離乳食にバナナを使うのはいつから?
甘くて子どもから大人まで大人気のフルーツ、バナナ。
おいしいだけでなく、ビタミンBや食物繊維、そして炭水化物を豊富に含むため赤ちゃんにぜひ食べてほしい食材のひとつです。
フルーツは少し割高なものが多いですが、バナナは比較的安価で、1年中安定して手に入るのも嬉しいですよね。
そんなバナナは、離乳食初期から食べることができます。
今回は、離乳食にバナナを使う時のポイントと、そのレシピについてご紹介します。
離乳食にバナナを使う時のポイント
【①アレルギーに注意】
バナナは、食物アレルギーの「特定原材料に準ずる20品目」に含まれる食材でもあります。
過度に怖がる必要はありませんが、初めて食べさせる際には必ずひとさじから与えましょう。
また、バナナは生でも食べることができますが、慣れるまでは加熱すると安心です。
【②加熱することで甘みアップ】
アレルギー対策はもちろんのこと、バナナは加熱をすることで甘みが増します。
まだ熟れていなかったり、少し甘みの弱いものの場合は加熱してみてくださいね。
【➂シュガースポットに注目】
バナナが熟してくると、「シュガースポット」と呼ばれる黒色の斑点ができてきます。
ほどよくシュガースポットができている状態がバナナの完熟状態で、甘みも1番強いです。
まだ青いバナナを買ってきてしまった場合は、シュガースポットが出現するまで置いておくと甘くておいしいものを食べることができますよ。
【④バナナの保存方法】
バナナは、常温で風通しの良い場所で保存するようにします。
バナナは低温を嫌い、13度以下で保存すると色や形が悪くなってしまうので注意しましょう。
【⑤冷凍保存が便利】
バナナを長期保存したい場合は、冷凍保存が便利です。
1本まるごと冷凍保存する場合は、皮をむき、ラップを巻いてフリーザーバッグ袋に入れます。
使用する際は、おろし金で使いたい分だけ擦り下ろし、湯冷ましなどと合わせてペースト状にします。離乳食初期ではまだあまり量を食べることがないため、この使い方が便利です。
また、輪切りにしてフリーザーバッグ袋で冷凍保存することも可能です。
この場合、バナナ同士がくっついてしまわないように重ねずに袋に入れるようにしましょう。
【離乳食期別】バナナのレシピ
【離乳食初期:バナナきな粉ヨーグルト】
材料:バナナ(1/4本)、プレーンヨーグルト(小さじ1/4)、きな粉(小さじ1/4)
1、バナナをフォークでつぶす
2、1に、プレーンヨーグルトときな粉を混ぜて完成
砂糖が入っていないプレーンヨーグルトは酸味があるため、そのまま食べるのを嫌がる赤ちゃんも多いです。
そこへバナナときな粉を入れると、甘みが足されて酸っぱさが軽減するので、食べてくれるようになる子もいます。
【離乳食中期:バナナとブロッコリーの和え物】
材料:バナナ(10g)、ブロッコリー(5g )、じゃがいも(5g)
1、ブロッコリーは穂先のみ使用。耐熱容器に入れてラップをし、レンジで柔らかくなるまで加熱する
2、じゃがいもは皮を厚くむいて水にさらした後、耐熱容器に入れてラップをしてレンジで1分ほど加熱する
3、2をすりつぶす
4、バナナをすりつぶして耐熱容器に入れてラップをし、レンジで20秒ほど加熱する
5、1、3、4をあえて完成
ブロッコリーの穂先のつぶつぶの食感を嫌がる赤ちゃんも、バナナのとろみで食べやすい一品です。
ブロッコリーはクセがなく食べやすい野菜なので、バナナとの相性も良いですよ。
【離乳食後期:豆腐とバナナのパンケーキ】
材料(直径6cm×6枚分):バナナ(1本)、絹豆腐(75g)、ホットケーキミックス(100g)、牛乳(大さじ1)、卵(半分)
1、バナナは皮をむき、ボウルに入れてフォークで滑らかになるまでつぶす
2、1に豆腐を入れて細かくつぶし、よく混ぜ合わせる
3、2に卵を入れて混ぜる
3、3にホットケーキミックス、牛乳を入れて混ぜる
4、温めたフライパンに3を流し入れて、弱火でじっくり焼く
5、表面に穴が開いてきたらひっくり返し、蓋をして焼き面がきつね色になるまで焼いて完成
手づかみ食べにおすすめのパンケーキ。
ホットケーキミックスを使用するのでお手軽に作れます。
冷凍保存も可能なので、大量に作って冷凍しておくと忙しい朝にもすぐに準備ができますよ。
【離乳食完了期:まるごとバナナロールケーキ】
材料:バナナ(1本)、食パン(1枚)、プレーンヨーグルト(適量)
1、ラップを敷き、耳を落とした食パンにプレーンヨーグルトを薄く塗る
2、皮をむいたバナナを1に乗せ、ラップごとくるっと巻く
3、ラップの両端をキャンディーのように絞り、なじむまで冷蔵庫で10分ほど放置
4、ラップから取り出し、輪切りにして完成
バナナを1本丸ごと使う、簡単レシピ。
朝食にはもちろん、ママのティータイムに合わせて赤ちゃんのおやつとしてもぴったりですよ。
まとめ
甘くて栄養満点のバナナは、大人でも忙しい日や食欲がない日の朝食替わりになったりと、何かと便利ですよね。
もし、食べきれなかった場合は牛乳とミキサーにかけて、バナナジュースにしてもおいしいですよ。
離乳食をなかなか食べてくれない赤ちゃんも、甘くておいしいバナナだったら食べてくれるかもしれませんね。