おむつのかぶれかな?と思ったら
赤ちゃんのおむつ替えをしていると、おしりが赤く腫れていて、なんだかムズムズ痒そう…
「これっておむつかぶれなのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?
赤ちゃんは新生児湿疹など、肌トラブルがつきものです。
大人の半分ほどの薄さしかない繊細な肌だからこそ、毎日の状態を見てケアしてあげる必要があります。
なかでも、おむつかぶれは、1日中つけている赤ちゃんにとっては深刻な問題。
悪化してしまう前に、おむつかぶれの原因や対策を知り、正しく対処するようにしましょう。
赤ちゃんのおむつかぶれの症状とは
まずは、赤ちゃんのおむつかぶれの症状から見ていきましょう。
・ポツポツした小さな赤い湿疹ができる
・肌が真っ赤になる
・皮膚がただれる
赤ちゃんもかぶれによって不快を感じて、ぐずったり泣いたりするので、なかなか機嫌が直らないときにはおむつかぶれを疑ってみましょう。
しゃべって意思疎通がきないからこそ、日々の状態やおむつ替えの時の肌をよく見てあげることが大切です。ひどくなる前に改善するように心がけましょう。
おむつかぶれが悪化すると、ただれた皮膚から出血したり、おしり全体が真っ赤になってしまったりすることもあります。
ここまできてしまうと、治療にも時間がかかるのでできるだけ早く気づいてあげるようにしましょう。
赤ちゃんのおむつかぶれの原因
赤ちゃんのおむつかぶれの原因は1つではありません。
このため、何が原因になっているのか、まずはそれを突き止めることが大切です。
おむつかぶれの原因として考えられることは以下の通りです。
・排泄をしているのにおむつを長時間替えない
・おしりを拭くときの摩擦
・おしりふきやおむつの成分が肌に合っていない
・おしりが湿った状態でおむつをはかせている
・うんちやおしっこが拭き取れていない
外出時など、長時間おむつを交換していないと、蒸れておむつかぶれの原因になります。
また、同じように、おむつ交換やお風呂上りなど、おしりが濡れた状態のままおむつを履かせてしまうことでもおしりが蒸れておむつかぶれを引き起こしてしまいます。
赤ちゃんのお世話に慣れてくると起こりやすいので、気を付けましょう。
もし、おむつ交換を頻繁にして、清潔に保っているにも関わらず、おむつかぶれが起こる場合は、おしりふきやおむつの成分そのものがお肌に合っていない可能性も考えられます。
他のメーカーのものを試してみるといいかもしれません。
子育てイベントなどに参加すると、時々サンプルをもらえることがありますので、そちらを活用し、赤ちゃんの肌に合うかどうかチェックしてみてもいいですね。
赤ちゃんのおむつかぶれに4つの対策
おむつかぶれを引き起こすと、赤ちゃんも痒みや痛みでグズってしまうことがあります。悪化させないための対策をまとめましたのでご覧ください。
【①こまめにおむつチェックをする】
おむつかぶれの原因にも挙げられていたように、おしっこやうんちが出ていないかこまめにチェックして、長時間同じおむつをつけないようにしましょう。
最近のおむつは、蒸れにくく濡れも感じにくい高性能が多いですが、それが逆におむつかぶれを助長してしまうことにもなりかねません。
新生児の場合は、特におしっこやうんちが臭いにくいので、気づけないこともありますよね。
外出中など、つい時間が経ったのを忘れてしまいますが、定期的に時間を決めてこまめにおむつチェックをしてあげましょう。
【②おしりをシャワーで流してあげる】
夏場や肌が弱い赤ちゃんは特に、おしりふきだけでなくおむつ替えのタイミングでおしりを洗い流してあげるとかぶれ対策になります。
もちろん、毎回お風呂場まで連れて行っておしりを流すのはママやパパも大変なので、うんちをしていた時だけで大丈夫です。洗うといっても、ぬるま湯で洗い流してあげるだけで構いません。
面倒な場合は、スプレーボトルなどにぬるま湯を入れて、シュシュっと汚れを流してからうんちを拭き取るようにすると、清潔に保てますよ!
【③おしりふきを温めて使う】
冷たいおしりふきよりも、温めている方が汚れが取れやすいこともあります。
ゴシゴシとおしりを拭くことにより、肌荒れを引き起こしてしまうこともあるので、温めたおしりふきを試してみるのも1つです。
特に冬場は、冷たいおしりふきよりも温かい方が、ヒヤっとせず、赤ちゃんも快適だと思います。
【④保湿をする】
ベビー用のオイルやクリームなどを使い、こまめに保湿することも大切です。
敏感な赤ちゃんのお肌を守ってあげましょう。お風呂上りはもちろん、おむつ交換の際も保湿剤をつけてあげるといいですね。
まとめ
赤ちゃんのおむつかぶれは、放っておくとどんどん悪化してしまうこともあります。
今回ご紹介したように、原因と対策をしっかりと理解し、正しいケアをしてあげましょう。
もし、なかなか治らない・悪化するということであれば、単なるおむつかぶれが原因ではない可能性もあります。その場合は、早めに皮膚科や小児科に診てもらうようにしてください。