ベビーカーの種類
抱っこ紐と併せて、赤ちゃんとのお出かけに欠かせないベビーカー。
ひと昔前と違い、現在では日本製だけではなく海外ブランドの物など様々なベビーカーがあるため、どのベビーカーを選べばいいのか迷ってしまうママも多いことでしょう。
まずは、ベビーカーの種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。
【A型ベビーカー】
生後1ヶ月~2歳くらいの赤ちゃんに使用できるベビーカーです。
首がすわる前でも使えるように、背もたれが限りなくフラットになることが最大の特徴です。
赤ちゃんを寝かせた状態で使えるようになっています。
また、赤ちゃんと向き合った状態で押せる「対面式」もあり、製品によっては、「対面式」と「背面式」の2wayで使用できるものもあります。
生後間もない赤ちゃんから使用できるものなので、安全性が高く、衝撃を吸収するように作られています。そのため、B型ベビーカーに比べてサイズも大きく、重量も重いものが多いです。
過去には、A型、B型の双方の良いところを併せ持ったAB型ベビーカーというのがありましたが、2004年に国産の安全基準(SG基準)が変わり、かつてAB型といわれていたベビーカーは、A型に吸収されるような形となりました。
【B型ベビーカー】
生後7ヶ月~3歳くらいの赤ちゃんに使用できるベビーカーです。座った状態で使用するタイプなので、赤ちゃんの首・腰がすわってから使用可能となります。
A型に比べてコンパクトサイズで軽量なため、旅行先などお出かけ先でも邪魔にならずに使うことができます。また、A型と比較して機能がシンプルなので、値段も安いものが多いようです。
ベビーカー選びのポイント
ベビーカーの購入価格の相場は、およそ1万円~5万円と様々です。ベビーカーは、チャイルドシートと並び、出産準備グッズの中でも値段が高いため、購入の際は慎重に選びましょう。
以下のポイントを参考にしながら、ベビーカーを選んでみてください。
【使用する時期によって選ぶ】
生後1ヶ月から使用したいという場合は、首や腰のすわっていない赤ちゃんでも使用できるA型ベビーカーが良いでしょう。
産後すぐは抱っこ紐を使うため、1歳過ぎてから使用したいという場合は、軽量なB型ベビーカーが良いでしょう。
赤ちゃんの月齢によって使用できるタイプが異なりますので、選ぶ際も注意が必要です。
【ライフスタイルによって選ぶ】
普段から主な移動手段が車なのか、電車なのかによっても、選ぶべきベビーカーは異なります。
電車移動が多いママの場合、コンパクトサイズで駅の改札が通りやすいものや、エレベーターのない駅でも、持ち上げて階段を昇り降りできる軽量なB型ベビーカーが望ましいでしょう。
一方、車移動が多いというママの場合は、コンパクトに折りたためて車に収納できるA型ベビーカーの方が使いやすいです。
使用上の注意点
ベビーカーで赤ちゃんを乗降させる際は、ハンドルに引っかけている荷物の重みでベビーカー自体が転倒する恐れがありますので気を付けましょう。
また、混雑した電車やバスなどでの使用にも注意が必要です。周囲の迷惑にならないよう、乗車時は折りたたんだり、車内のベビーカースペースで使用するなど配慮するようにしましょう。走行中の車内やホームなど、傾斜のある場所での使用の際は、必ず車輪ロックを使い、ベビーカーが赤ちゃんを乗せたまま走っていってしまわないよう気をつけてください。