赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由
授乳中や寝ている時、また通常時に赤ちゃんが手足をバタバタとさせている・・・
「何か欲しいのかな?」
「不機嫌なのかな」
「どういう意味があるんだろう?」
などと、心配になったり、疑問に思ったりしたことはありませんか?
手足をバタバタさせている時の赤ちゃんの表情もさまざま。
その時々で理由は違うとは感じるものの、ちょっと気になるという方もいるのではないでしょうか。
この赤ちゃんが手足をバタバタさせる行動は、新生児期から見られる行動です。
特に心配することはない行動ですが、なぜこんな動きをすることがあるのか、考えられる理由について紹介します。
赤ちゃんが手足をバタバタさせるのはなぜ?
赤ちゃんが手足をバタバタさせている理由には、いろいろとあります。
機嫌が良さそうな時と、機嫌が悪い時の両方あるので、それぞれの考えられる理由を分けて紹介します。
【機嫌は良さそうな時】
・中枢神経が未発達
産まれたばかりの赤ちゃんは、まだ中枢神経が未発達で、自分の意志ではなく、身体を動かしてしまうことがあります。
良く知られているモロー反射もこのひとつです。
バタバタさせるだけでなく、身体をビクっと驚いたように振るわせたり、足を上げ下げしたり、片足だけキックをしているような動きもあります。
これらの動きは、生後0~3ヶ月によく見られますが、そのうち落ち着きます。
・手足を伸ばす練習をしている
赤ちゃんはママのお腹の中では、丸まった姿勢で過ごしていました。
その影響か、産まれてからも腕や足を曲げて過ごしていることが多いですが、時々もぞもぞと手足を伸ばし、バタバタさせることがあります。
大人もグーッと身体を伸ばすなどのストレッチをすると気持ちがいいように、赤ちゃんも手足をバタバタさせて、身体を伸ばすトレーニングをしているのかもしれませんね。
・動かすことを楽しんでいる
また、月齢が少しずつ大きくなってくると、自分で手足を自由に動かせるようになってきます。
自分で動かせるのが楽しく、手足をバタバタさせて遊んでいるのかもしれません。
将来的に、寝返りやハイハイをするための運動になることもあるので、楽しく運動しているんだなと見守ってあげましょう。
・興奮している
興奮している時も、手足をバタバタさせることがあります。
ママやパパの顔が見られた、母乳やミルクが飲めて嬉しい!などという時もバタバタさせて喜ぶことがあります。
「あーうー」などと、声を出しながらバタバタする子もいます。とてもかわいらしい姿なので、動画などで残しておきたいですね。
【機嫌が悪い時】
・不快な気分である
また、不快な気分である時もバタバタさせることがあります。
暑い、寒い、おむつが濡れている、お腹が空いたなどという気持ちを、まだ言葉では伝えることができないので、手足を動かして伝えているのです。
その不快な元の原因に対処してあげることで、機嫌の悪さも治まるかもしれません。
・抱っこして欲しい
ママやパパなどに甘えたく、抱っこして欲しいという時も、手をバタバタさせて訴えることもあるでしょう。
手の空いている時は、赤ちゃんの要求に応えて抱っこしたり、一緒に寝転びながらハグをしたりなど、赤ちゃんとスキンシップをとりましょう。
手足をバタバタは心配いらない?
手足をバタバタさせている理由は、先述したような理由が考えられます。
ですので、基本的には心配はいらないことが多いです。
手足のバタバタを、無理に辞めさせる必要もありませんし、止める必要もありません。
ただし、機嫌が悪い場合には、その原因を対処してあげたり、体調が悪くないかを確かめたりしましょう。
寝てほしいのに手足をバタバタさせる時
手足をバタバタとさせる姿はとてもかわいいですが、寝る前などにバタバタとさせ続けていて、なかなか眠ってくれない・・・ということもありますよね。
もし不機嫌な様子であれば、お腹が空いていないか、おむつが濡れていないか、暑すぎ寒すぎることはないかなど、考えられる不快な状態を取り除いてあげましょう。
機嫌よくバタバタとしている場合には、身体をマッサージしたり、抱っこしたりなどしてあげると、少し赤ちゃんを落ち着かせることができるかもしれません。
部屋を少しずつ暗くしたり、ゆったりと落ち着いた声で声をかけたりしながら、スムーズに寝入ってくれるといいですね。
低月齢の赤ちゃんはモロー反射など、赤ちゃんの意図せず手足が動いてしまう場合もあります。
うとうととしていても、自分の身体が動くのに驚いて、目が覚めてしまう場合も。
そんな時はスワドルやおくるみなどを使って、赤ちゃんを包んであげ、眠りやすいようにサポートしてあげるのもいいでしょう。
まとめ
赤ちゃんが手足をバタバタさせる理由には、いろいろなことが考えられます。
機嫌がいいか、悪いかによっても、ママやパパの対処も変わってきますが、心配は不要です。
寝る前なのに手足をバタバタさせて、なかなか寝てくれない時には、今回ご紹介した方法を試してみてください。