赤ちゃんはママが大好き?
お腹にいる時からずっと大事な赤ちゃん。
生まれてから、毎日のお世話が大変だけどやっぱりかわいい赤ちゃん。
寝顔なんてもう、最高にかわいい。
「目に入れても痛くない」とはこのことかと、実感する方も多いのではないでしょうか。
そんなママの大好きな気持ち、きっと赤ちゃんに伝わっていることでしょう。
さて、そんな赤ちゃんですが、ママのことはどう思っているのでしょうか?
ママのことが大好きだったら、とても嬉しいですよね。
今回は赤ちゃんの「ママ、大好き!」についてみていきましょう。
赤ちゃんがママを大好きな理由
ママが赤ちゃんを大好きなように、もしくはそれ以上に、赤ちゃんはママのことが大好きです。
赤ちゃんがママを大好きな理由は、以下のことが挙げられます。
【1番お世話をしてくれる】
生まれてすぐの赤ちゃんは1人では何もできません。
おむつを替えたりおっぱいをあげたり、1番お世話をしてくれるママは赤ちゃんにとって、とても大切な人です。
【聞き慣れている声の安心感】
赤ちゃんはお腹にいる時に外部からの音は聞こえても、羊水の中にいるので、こもった音でしか聞くことはできません。
ですが、ママの声は体の中を通して聞こえてくるので、お腹にいる時からすでに聞き慣れているのです。
そのため、外の世界でも聞き慣れている声として、赤ちゃんはママの声を聞くと安心します。
【信頼関係がある】
1番多くの時間を過ごす赤ちゃんとママ。
赤ちゃんは自分の欲求を泣くことでしか伝えられないので、ママが手を焼いてしまうこともあるかもしれません。
ですが、気づいて欲求にちゃんと応えてくれるママ。
そんな毎日の積み重ねから信頼関係が生まれ、赤ちゃんがママを大好きになるのは当然といえるでしょう。
いつからママを大好きになるの?
赤ちゃんがママを大好きな理由は分かっても、いつこのような気持ちが芽生えるのかちょっと不思議ですよね。
赤ちゃんがママを大好きになるまでの過程、「愛着の形成」についてみていきましょう。
【愛着の形成とは】
まず、愛着とは子どもが特定の人に対して持つ情愛的な絆のことを指します。
つまり、ママに対して大好きという気持ちになることが、愛着の形成といえるでしょう。
愛着の形成はこれからの心の発達の基盤で、社会性の発達に大きく影響します。
0歳のときに特に発達させておきたい成長過程なので、普段からも意識すると良いでしょう。
【愛着形成の過程】
それでは、どのように愛着が形成するのかみていきましょう。
①新生児〜生後3ヶ月頃まで
この期間にママとのアイコンタクトが成立し、欲求のために泣くことや微笑行動の発達を経て、ママに遊んでもらえて嬉しいという「おはしゃぎ反応」が見られます。
②生後3ヶ月〜5ヶ月頃
ママと遊ぶ楽しさを覚え、「遊んで欲しい」とアピールするようになります。
時には「アーアー」と声を出して、「もっと遊んで欲しい」と意思表示をします。
③生後6ヶ月〜8ヶ月
・人見知り
今まで親身になり最も関わってくれた特定の人、つまりママを愛着の対象者とし、人見知りが始まります。例えば、見慣れない人が抱っこをすると泣き、代わってママが抱っこをすると泣き止む、ということも。また、知らない人が近くによると、赤ちゃんはママをギュッと強く持ち警戒する仕草もみられます。
この時にママがしっかり赤ちゃんを守るように、「大丈夫だよ」と声をかけると赤ちゃんは安心し、さらに大好きな気持ちが強まるでしょう。
・後追い
この時期に見られるのが後追いです。
後追いも愛着形成の過程の1つで、ママが近くにいないと不安になってしまうためです。
人見知りと同様に、大丈夫だよと伝えたり、少し離れることがあっても声をかけて不安を取り除きましょう。
④1歳以降
愛着形成ができた赤ちゃんは、ママがずっとそばにいなくても、一旦離れてまだ戻ってくるというように、ママのことを安全基地として、外の世界に踏み出すことも増えていきます。
【愛着形成ができていない赤ちゃんの場合】
このような愛着の形成は、全ての赤ちゃんが同じようにできるわけではありません。
赤ちゃんの成長過程にあったいろいろな反応がありましたが、例えば、
・アイコンタクト
・おはしゃぎ反応
・欲求のために泣く
・人見知り
・後追い
このような反応が成長過程でみられない場合、より意識して、赤ちゃんとの触れ合いに取り組むことが必要です。また、赤ちゃんをこまめにみるようにして、反応を見逃さないようにしましょう。
赤ちゃんにいっぱいの愛情を
かわいい赤ちゃんでも、毎日お世話をしているとつい、大変な気持ちばかりが先行してしまいますよね。
でも、赤ちゃんはママのことがずっと大好き。
成長過程でみられる仕草を大事にして、日々の赤ちゃんとの生活も楽しみたいですね。
また、赤ちゃんとの関わりによって形成される愛着。
いつもたくさん泣いたり、後追いばかりで困っている方もいるかもしれません。
でもそれは、ママとの絆がちゃんとできている証拠。
いつかママから離れて、1人で外の世界に飛び出すこともあるでしょう。
その日のために、今はしっかり赤ちゃんとの触れ合いを大切にしましょう。
ただし、ママが疲れて触れ合うこともしんどいと感じられるときは周囲に助けを求め十分に休養してくださいね。