子育て期間には貯金が必要!
子どもが生まれると何かと増える出費。赤ちゃんのうちはパパもママもこれからかかるお金についてはまだ漠然としていることが多いかもしれませんね。
しかし、成長に伴って進学費用や学費、習い事なども始めるとなると、かなりの出費が予想されます。子どもの将来のためにも、貯金は確実にしておきたいですよね。 とはいえ、子どもが生まれたことで仕事をセーブしているママや、子育てに専念しているママにとっては貯金は難しく感じるかもしれません。
実際、ほかの家庭ではどのくらい貯金があるのか、またどのようにして貯金をしているのか気になりませんか。 一般的な家庭の貯金額についても参考にしながら、自分の家計についても考えていきましょう。
子育て世代の平均的な貯金事情
まずは、子育て世帯の平均的な貯金額を、厚生労働省の「平成28年 国民生活基礎調査の概況・II 各種世帯の所得等の状況」(※1)を参考に見ていきましょう。
【貯金をしている家庭】
資料によりますと、児童のいる世帯で貯金がある世帯は、全体の82.0%いることが分かりました。 貯金額としては、100~200万円という家庭は全体の10.3%、500~700万円という家庭も全体の10.9%となっており、意外としっかり貯金をしている印象を受けます。
【貯金をしていない家庭】
一方で、児童のいる世帯でも全く貯金がない家庭は、14.6%あることが分かりました。 子育ては何かとお金がかかるので、貯金が難しいのも現状です。 (なお、残りの3.4%に関しては不詳となっています)
【借入金がある家庭】
子育て家庭の借入金とは、多くはマイホームやマイカー、通学にかかる学費ローンや奨学金などが挙げられます。 児童がいる家庭で借入金がある割合を見てみますと、53.5%もの家庭が、何かしらの借入金があることが読み取れます。
貯金がある家庭に対して借入金がある家庭も多くあるため、貯金だけでは生活が難しいのかもしれませんね。
子育て中に貯金をする方法
子どもが赤ちゃんの間、お金が多くかかり始める前に少しでも貯金を始めていきたいですね。 子育てに必要なお金を残していくには、以下のような方法があります。
【学資保険】
毎月数万円を貯めていき、進学などの節目にまとまった金額を受け取る学資保険を活用することで、確実に進学費用を貯めていくことができます。 学資保険にもいくつか種類があるので、収入や目的に合わせた保険のプランを相談し、比較しながら選んでみてください。
【投資】
投資と聞くと身構えてしまいそうですが、子どもの教育資金や長期的な資産形成を目的とした、子ども向けのジュニアNISAなどを活用する方法です。 もちろんリスクもありますが、非課税でのリターンが期待できます。
【積み立て定期】
保険を利用すると決まった時にしかまとまったお金がおろせないので、病気や旅行など急にお金が必要になった時に困ります。 自分でお金を管理したいのであれば、普通の貯金より積み立て定期を利用するのがおすすめです。
毎月定額を普通口座から引き落とし、定期預金の口座に積み立てていきます。 お金を手元に引き落とすためには銀行の窓口へ行き印鑑や書類も必要となるため、普通預金に比べて気軽に引き落とせないという点では、貯金を確実に貯めていくのに有効です。
【子ども用の口座】
子ども名義の口座を作り、そこに子どものためのお金を貯めていく方法です。 お年玉などをコツコツ貯めていき、子どもに必要なものができたらそこから購入したり、子どもの進学費用などに充てるといいですね。
また、児童手当を口座に貯めていくだけでも、小学校に上がることには結構な額を貯金しておくことができます。
【節約】
やはり貯金をするには節約が近道です。
<生活費の節約>
日頃のちょっとした光熱費や食費、生活費で削れるところがないか見直してみましょう。 頑張りすぎる節約は続けていても苦しくなってくることも。まずはできるところから無理なく始めたいですね。
<お金の流れを把握>
月々使えるお金を決めておき、家計簿などを活用することで、月々のお金の流れを把握することで、節約意識が芽生えます。
<固定費の見直し>
通信費や保険など、月々の固定費を今一度見直すことで、無駄が見えてくることも。 ストレスなく節約するには1番の方法です。
子育てにかかるお金を貯金していこう
やはり子どものためには貯金はしておきたいということが実感できたかと思います。 貯金は大変ですが、いずれは子どものためになるものです。 貯金の方法は人それぞれです。無理なく確実に貯めていける方法を探して、しっかり続けていきたいですね。