ママの風邪は赤ちゃんにうつる?予防策は?

ママの風邪は赤ちゃんにうつる?

赤ちゃんが小さいうちは、ママの生活は不規則になりがちです。

疲れも溜まりやすく、風邪を引いてしまうこともあるでしょう。

 

ママが風邪を引いた時に心配なのが、赤ちゃんにうつしてしまわないかということです。

赤ちゃんは生まれた時にママから免疫を貰っているため、風邪を引きにくいと言われていますが、感染症にかかりにくいというだけで、絶対にかからないというわけではありません。

 

その免疫も、生後3ヶ月ごろからは徐々に少なくなっていき、生後6ヶ月ころには効果がなくなってしまいます。

抵抗力の少ない赤ちゃんは、身近な家族が風邪を引くと、うつってしまうことがあるのです。

もしもママが風邪を引いてしまった時には、感染予防はどのようにしていけばいいのか、ポイントを押さえておきましょう。

 

赤ちゃんに風邪をうつさないための対策

ママが引いた風邪を赤ちゃんにうつさないためには、以下の対策をしていきましょう。

 

【感染しにくい部屋の環境を整える】

空気が乾燥していると、風邪のウイルスは活性化してしまいます。

加湿器を使って、部屋の湿度が50~60%になるように調節してあげましょう。

加湿をすると喉や鼻の粘膜が乾燥するのを予防できるため、風邪のウイルスが体に侵入しにくくなる効果も期待できます。

 

冬場は気温も低くなることで体の冷えに繋がり、赤ちゃんの免疫低下につながることも。

部屋の温度は23度くらいに設定し、衣服を重ね着して温度調節をしてあげるよう心がけましょう。

夏場も冷房が入ることで空気が乾燥したり、室温が低下しすぎたりすることがあるため、注意が必要です。

 

部屋の換気は、定期的に行いましょう。

空気清浄機を使ってウイルスの放出を極力抑えることも大切です。

 

 

【ママの手洗い・うがい・マスクの着用】

風邪を引いているママの手には、風邪のウイルスが付着していることがあります。

赤ちゃんのお世話をする前には、手洗いをするよう心掛けてください。

 

また、うがいで喉を潤すことで、咳の症状を軽減させる効果が期待できます。

赤ちゃんにウイルスの飛沫がかからないように、こまめに喉を潤すようにしましょう。

水分補給をするのもいいですね。

ママがマスクを着用し、飛沫予防をするというのも1つの方法です

 

 

【こまめな掃除を心がける】

ママの体調が優れない時は、掃除は大変かもしれませんね。

掃除機など、普段行っている大変な掃除は、体調が悪い時には後回しでも大丈夫。

ただし、赤ちゃんが手に触れる部分だけでも、お水やお湯で洗ったり、除菌シートを使って拭いてあげたりすると、感染対策に効果的です。

口に入れてしまうおもちゃなどは、特に気を付けて拭き取りをしてあげてください。

お水やお湯で洗った後はしっかり乾燥させましょう。

 

 

【パパや家族に頼る】

ママが風邪を引いている時は、風邪をうつさないためにも赤ちゃんとの接触を少なくするというのも予防には大切です。

お世話をなるべくパパや同居している家族に変わってもらい、ママは体を休めることができるといいですね。

 

赤ちゃんがママの姿が見えなくなることで不安になったり、後追いをしたりして泣いてしまうようなら、接触を少なくするのは現実的ではないかもしれません。

食事の用意やオムツ交換などのお世話を変わってもらうだけでも、ママの体は休まるかと思います。

感染対策をしつつゆっくり休んで、ママの体調の回復に努めましょう。

 

 

【食事を工夫する】

離乳食は、いつもママが用意しているのなら、そのようにしても構いません。

その際は、手洗いうがいをしっかり行い、咳やくしゃみの飛沫が入らないようにマスクを着用するなど、感染対策は徹底しましょう。

 

もしも他の家族に離乳食の準備をお願いできるようでしたら、頼むのが無難です。

ママの体調が悪い時ですから無理に頑張って作らずに、市販のレトルトの離乳食を活用していくのもいいでしょう。

 

ママが風邪を引いたら母乳は与えてもいいの?

母乳育児をしているママが風邪をひいた時は、母乳を与え続けていいのか心配になる方もいるかと思います。

 

【母乳は与えても大丈夫】

母乳はママの血液からできていますが、母乳を介して赤ちゃんに風邪のウイルスがうつることはありません。

安心して母乳を与えてくださいね。

 

ただし、母乳を与えている時にママと赤ちゃんが接触したり飛沫を吸ったりすることで、風邪のウイルスが感染してしまう可能性はあります。

基本的な感染対策は行うようにしましょう。

 

 

【薬を飲みたいときは?】

ママが風邪の治療のために薬を飲む時には、母乳から薬の成分が出てしまうため、注意が必要です。

母乳を介して、赤ちゃんが薬の成分を体に接種することになります。

 

原則として、市販薬は使用しないようにしましょう。

授乳中でも飲むことができる風邪薬の種類はあります。

薬を使う際は必ず医師の診察を受け、処方してもらったお薬のみ使うようにしましょう。

 

まとめ

ママが風邪を引いてしまった時、赤ちゃんに感染させないためには、まずは部屋の環境作りが重要です。

加湿器を使い、湿度を高めに設定しつつ、室温などにも気を付けましょう。

 

ママは、手洗いとうがい、マスクの着用など、感染対策をするようにしてください。

 

万が一ママが体調を崩してしまった時のために、日ごろからどうしていくかパパや家族と話し合っておけると安心ですね。

赤ちゃんのためにも温かくして体を休め、栄養のある食事をして、早く風邪を治せるように過ごしていけるといいですね。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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