トイレトレーニングの注意点をおさえよう
子育てで多くのママが苦戦する、トイレトレーニング。
トイレトレーニングをスタートさせる時期は家庭によって異なり、またその方法も様々ですよね。
しかし、トイレトレーニングにはいくつかの注意点があります。
そこで今回は、トイレトレーニングの注意点について、以下で詳しくご紹介します。
トイレトレーニングの注意点①叱らない
トイレトレーニングがなかなか進まないと、ママはイライラしてしまいがち。
はじめのうちは広い心で、優しく対応できていたとしても、失敗が続くとげんなりとしてしまいますよね。
ママが「トイレは?」と子どもに声をかけたとしても「出ない」と言われて、その直後に失敗してしまう…というのは良くあること。
良くあることとはいえ、「さっき出ないといったじゃない!」とつい叱ってしまったという経験があるママも少なくないでしょう。
しかし、トイレトレーニングがうまく進まなかったり失敗したりしても、子どもを叱るのは辞めましょう。
子どもも、好きで失敗してしまうわけではありませんから。
ママが叱ることで、「トイレトレーニング=叱られる」と思い、ますますトイレへ行くのが消極的になってしまう子もいるので注意が必要です。
【叱らないためにできること】
「叱らない方がいい」と頭では分かってはいるものの、つい叱ってしまうママも多いと思います。
それでは、なぜ叱ってしまうの考えてみましょう。
ラグや寝具が濡れてしまうからでしょうか。
着替えが面倒だからでしょうか。
ママがイライラとしてしまう理由が分かったら、それに対する対処法をあらかじめ考えておくと良いでしょう。
たとえば、お漏らしして汚れてしまうお部屋のラグを撤去してみたり、洗濯の手間を省くために、夏場であれば肌着とパンツのみで過ごさせたりするのも1つの手です。
ママのイライラの原因を少しでも取り除き、親子で楽しくトイレトレーニングをしましょう。
トイレトレーニングの注意点②比べない
トイレトレーニングをしていると、どうしても同じくらいの周りの子の進み具合が気になるもの。
わが子よりも低月齢の子が、おむつが外れていると非常に気になり、焦ってしまうこともあるでしょう。
しかし、トイレトレーニングが完了する時期は、本当に個人差が大きいものなのです。
ですから、基本的には他人と比べないようにすることが大切。
トイレトレーニングは、本人のやる気次第と思っているママもいるかもしれませんが、それ以上に子ども自身の膀胱の発達が関係しています。
膀胱が未発達だと、尿を貯めることが難しいため、自分の意思にかかわらずに出てしまうのです。
そして膀胱の発達は、子どもによって個人差が大きいもの。
こればかりは比べても仕方のないことですよね。
「〇〇ちゃんはしっかりとできているのに何であなたはできないの?」などという発言は、子どもが傷ついてしまう可能性もあるため避けましょう。
【比べないためにできること】
先述したように、トイレトレーニングの進み具合を他の子と比べても、仕方のないことです。
とはいえ、気になってしまうのものですよね。
そんな時は、できる限り他の子のトイレトレーニングの情報を目にしないようにしましょう。
特にSNSは、自分の意思と反した、見たくない情報も入ってくることがあります。
周りと比べてしまってどうしてもつらい場合は、しばらくSNSを見ないようにするのもひとつの手段ですよ。
周りの状況が分からないと、案外気にならないものです。
トイレトレーニングの注意点③焦らない
トイレトレーニングが長引くと、だんだんと焦ってしまうママもいるでしょう。
特に、幼稚園や保育園の入園時期が近づいてもトイレトレーニングが完了していないと、焦ってしまうママは多いようです。
焦るがゆえに、先述したように子どもに叱ってしまったり、周りと比べてしまうママもいるかもしれませんね。
しかし、いくらママが焦ったとしても、トイレへ行くのはママではなくて子ども自身。
「いつか外れる」という気持ちで、トレーニングを進めるようにしましょう。
【焦らないためにできること】
「この時期までにはトイレトレーニング完了させたい」という気持ちを持っていると、どうしても焦ってしまうもの。
あまり無理な期限を設定しないようにしましょう。
しかし「幼稚園へ入園するから」「年少からはおむつ禁止だから」と、焦るママもいるかもしれません。
そんな時は、一度入園予定の園へ相談してみましょう。
入園してから周りの子の様子を見て、トレーニングがぐっと進む子も少なくありませんよ。
まとめ
トイレトレーニングの最大のポイントは、楽しく行うこと。
子どもに「トイレって楽しい!」と思ってもらうことが、トイレトレーニング完了への最大の近道です。
それでは楽しくトイレトレーニングを行うにはどうすればよいのでしょうか。
シールやおやつなどのご褒美を用意するのもよいですね。
さらにそれに加えて、先述した注意点を守ること。
そして、トイレトレーニングを「しなければならない」という気持ちを捨てることです。
大人になっても、ずっとおむつをつけたままの人はいません。
「いつか外れるから大丈夫」という、ゆったりとした気持ちでトイレトレーニングをしましょうね。