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赤ちゃんの散歩デビューの月齢は?
赤ちゃんにとって散歩は、外の空気に触れながら様々な刺激を受ける良い体験になります。
気持ちの良いお天気の日は、赤ちゃんとの散歩を積極的に楽しみたいですね。
しかし、いざ散歩をしてみようと思った時、赤ちゃんはどのくらいお外を歩いても大丈夫なのか、またどんな所を散歩したらいいのか…悩むかと思います。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ママのお腹の中から出てきたばかり。
外の空気は刺激が強すぎ、まずはお家での生活に慣れなければいけないので、健診などの理由がない限りは極力散歩や外出も控えたい時期です。
また、出産を終えたばかりのママの体も無理はできない状態ですよね。
赤ちゃんの散歩は、ママの体力も戻りはじめる生後1ヶ月くらいから、少しずつ始めることができます。
それ以降の月齢でも、どんなふうに散歩を楽しんでいったらいいのか、詳しく見ていきましょう。
生後1~2ヶ月の赤ちゃんの散歩
首がまだすわっていないこの時期、散歩といっても長い距離を歩いていては、赤ちゃんが疲れてしまうし、外気が刺激になってしまいます。
お家以外の世界にも少しずつ触れてみる感覚で、まずはお庭や家の周りで5分くらいの”外気浴”から始めてみましょう。
外に出る時は、なるべく天気が良いけれど暑すぎず寒すぎない、少し暖かいくらいの日や時間帯を選びます。
外の空気に慣れてきたら、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
ベビーカーの大きな揺れや刺激は赤ちゃんへの負担になってしまうので、なるべく抱っこで外気浴を楽しめるといいですね。
ベビーカーに乗せる場合はなるべく平らな道を選ぶようにしましょう。
生後3~5ヶ月の赤ちゃんの散歩
個人差もありますが、生後3〜5ヶ月になると、赤ちゃんは首がすわってきます。
外気浴にも慣れてきたら、ベビーカーを使った少し長めの散歩や外出も楽しんでみましょう。
抱っこ紐のインサートももう外せる時期なので、抱っこひもを使ったお散歩もいいですね。
ママの産後の体力作りがてら、お家の周りをゆっくりと1時間くらい散歩してみるのもいいでしょう。
昼と夜の区別がついている時期なので、なるべく規則正しい生活を心掛けていることかと思います。
散歩も決まった時間に楽しむようにすることで、赤ちゃんの生活リズムにもメリハリがつきますよ。
午前中の涼しい時間帯でもいいですし、たそがれ泣きがある赤ちゃんは夕方に合わせてお散歩すると、良い気分転換になるでしょう。
生後6~8ヶ月の赤ちゃんの散歩
寝返り、お座り、ずり這いと、どんどん活発な姿を見せている時期です。
周囲のものにも興味を示し、おもちゃに手を伸ばしたりして遊んでいることでしょう。
お外にも、赤ちゃんが興味を示すものがたくさんあります。
いつもの散歩コースもいいですが、ちょっと道を外れてみたり、公園に出かけてみることで、赤ちゃんにいろんな発見をさせてあげたいですね。
生活リズムができ上がり、お昼寝の時間も午前と午後の2回など、ある程度決まってきていることかと思います。
お日様の光をたっぷり浴び適度に活動することで、赤ちゃんの寝つきが良くなります。
散歩も赤ちゃんの生活リズムに合わせて、1日に1〜2回決まった時間に出かけましょう。
生後9ヶ月~12ヶ月の赤ちゃんの散歩
ハイハイが上手になり、つかまり立ちもできるようになって、赤ちゃんの視野も変わってきていることでしょう。
いろんな自然に触れさせてあげるためにも、積極的に散歩に出かけてあげたい時期です。
赤ちゃんが興味を持つもの、例えば花や石ころなどがあったら、手に触れさせてあげてもいいでしょう。
ただし、赤ちゃんは何でも口に入れたくなってしまうので、その点は注意が必要です。
早ければあんよが始まっている赤ちゃんもいるかと思います。
ファーストシューズを用意し、公園などを少し歩いてみるのもいいですね。
転んでしまう可能性があるため、コンクリートなど固い地面ではなく、芝生の柔らかい地面だと安心。
柔らかいと足元が安定しないので、あんよが上手になるまでは、ママパやパパなど大人が手を繋いで歩いてあげるといいですね。
歩けなくてもつかまり立ちができる赤ちゃんなら、ファーストシューズを履いて地面を踏みしめるだけでも喜んでくれますよ。
あんよができるようになった赤ちゃん
あんよが上達してきたら足に合った靴を履いて、自分で歩いてお散歩してみましょう。
ただし、歩行がしっかり安定するまではこれまでの散歩コースを一周するなど、長距離での散歩はまだ難しいですね。
大人が抱っこしつつ、道路でも広めの歩道がある場所など歩けそうなところを少しずつ練習してみましょう。
道路を歩く時は思わぬ危険が潜んでいることもあるため、大人が必ず手を引くこと。
必要に応じてハーネス(子どもリュックに紐がついているもの)を活用すると、子どもの思わぬ行動にも対応しやすいですよ。
ただし、ハーネスがついているからと大人がその紐を掴んで赤ちゃんを自由に歩かせるのではなく、あくまでいざという時のための保険としてハーネスを使ってください。ハーネスのひもはママのベルトにつけるなどして、基本は手をしっかりつないで歩くようにしましょう。
赤ちゃんとの散歩を楽しもう
赤ちゃんとの散歩の時には、ママも赤ちゃんも水分補給はしっかり行い、長時間の無理な散歩はしないことが大切です。
それから、暑さ寒さ対策と、紫外線対策もしっかり行った上で出かけましょう。
赤ちゃんの月齢に応じて散歩の時間や楽しみ方は異なりますが、健康な体作りのためにも、散歩に出かけてみてくださいね。