赤ちゃんの風邪の備え

赤ちゃんの風邪の備え

日中は元気だった赤ちゃんが夜になると急に発熱、という経験がある方も多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの風邪のほとんどは感染症が原因とされていて、感染症が流行する時期は特に注意したいものです。

 

赤ちゃんの風邪による症状は主にくしゃみ・鼻水・咳・喉の痛みなどに加え、発熱・倦怠感・食欲不振などの全身症状があります。

急な発熱だと慌てる場合もあるかもしれません。

 

そのような場合、あらかじめご自宅で備えをしておくと安心ですよね。

そこで今回は赤ちゃんの風邪の備えについて解説していきます。

 

赤ちゃんの風邪に備えて

風邪の症状で慌てないためにも、いくつか備えておくと安心です。

まずは赤ちゃんに使う風邪の際のグッズをご紹介いたします。

 

【体温計】

風邪の症状が見られたら、まずは熱を測り様子を見ましょう。

熱計表と言って、発熱の変化を記すものがあれば診察の際に目安になり便利でしょう。

また、体温計はできるだけ早く測れるものが良いでしょう。

赤ちゃんの場合、脇の下で測るのも難しい場合があります。

赤外線を使って肌に触れずに測れるものや、おでこや耳などで測れるものだと赤ちゃんが寝ている時でも測りやすいので便利でしょう。

 

【鼻水吸引器】

赤ちゃんはまだ鼻がかめないので、鼻詰まりが気持ち悪くてぐずぐずしてしまうことも多いのではないでしょうか。

そんな時に助かるのが鼻水吸引器です。

鼻水吸引器には主に手動と電動のものがあり、手動のものはコンパクトで電動はパワフルなど、それぞれメリットがあります。

どちらにしても、鼻詰まりは赤ちゃんにとって不快なので備えておくと助かります。

 

【保冷剤】

赤ちゃんが発熱で寝苦しい場合、一時的に保冷剤を使うと楽になることも。

おでこに貼るタイプの保冷シートは、寝返りをする赤ちゃんにはあまり向いていません。

脇の下で挟むタイプの保冷剤や、太ももの付け根に巻くタイプの保冷剤など、赤ちゃん用の保冷剤を選ぶと良いでしょう。

 

2次感染予防グッズもあると便利

風邪の症状などで嘔吐する場合もあります。

嘔吐する場合「お腹の風邪」とされるウイルス性胃腸炎の可能性があり、家族間で感染しやすいとされています。

家族間での感染を防ぐためにも、赤ちゃんの嘔吐がある場合に助かるグッズも備えておくと良いでしょう。

 

【塩素系消毒液、塩素系漂白剤】

赤ちゃんが吐いてしまった時、嘔吐物を処理した後、吐いた場所や周辺を塩素系消毒液で消毒しましょう。

服や布団などにも付着している場合はそのままにせず、塩素系漂白剤を使用して消毒したり洗濯するなどして対処しましょう。

 

【使い捨てのマスク/手袋】

嘔吐物の処理をする際、2次感染を防ぐため必ず使い捨てのマスクや手袋を使用しましょう。

 

【キッチンペーパー/古雑巾】

普段使用しているキッチンペーパーも、2次感染予防グッズとして役に立ちます。

嘔吐物を拭き取る際はキッチンペーパーや古雑巾などを使って、使い捨てするようにしましょう。

 

グッズ以外で備えておきたいこと

赤ちゃんの体調が急に変わると、誰でも焦ってしまいますよね。

そこで、上記のようなグッズ以外で備えておきたいことについても確認しておきましょう。

 

【受診する準備】

夜に発熱した場合は翌日、受診するというケースが多いかもしれません。

ですが万が一の時のために、いつでも受診できるよう準備しておくと安心です。

健康保険証や医療受給者証、母子手帳やお薬手帳などは、財布などと一緒にカバンに入れて準備しておきましょう。

 

【地域の夜間・休日の診療体制と連絡先】

赤ちゃんはいつ体調が悪化するか分かりません。

ただの風邪だと安心していても、夜間や休日に限って体調がさらに悪化する場合も考えられます。

突然の体調の変化に備えるために、地域の夜間・休日の診療体制について連絡先も一緒にメモしておきましょう。

よく見える場所にそのメモを貼っておくか、母子手帳に挟んでおくなど無くさないようにしましょう。

 

病院を急いで受診する目安

十分に備えをしておけば安心ですが、その都度小児科を受診し診察を受け、症状にあった治療や処方箋をもらうのが基本です。

また、風邪症状の場合は診療時間内で問題ありませんが、このような症状の場合は急いで受診するようにしましょう。

 

【生後3ヶ月未満の赤ちゃんの場合】

生後3ヶ月未満の赤ちゃんは抵抗力が弱く重症化しやすいと言われています。

生後3ヶ月未満の赤ちゃんで38度以上の発熱があった場合、できるだけ早急に受診するようにしましょう。

 

【痙攣を起こしている、意識が朦朧としている】

日中は軽い風邪症状だけだったのに、夜になって急に変化する場合もあります。

赤ちゃんが痙攣を起こしたり意識が朦朧としたりしている場合は、救急車を使用するなどし、早急に受診するようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんの体はまだ未熟なので風邪を引きやすく、鼻水が出ても自分で鼻をかむなど対処することはできません。

また、日中は元気だったのに夜になると急に悪化する場合もあります。

そのような場合、ママもパパもつい焦ってしまいますよね。

風邪症状の場合は診療時間内に受診するのが基本ですが、それまでの対処をご自宅でしておくと安心です。

赤ちゃんが風邪をひいてから慌てないためにも、十分に備えておきましょう。

この記事を書いたライター

おがわ みなみ
おがわ みなみ

関西在住で一児の母です。 子育てをしながら仕事も両立したいと思い、在宅ライターを始めました。 日々、子供と楽しく暮らせるよう工夫することが大好きです。 新米ママやプレママさんのお役に立てるような記事をお届けします。よろしくお願いします。

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