赤ちゃんの耳が臭いとき

赤ちゃんの耳が臭いけど大丈夫?

赤ちゃんの耳から臭いにおいがすると、何かの病気を疑うことかと思います。

耳から臭いにおいがするのはいくつか原因が考えられます。

耳掃除で解決することもありますが、中には病院を早めに受診した方が良いケースも。

赤ちゃんの耳の臭いにおいの原因や対処法、病院受診の目安について、しっかり押さえておきましょう。

 

赤ちゃんの耳が臭くなる原因は?

赤ちゃんの耳から臭いにおいがするのには、以下の原因が考えられます。

 

【耳垢が溜まっている】

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、体の色んな所に垢が溜まりやすいです。

耳垢もその1つ。

通常、耳垢はさほどにおいがするものではありません。

ただし、赤ちゃんの場合はよだれや涙、ミルク、母乳などが耳に流れていくことがあるため、耳垢と混ざることで臭いにおいを発することがあります。

 

また、新生児期の赤ちゃんの耳垢が黒い、黄色くべたべたしてるものは、ママのお腹の中にいた時に羊水が耳に入ったものです。においがしていても、心配いらないものです。

 

【黄色い汁(耳垂れ)が出ている】

赤ちゃんの耳から、臭いにおいを伴う黄色い汁(耳垂れ)が出ている時は病気の可能性があります。

 

《外耳炎》

赤ちゃんの眠る時の向きによっては、耳の穴がふさがってしまい、換気が上手くできなくなってしまうことがあります。

赤ちゃんの耳に、よだれや涙、ミルク、母乳などが入ることで、耳あかから臭いにおいがすることがありますが、耳の換気が上手くできないと中で細菌が増殖してしまい、外耳炎を引き起こしていることがあります。

 

《中耳炎》

赤ちゃんが風邪を引いて、鼻水や咳、熱がある時に、中耳炎を併発することがあります。

もしくは、中耳炎になっているために、赤ちゃんが高い熱を出してしまうこともあります。

風邪を引いたことで中耳に膿や鼻水が溜まり、鼓膜が圧力で敗れてしまうと、耳から臭いにおいを伴う黄色い汁が出てきます。

膿を持っていますし、鼓膜が破れると強い痛みも感じているため、早めの治療が必要です。

 

【耳垢栓塞】

耳垢が溜まり耳を塞いでしまう状態です。

耳の聞こえが悪くなったり、耳鳴りを伴ったりします。

耳を掃除しすぎて自浄作用が弱くなる、耳掃除で耳垢を奥に押し込めてしまう、耳に入った水分で耳垢が膨張することで耳が塞がってしまうことがあります。

赤ちゃんを呼んでも反応が悪かったり、耳を頻繁に触って気にするようでしたら耳垢栓塞を疑ってみましょう。

 

赤ちゃんの耳が臭い時の対処法

赤ちゃんの耳から臭いにおいがする時は、ママが耳掃除をしてあげることで解決することがあります。

赤ちゃんの耳掃除は入浴後に、清潔なガーゼかベビー綿棒で、耳の入り口を優しく拭き取ってあげる程度で大丈夫です。

耳には自浄作用があるため、本来は頻繁に掃除をしてあげる必要はありません。

週1回程度か、においが気になったときなどに掃除をしてあげましょう。

 

赤ちゃんによっては耳掃除を嫌がる子もいます。

ママがやってあげるときは、安全に留意しつつ、深く摂り過ぎないようにしましょう。

 

赤ちゃんの耳が臭い時の通院の目安

赤ちゃんの耳から臭いにおいがする時、ママでは解決できないケースや、病気になっているケースなどもあります。

以下の場合は耳鼻咽頭科もしくは小児科を受診してみましょう。

 

【耳掃除で治らず気になる】

ママが耳掃除をしてみたり、耳掃除がうまくできず、においが気になる時は病院を受診してみてもいいでしょう。

安全にきれいに耳掃除をしてもらえます。

また、何か病気が原因でのにおいである場合は、ひどくなる前に医師の診断を受けられると安心ですね。

 

【耳から黄色い汁が出ている】

外耳炎か、中耳炎の可能性があります。

においがひどく、ドロドロとした黄色い汁が拭いてもたくさん出てくるときは、早めに病院を受診しましょう。

治療が遅れてしまうと、病気が長引いてしまったり、高熱を出してしまったりすることがあります。

 

赤ちゃんの耳が臭い時に気を付けたいこと

赤ちゃんの耳から臭いにおいがする時、ママは以下の点も気を付けてください。

 

【掃除をしすぎない】

赤ちゃんは耳あかが多く、また耳に様々なものが入りやすいので、臭いにおいがすることは珍しくありません。

気になるからといって頻繁に掃除をしていると、自浄作用が落ちてしまうことがあります。

また、耳掃除をしすぎてしまうと、逆に耳が痒くなってしまって、赤ちゃんが自分で耳を弄ってしまうこともあります。

耳から汁が出ていないようであれば、週1回ほどの掃除に留めるようにしましょう。

 

【耳は深く弄らない】

耳掃除をする際は、入り口付近を優しく掃除する程度に留めましょう。

あまり深く耳掃除をすると、外耳を傷つけてしまったり、みみかきで鼓膜を破ってしまったりするというケースもあります。

 

入り口を掃除する程度で十分ですので、深く弄らないように気を付けましょう。

 

まとめ

赤ちゃんの耳からにおいがするのは珍しいことではありません。

ただし、耳から黄色い汁が出ている場合は、早急な治療が必要です。

耳鼻咽喉科もしくは小児科を受診し、治療を進めていきましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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