”おまる”はいつまで使うもの?
子どものいる家庭にとって、避けて通れないのがトイレトレーニング問題です。
トイレトレーニングに使う道具は、家庭によって選択するものが異なりますが、”おまる”を選ぶ人もいます。
”おまる”と聞くと昔ながらのものを思い浮かべる人も多いと思いますが、最近では”おまる”もさまざまな種類があります。
洋式トイレのように腰掛ける”おまる”や、男児の小便器タイプの”おまる”などもあり、あえてトイトレに”おまる”を使用する方もいます。
そんな”おまる”ですが、いつ頃まで使うものなのでしょうか。
トイトレは通常の便座で用を足せるようになるまでのトレーニングですから、いつかは”おまる”から卒業する時がやってきますよね。
一体、卒業のタイミングとはどのような時期なのでしょうか。
”おまる”から卒業するのはいつ?
トイレトレーニングを終え、”おまる”を卒業し、使わなくなるのはいつ頃でしょうか。
それは家庭にもよりますし、ルールとしてはっきりと決まっているわけではありませんが、次のようなタイミングで通常のトイレに移行するケースがあるようです。
【”おまる”で失敗しなくなったら】
”おまる”を使ってトレーニングしていて、成功することが増え、排尿・排泄する感覚がつかめてきたかなと思ったら、卒業と考える人もいるようです。
”おまる”はあくまでトレーニングのための道具。
足が床にしっかり着くので、踏ん張ることができ、用を足す感覚が掴みやすいのです。
そのため、感覚が掴めてきたら、本物のトイレに移行するという考え方があります。
【幼稚園入園前に】
また、幼稚園に入園する3、4歳頃を目安に卒業するというケースも。
多くの幼稚園では子ども用のトイレを使用することになります。
保育園やこども園なら、”おまる”を用意しているところもあるかもしれませんが、”おまる”を使っている幼稚園はあまりないかもしれません。
そのため、入園を機にトイレでも用を足せるようにと、練習する家庭もあります。
幼稚園のトイレは洋式、和式、どちらのトイレがあるかは園によって違いはありますが、最近では洋式トイレが多いようです。
入園する幼稚園のトイレをチェックしたり、先生に聞いてみたりしましょう。
入園後のトイトレについても、その際に聞いてみるといいですね。
相談してみると、”おまる”から移行の仕方なども、アドバイスをくれるかもしれません。
【トイレを怖がらなくなったら】
トイトレを”おまる”でしているケースの中には、「子どもがトイレを怖がるから”おまる”で。」というケースがあるかもしれません。
子どもがトイレを怖がるのは珍しいことではなく、トイレという空間が狭い、寒い、暗いなどの理由から嫌がったり、以前失敗して悲しい思い出があり行きたがらなかったりすることがあります。
そういう場合でも、時間が経てばトイレを怖がらなくなるケースも多々あるので、大丈夫かな?と思ったら誘ってみるといいでしょう。
トイレでできるようになったら、”おまる”からの卒業もできますね。
【”おまる”でうまくトレーニングできない時】
その他、”おまる”でトイトレを始めてみたものの、なかなかうまくいかないケースもあるでしょう。
”おまる”に興味を示さない、”おまる”をおもちゃにして遊んでしまう…など。
そんな時は思い切って、トイレでのトレーニングに挑戦してみるのもいいでしょう。
場所が変わると、気分も変わってトレーニングが進むかもしれません。
”おまる”からトイレに移行する方法
”おまる”から、トイレに移行するのは、すんなり成功するケースもありますが、本物のトイレを怖がって嫌がる子もいます。
その理由の1つとして考えられるのが、トイレだと足がつかないという点です。
”おまる”なら、床に足を付けて用を足せていたのに、トイレだと足がブラブラしているため、うまくできなかったり、怖がったりすることがあります。
【足台で調節する】
最近では、子どものトイレトレーニング用に、トイレの足台が様々なところで販売されています。
通常のトイレに設置すると、子どもで足がつくというものです。
使わない時は折りたたんで収納できるタイプのものもあります。
足台を使うことで、おまるから移行できる子もいるので、試してみてください。
【子ども用トイレで練習する】
大人用のトイレをどうしても怖がる、嫌がる場合には、ショッピングセンターなどにある小さい子ども用トイレで練習するのもいいかもしれません。
幼稚園などにもあるサイズのトイレです。
子ども用トイレなら足が付きますし、親子で一緒に入れるように、トイレが広く設計されているトイレも多いです。
子ども用トイレで練習して、”おまる”じゃなくても大丈夫と子どもに自信を持たせてから、徐々に”おまる”を卒業していくのもいいでしょう。
まとめ
”おまる”をいつまで使うのか、その切り替えるタイミングは家庭によっても、子どものトイトレの進み具合によっても異なります。
また、”おまる”から卒業したいと思っていても、すんなりいかないケースもあります。
子どもの様子を見たり、子どもと相談しながら、焦らず徐々にトイレでできるように移行していきましょう。