッドがない診療所や設備がない診療所は、妊婦健診は受けることができても出産はできません。診療所でも、設備が整っていて、妊婦健診から出産までみる診療所もあります。

健診から分娩まで、同じ医師に診てもらいたい場合は、分娩設備のある診療所を探し、初診からみてもらうようにしましょう。

入院分娩費用は、50万円前後くらいですが、個人の産院の中には、豪華なお部屋や食事などの充実したサービスを提供し、もっと費用がかかるところもあります。

 

メリット

診療所・専門病院で出産するメリットをご紹介します。

 

【担当医師が診てくれる安心感】

ほとんどの診療所では、初診から分娩まで同じ医師が担当するので、信頼も築きやすくコミュニケーションが取りやすいのが大きなメリットです。気軽にいろいろな悩みを相談でき、安心して出産に臨めます。

小児科を併設している母子専門の診療所も多くあります。赤ちゃんの健診や病気のときでも通いやすく、かかりつけ医として長く付き合えるところもあります。

 

【アットホーム】

家庭的な雰囲気で親近感のある診療所が多く、看護士や助産師も家族の一員のようなケアをしてくれるところが多いようです。待ち時間が短く診療時間が長いのも魅力です。また、土日祝日の出産でも、対応してくれるところもあります。

 

【快適な入院】

分娩設備のある診療所の中には、豪華な食事や運動クラスなどサービス面で工夫を凝らしたところも多いようです。フリースタイル分娩を選べたり、立ち合い出産も可能な場合も多くあります。

妊娠中の経過が良く、出産リスクが少ない場合や、出産方法や入院中の過ごし方にこだわりがあるママには、選択肢の1つになるでしょう。

 

デメリット

診療所・専門病院で出産するデメリットをご紹介します。

 

【分娩できない診療所がある】

診療所で、ベッドや分娩設備がないところは、妊婦健診の受診はできますが出産はできません。しかし、診療所のほとんどは大きな病院と提携していますので、分娩ができるよう紹介状を書いてくれます。いつまで母子の健診をしてもらえるのか、どのタイミングで分娩する病院に移るのか、確認しておくことが大切です。

 

【救急搬送や転院の可能性がある】

妊娠中に合併症などを発症して産科以外の受診が必要になったときや、赤ちゃんに高度な治療が必要な場合、設備が整っていないため対応できません。そんな時は、提携の総合病院やNICU(新生児集中治療室)がある大学病院に転院や救急搬送されることがあります。

緊急時にはどんな対処をするか、あらかじめ医師に確認しておいた方がよいでしょう。

 

【医師と相性が合わないことがある】

何人も医師がいる大病院と違い、診療所や専門病院は、相性が良くないからと交代してもらえることは少ないでしょう。出産や体調、赤ちゃんのことを気兼ねなくいろいろ相談できるような医師でないことで、つらい思いをする場合があります。

 

この記事を書いたライター

赤ちゃん成長ナビ
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