新生児期のベビーマッサージ
ベビーマッサージをする目的は、赤ちゃんとのスキンシップを通し、赤ちゃんの心と体の発達を促したり、親子の絆を深めたりするためなので、何歳から何歳までという制限はありません。
ただし、生後すぐの新生児期にベビーマッサージを始める場合は、刺激が強くなりすぎないように細心の注意が必要となります。 まずは、短い時間の中で軽く触れる程度から始めてみましょう。
首のすわっていない新生児期は、うつぶせ寝をする際、鼻と口がふさがらないように注意します。赤ちゃんが怖がったり嫌がったりするときは、無理をせず様子を見るようにしましょう。
まだ皮膚や体が弱く、デリケートな時期なので、心配なときは1ヶ月検診などでかかりつけ医に相談してから始めると安心です。
生後4~6ヶ月のベビーマッサージ
多くのママは、首のすわる生後4~6ヶ月頃からベビーマッサージを始めているようです。 少しずつ赤ちゃんとの生活に慣れ、ママの心にも余裕が生まれる頃でしょう。
赤ちゃんも、首がすわり、新生児期に比べしっかりとした体つきになっています。授乳や睡眠などの生活リズムが徐々に整い始める時期なので、ママも赤ちゃんも安心してベビーマッサージを始められるでしょう。
新生児期では、まだ感情表現が未熟だった赤ちゃんも、この頃からは表情が豊かになるため、ママも赤ちゃんの様子を感じ取りやすくなります。ママとのスキンシップに喜びを感じ、笑顔を見せてくれる赤ちゃんを愛おしいと思えるようになるでしょう。
生後6ヶ月以降のベビーマッサージ
ずりばいやはいはい、あんよができるようになる生後6ヶ月以降の赤ちゃんは、自分で動くことへの興味が強くなるため、じっとしていないといけないベビーマッサージを嫌がる子も出てきます。
そんな時は、無理に押さえつけてマッサージをしないように気をつけましょう。子どもが嫌がらなければ、お風呂上りなどに親子がリラックスしてマッサージできる時間を見つけて行います。
赤ちゃんの成長と共に、ミルクやおっぱいから離乳食へと移行していくことで、授乳の時間が少なくなります。授乳の時間が減ると、スキンシップの時間も減ってしまうため、ベビーマッサージを習慣化し、赤ちゃんとのコミュニケーションの時間を設けるようにすると良いでしょう。
幼児期以降のベビーマッサージ
ベビーマッサージは、いくつまでに終わりにしなければならないという決まりはありません。子どもが嫌がらずマッサージを続けさせてくれる間は、いつまで続けても構いません。
ベビーマッサージをはじめとするスキンシップは、幼稚園や小学生、それ以上の子どもの心の成長にとても良い影響を与えてくれます。もう赤ちゃんじゃないから、小学生だからとやめる必要はありません。
大きくなってからのマッサージは、タッチケア、タッチセラピーというもので、子どもとママとの大切なスキンシップの手段となります。子どもが恥ずかしがって嫌がるようであれば、マッサージでなくても、軽く肩を叩いたり、背中をさすったりしてスキンシップをするようにしましょう。
マッサージも小さなころからずっと続けていれば、自然で気にならないものです。母子の心のケアのためにも、ベビーマッサージは年齢に合わせて形を変えて、いつまでも続けていけると良いでしょう。