赤ちゃんが風邪でミルクを飲まないとき

赤ちゃんが風邪でミルクを飲まないのが心配

風邪を引いて体調が優れない赤ちゃんが、普段は飲んでいるミルクを飲まなくなってしまうことがあります。

赤ちゃんはミルクから栄養を補っているため、飲めなくなってしまったらママも心配になることでしょう。

また、栄養を補うことができないと、困ってしまいますよね。

赤ちゃんが風邪を引いてミルクを飲まなくなってしまったとき、どのように対処をしてあげたらいいのでしょうか。

 

風邪で赤ちゃんがミルクを飲まなくなる理由

風邪を引いた赤ちゃんがミルクを飲まなくなってしまうのには、以下のような理由が考えられます。

 

【鼻づまり】

鼻が詰まると、ミルクを飲む際に上手く呼吸ができず、飲みにくくなってしまいます。

そのため、飲みが悪くなったり、授乳を嫌がったりすることがあります。

 

 

【体力がない】

ミルクを飲んでいた赤ちゃんが、汗をかいているのを見たことはありませんか。

授乳は、赤ちゃんも意外と体力を使うものです。

風邪を引くと体力が落ちてしまうため、授乳をするための体力がなく、ミルクを飲めなくなってしまうことがあります。

 

 

【脱水が進んでいる】

風邪や発熱で汗を多くかき脱水の症状が進んでしまうと、ミルクを飲みこむことが困難な状態にまで陥ってしまう可能性があります。

唇が渇いている、ぐったりしている、意識がおかしいといった症状があれば、すぐに病院を受診しましょう。

 

 

【喉が痛い】

喉の痛みを伴う風邪は、何かを飲み込む際に強い痛みを感じてしまうことも。

ミルクが飲みにくく、拒否していることがあります。

 

 

【吐き気、腹痛】

吐き気や腹痛を伴う風邪ですと気持ち悪さを感じていることから、赤ちゃんが拒否していることがあります。

 

赤ちゃんが風邪でミルクを飲まない時の対処法

言葉が話せない赤ちゃんですから、これらの症状があってもなかなかママには伝わりにくいかもしれません。

風邪の症状はすぐに取り除いてあげることができる訳でもないため、ミルクを飲んでもらうのは難しいかもしれませんね。

ミルクが飲めなくて体調を悪そうにしている時は、苦しい思いをしてまで無理に与えず、飲める範囲でミルクを飲ませて様子を見ても構いません。

ではどのように対処をしていけばいいのか、見ていきましょう。

 

 

【コップやベビーマグにしてみる】

哺乳瓶でミルクを吸い上げるのには、意外と体力が必要です。

コップやベビーマグなどが使える月齢であれば、飲みやすいものに切り替えてみましょう。

 

 

【スプーンやスポイトで飲ませる】

コップやマグも嫌がる赤ちゃんや、哺乳瓶以外がまだ使えない月齢の赤ちゃんは、大変ですがスプーンやスポイトを使って少量ずつ口の中にミルクを流してあげるのも方法です。

舌になじむように少量ずつミルクを摂取できるので、鼻が詰まっていたりのどが痛かったりする時でも、ミルクが飲みこみやすくなります。

 

 

【水分補給をしよう】

ミルクが飲めなくても、脱水には気を付けなければなりません。

水分はしっかり摂るようにしたいですね。

イオン水、リンゴジュースをお水で二倍に薄めたもの、お味噌汁などミルク以外でも赤ちゃんが口にできそうなものがないか探ってみましょう。

お白湯や麦茶だけにしてしまうと、糖分や塩分が含まれていないため、低血糖状態に陥ったり、電解質の問題が生じる時があります。

 

 

【食べられるものを口にしよう】

ミルクが飲めなくても、赤ちゃんが好きな物なら口にしてくれるかもしれません。

離乳食が進んでいる赤ちゃんは、おがゆや好きなおかずを、なるべく柔らかく食べやすいようにして与えてみましょう。

フルーツは、風邪の時でもさっぱりしていて食べやすいです。

何も口にできないと、病気に打ち勝つ体力が戻りません。

好きなもので構いませんので、ミルクの代わりに食べられるものを探ってみましょう。

 

赤ちゃんが風邪でミルクを飲まないときの注意点

赤ちゃんが風邪の症状が原因でミルクを飲まないときは、以下のことに注意して過ごしましょう。

 

【脱水に気を付ける】

ミルクが飲めないと、水分不足に追いいることがあります。

また、熱を伴う風邪は、体の水分が奪われやすくなっています。

 

ミルクが飲めなくても、水分補給は行うようにしましょう。

水分が摂れない場合は、すぐに病院を受診して処置を受ける必要があります。

 

 

【ミルクは薄めない】

赤ちゃんが風邪を引いた時はミルクを薄めた方がいいのでは?と思うかもしれません。

しかし、ミルクを薄めて与えると、かえって便秘や下痢の症状に繋がることがあるため、止めましょう。

 

ミルクの調乳量は、母乳により近い濃度になるように設定されています。

風邪を引いているときでも、調乳の濃さは守ってミルクを作るようにしてくださいね。

 

 

【赤ちゃんの様子に気を付けよう】

ミルクが飲めないということは、それだけ体調が悪いということです。

期限や顔色、呼吸、ぐったりしていないかなど、赤ちゃんの様子はいつも以上に気を付けて見てあげるようにしましょう。

 

まとめ

赤ちゃんが風邪を引いてミルクを飲まないときは、飲みやすい方法を探って飲ませてあげるようにしましょう。

もし、ミルク以外の好物を食べてくれるようでしたら、そちらを食べさせてあげるようにしてください。

 

ただし、ミルクが飲めなくても水分補給は行う必要があります。

水分も取れないほど体調が悪いようでしたら、病院を受診、もしくは一度診てもらった後でも再受診して、診察や処置を行ってもらってください。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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