ママを悩ませる朝方の夜泣き
それでも4時や5時の朝方に赤ちゃんが泣いて起きてしまう、朝方の夜泣きに悩むママは多いようです。
季節によっては外はまだ真っ暗だったり薄暗かったり、起きるには早すぎるこの時間。
ママとしてはまだまだ寝ていて欲しいですよね。
ママたちを悩ませる朝方の夜泣きは「寝かしつけ」や「夜泣き」に続き、赤ちゃんの3大睡眠トラブルのひとつです。
今回は、赤ちゃんの朝方の夜泣きの原因と対策についてご紹介します。
朝方の夜泣きは少しの工夫で改善する場合もありますので、是非参考にしてくださいね。
朝方の夜泣きの6つの原因と対策
朝方の夜泣きは、睡眠のパターンが関係しているようです。
赤ちゃんは睡眠中、浅い眠りである「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」を何度も繰り返しています。
朝になる浅い眠りの割合が増えることで、ちょっとしたことで起きやすくなるのです。
目を覚ます具体的な原因と対策について、挙げてみました。
【外の明るさ】
春や夏は日が昇るのが早く、早朝でもカーテンの外は明るくなることも。
眠りが浅くなっている早朝は、カーテンから漏れる日の光で、目が覚めて泣いてしまう場合があります。
〈対策〉
窓から差し込む光で起きてしまう時は、遮光カーテンがおすすめです。
遮光カーテンで外からの光を遮断できれば、明るい光に反応して早朝に起きてしまうことを防げるでしょう。
【外の音や生活音】
4時~6時の時間帯は、少しの物音でも目が覚めてしまいます。
そのため外を走る車、犬や鳥の鳴き声、キッチンで朝ご飯を作る音など、さまざまな生活障壁になる原因可能性も。
〈対策〉
生活音自体をなくすのは難しいため、ホワイトノイズを流す方法もあります。
ホワイトノイズとは、ラジオやテレビの砂嵐のような「ザー」という無効のこと。
赤ちゃんが寝ている時に流しておくと、外の音や生活の中でかき消され、少しの物音で目覚めるのを防げるのです。
またホワイトノイズは、赤ちゃんがママのお腹の中で聞いていた音に似ているとの説もあります。
そのため朝方に起きても、安心してまた寝てくれることもあるようです。
【暑い・寒い】
赤ちゃんが寝るときに最適な室温は、大人には少し肌寒い20℃~22℃と言われています。
寝るときは快適だった室温も、朝方には寒かったり暑かったりして、起きるかもしれません。
〈対策〉
寒い時期には夜中から朝方にかけて気温が下がり、肌寒くなります。
反対に夜涼しい夏は、朝になると日が差してすでに暑い場合も。
寝ている間に服装で調整するのは難しいため、朝方の室温が最適になるよう、エアコンのタイマーを使うと良いでしょう。
【お腹が空いている】
赤ちゃんが朝方に夜泣きをするのは、お腹が空いている可能性もあります。
離乳食がある程度進んでいる月齢でも、1度に食べられる量は限られており、朝方にはもうお腹が空いて起きてしまうのです。
〈対策〉
母乳やミルクを飲む赤ちゃんなら、寝る前にたっぷりと授乳することで、朝方にお腹が空いて泣くのを防げるかもしれません。
離乳食の3回食が始まっていれば、夜ご飯もしっかりと食べさせましょう。
低月齢でまだ夜中に授乳が必要な場合、授乳時間を調整して朝方にかぶらないようにするのも、方法のひとつです。
【睡眠の乱れ】
・夜寝るのが遅い
・お昼寝が長い
・夕方に寝る(お昼寝から起きるのが遅い)
など睡眠リズムが乱れると、全体の睡眠の質が下がります。
朝方の眠りも浅くなり、朝方に夜泣きをする原因に繋がるようです。
〈対策〉
睡眠リズムを整えるために、お昼寝のタイミングや時間はコントロールをしましょう。
月齢によって違いはありますが、15時位には切り上げるのがおすすめです。
【疲れすぎている】
疲れていると良く寝てくれそうな気がしますが、実は逆効果。
活動時間が長すぎて疲れていると、ストレスホルモンのコルチゾールが過剰に分泌され、脳は興奮状態になります。
その結果、寝つきが悪くなったり夜泣きをしたり、早朝に目覚めたりする原因になるのです。
〈対策〉
赤ちゃんは月齢によって、活動時間(起きていられる時間)が違います。
活動時間をチェックし、疲れすぎてしまう前にお昼寝をさせてあげましょう。
夜泣きで朝方に起きた時の対処法
朝方の夜泣きで赤ちゃんが起きた場合、どのような対応をすれば良いのでしょうか?
【6時頃までは寝室で過ごす】
早朝に起きた時は泣いていなければ見守り、泣いていたら抱っこをして、6時頃までは寝室で過ごしましょう。
すぐにリビングへ行ったりテレビを付けたりすると、遊べると思って余計に起きやすくなることもあります。
【カーテンを開けて声をかけ、昼夜の違いを教える】
起きる時間になったら声をかけ、カーテンを開けて部屋を明るくします。
カーテンを開けるまでは寝る時間、だということを教えてあげましょう。
まとめ
朝方の夜泣きが続くとママは寝不足になるだけでなく、体調を崩したりストレスが溜まったりします。
朝方に起きて泣くのはいくつかの原因があり、きちんと対策をすれば、もう少し寝てくれるようになるかもしれません。
ご紹介した内容を参考にいろいろな方法を試して、朝方の夜泣きとうまく付き合ってみてくださいね。