赤ちゃん部屋のエアコンのカビは危険?
夏や冬など、赤ちゃんと快適に部屋で過ごすために欠かせないエアコン。
そのエアコン内部の掃除はきちんとできていますか?
エアコンの内部にカビが繁殖してしまっていたら、赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
赤ちゃんがいる部屋のエアコンにカビが繁殖していた場合、どのような悪影響があるのでしょうか。
そこで今回は、エアコンのカビが赤ちゃんに与える影響、エアコンのカビの原因や予防、対処法などについて解説してきます。
エアコンのカビが赤ちゃんに与える影響
赤ちゃんがいる部屋のエアコンにカビが繁殖していた場合、赤ちゃんにとってどのような影響があるのでしょうか。
【気管支喘息】
カビがアレルギー源となり、気管支喘息を発症することもごく稀にあります。
エアコンに含まれるカビの胞子を吸い込むことで気管支が炎症を起こし、ゼイゼイ、ヒューヒューといった呼吸や咳などの症状を引き起こしてしまうこともごく稀にあります。
なぜエアコンにカビが発生するの?
そもそもなぜ、エアコン内部にカビが発生してしまうのでしょうか。
まず、カビが発生しやすい状況として、
・温度
・湿度
・ホコリや汚れ
この3つがあります。
カビが発生しやすい温度は20〜30℃と言われています。
夏場のエアコン設定を28℃にされている方は多いかもしれませんね。
その28℃がちょうどカビが発生しやすい温度、というのが一つの原因です。
湿度については60%を越えるとカビが発生しやすいと言われています。
湿度60%以上でカビが活動をはじめ、湿度が上がるにつれてその活動スピードは上がっていきます。
夏場の部屋の平均湿度は70%と言われていて、さらに冷房・除湿機能を使ったエアコン内部には結露が生じやすいため、カビには絶好の住処となってしまいます。
最後にホコリや汚れですが、これはカビの養分と言って良いでしょう。
エアコンのフィルターや内部を掃除しないままにしておくと、ホコリや汚れがどうしても溜まってしまいます。
養分となるホコリや汚れがあるせいで、カビがますます繁殖してしまう原因になります。
赤ちゃんの部屋にあるエアコンのカビの対処法
特に赤ちゃんのいる部屋で気をつけたいエアコンのカビ。
どのようにして予防、そして対処したら良いのでしょうか。
【送風機能を使う】
冷房を使うと、外気温とエアコン内部との温度差により結露が生じます。
結露の状態を放置するとカビが繁殖しやすくなるため、使用後は必ず送風機能を使ってエアコン内部を乾燥させましょう。
【定期的なエアコンの掃除】
エアコン内部はカビにとって、とても居心地の良い場所です。
予防として、まずは自力でできる範囲を月に1回は掃除しましょう。
比較的簡単にできるのはフィルター掃除です。
フィルターはホコリが溜まりやすいので、こまめに掃除をすると効果的です。
ただ、フィルター掃除だけではカビの発生を根本的に抑えることはできません。
ですがそれ以上の掃除となると大変ですし、エアコン内部はとても複雑なのでかえって故障の原因にもなりかねません。
そこで冬や夏に入る前に一度、業者にエアコンクリーニングを頼むと安心でしょう。
【カビの対処法】
もしエアコンの内部にカビが繁殖しまっていたら、エアコンフィルターとエアコン内部の洗浄をしましょう。
フィルターのホコリはシャワーの後、中性洗剤とスポンジを使ってカビを洗い落とします。
陰干しでしっかり乾いたら、元どおりにして完了です。
フィルター以外にもカビが付着している場合、エアコン内部の掃除も必要です。
方法としては、エアコン上部や側面、前面のエアコンカバーのホコリを取り、エアコンクリーナーを吹き付けます。しっかりと乾燥させたら、掃除完了です。
ただしエアコンクリーナーは手軽ですが、使い方を間違えるとカビをさらに繁殖させてしまったり、故障の原因にもなります。
このような掃除を行ってもカビの匂いがする場合は、無理に自力で行わず業者に頼む方が良いかもしれません。
まとめ
赤ちゃんは体温調節機能がまだ未熟なため、室温は大人がしっかりと管理してあげたいですよね。
特に最近の夏場の猛暑は、部屋にいても大人でも命の危険を感じるのではないでしょうか。
赤ちゃんなら、なおさらです。
赤ちゃんが部屋で快適に過ごすためには、エアコンは欠かせません。
ただ、エアコン内部でカビが発生してしまうと、今度は赤ちゃんの体に悪影響を及ぼすことも。
カビが発生してしまう前にクリーニングや定期的な掃除を行い、赤ちゃんと快適に過ごしましょう。