赤ちゃんがお風呂を嫌がる理由
赤ちゃんのお世話の中でも、お風呂に入れるのは大変なものの1つですよね。
特に首が座る前の赤ちゃんのお風呂は、大人が一人で入れる場合は慣れるまで一苦労。
ただでさえ大変なお風呂タイムですが、それに加えて赤ちゃんがお風呂そのものを嫌がってしまい、スムーズに進まずに悩んでしまうママも多くいます。
そこで今回は、赤ちゃんがお風呂を嫌がる理由とその対処法についてまとめました。
赤ちゃんがお風呂を嫌がってしまって困っているママは、ぜひ参考にしてみてください。
①お風呂そのものが怖い・不安
お風呂そのものが怖かったり、不安であるためにお風呂を嫌がってしまう赤ちゃんは多いです。
特に新生児期の赤ちゃんは、ママに抱っこされたり、おくるみにくるまれていることで胎内にいたころを思い出して安心します。
そのため、お風呂に入る際に裸になって体に触れるものがなくなると、一気に不安を覚えて泣いてしまうことがあります。
また、低月齢期の赤ちゃんの視力は発達しておらず、ママの顔もぼんやりとしか見えていません。
そのため、浴室が湯気がかっていると、なおさらママの姿が見えづらくなり不安なってしまうことも多いです。
【対処法】
まず、低月齢の赤ちゃんをお風呂に入れる場合は、沐浴布を体にかけて安心させてあげましょう。
赤ちゃんによっては何かを握りしめることで安心を得ている子もいるので、合わせてガーゼなどを握らせてあげると尚良いかもしれません。
また、赤ちゃんとお風呂に入る場合は、赤ちゃんに声をかけたり歌を歌ったりして、ママがそばにいるということをしっかりと伝えてあげましょう。
ママの体を洗う間、バスマットやバウンサーで赤ちゃんに待機してもらっている時でも、「ママはここにいるよ」「少しだけだから待っててね」などと優しく声をかけてあげましょう。
②赤ちゃんのご機嫌が悪い
ただ単に、赤ちゃんのご機嫌が悪いということもあります。
赤ちゃんがお風呂に入るのは、夕方から夜にかけてという家庭が多いと思います。
しかし、この時間は1日の疲れがどっと出て、赤ちゃんが最もご機嫌斜めの時間でもあります。
特に生後3ヶ月頃からは、夕方に赤ちゃんが泣き止まなくなる「黄昏泣き」が始まる子も多く、お風呂に入れることで一層機嫌の悪さがヒートアップしてしまう場合もあります。
【対処法】
赤ちゃんが夕方付近でご機嫌が悪くなるのが決まっている場合は、可能ならばお風呂の時間を変えてみるのも良いでしょう。
冬の寒い時期などは、夕方や夜に比べて日中のほうが気温が高いため、赤ちゃんの体が冷えてしまうのを防げるというメリットもあります。
日中の入浴が難しい場合は、通常よりも少し早く・もしくは遅くしたりと少し時間をずらしてみましょう。
ほんの少しの時間の変化でも、赤ちゃんの気分が変わってすんなりと入ってくれることもあるので、少しずつ試してみても良いですね。
③赤ちゃんにとって不快なことがある
赤ちゃんにとって不快なことがあるというのも、赤ちゃんがお風呂を嫌がる原因です。
・石けんが目にしみる
・浴室が暑い/寒い
・お湯の温度が熱すぎる
などといったものが、赤ちゃんが不快感を覚える理由となることが多いようです。
また、1度こういった経験をしてしまって「お風呂は嫌な場所だ」と赤ちゃんが記憶してしまっているケースもあります。
【対処法】
赤ちゃんの体や頭を洗う石けんは、目にしみにくいものを選びましょう。
ポンプ式のベビーソープなどは、目にしみにくい処方のものも多くあるので、口コミなどを参考にしてみても良いですね。
また、浴室は、夏場は熱がこもりすぎないように、冬場は寒くないように工夫をしましょう。
夏場は少し窓を開けておくと、ほどよく換気ができるのでおすすめです。
お風呂のお湯の温度は、38-40℃がちょうど良い温度と言われていますが、赤ちゃんによって感じ方は様々です。
赤ちゃんの様子を見ながら、調節するようにしてくださいね。
赤ちゃんがお風呂好きになるための工夫
お風呂を赤ちゃんにとって楽しい場所にしてみましょう。
カラフルなイラストのついたバスマットを要したり、お風呂用のおもちゃを買ってみても良いですね。
お風呂用のおもちゃは、100円ショップなどでも豊富な種類があるため、気軽に試すことができますよ。
また、防水スピーカーなどがある場合は、赤ちゃんが喜びそうな音楽を流してあげるのも良いかもしれません。
「お風呂は楽しい場所なんだ」と、赤ちゃんが学んでくれれば自然と嫌がることも少なくなってくるでしょう。
まとめ
ママが一人で赤ちゃんをお風呂に入れる場合、嫌がられてしまうとどっと疲れてしまいますよね。
上記のことをすべて試しても、赤ちゃんがお風呂を嫌がってしまうことがあるかもしれません。
しかし、赤ちゃんがお風呂を嫌がるのは時期的なものもあるため、時間が解決してくることもありますよ。
ママが焦ったり不安になると、赤ちゃんもそれを感じ取り余計に不安になってしまいます。
ママが楽しそうにしている姿を見せることで、赤ちゃんも安心してお風呂を楽しんでくれるかもしれません。
心に余裕をもって、赤ちゃんにもお風呂タイムを楽しんでもらえると良いですね。