赤ちゃんの風邪のひき始めの症状

赤ちゃんが風邪をひき始めたのか心配

赤ちゃんに鼻水や咳の症状が見られるとき、それは風邪のひき始めの症状かもしれません。

小さな赤ちゃんは、生まれる時にママから免疫を貰っているため、風邪をひきにくいと聞いたことがあるかと思います。

実際、免疫が切れる生後4~6ヶ月ごろまでは、風邪をひく赤ちゃんは少ないかもしれません。

しかし、体がまだ未熟な赤ちゃんですから、新生児期からでも風邪をひいてしまうこともあります。

 

一方で、赤ちゃんは少しの埃や刺激でもくしゃみや咳が出てしまうため、風邪のひき始めかどうかの判断は難しいと感じることもあるでしょう。

 

赤ちゃんの風邪のひき初めには、どのような症状がみられるのでしょうか。

対処法や注意点についても、一緒に押さえていきましょう。

 

赤ちゃんの風邪のひき始めの症状

赤ちゃんの風邪のひき始めには、以下のような症状がみらます。

 

【咳の症状】

咳は風邪の時に見られる一般的な症状です。

コンコンとした弱い咳をしていても、断続的に続くようなら風邪のひき始めを疑いましょう。

咳が出ていても一時的なものですぐに止まるようでしたら、様子をみてもいいでしょう。

 

【鼻水の症状】

赤ちゃんは泣いたり、ほこりが鼻に入っただけでも鼻水やくしゃみが出ます。

しかし、風邪のひき始めには、鼻水を何度拭いても、鼻の下に透明な鼻水が少しずつ垂れてくる状態が続きます。

他にも、くしゃみを何度もするという場合も、風邪のひき始めの疑いがあります。

 

【熱の症状】

赤ちゃんの平熱は、大人よりも少し高い傾向にあります。

微熱かな?と思っても、風邪以外の要因で熱が出ていることもあります。

例えば眠い時、授乳直後、沐浴後、室内温度が高い時、厚着をしている時などは、赤ちゃんの体温が上がりやすいため、様子をみてもいいでしょう。

 

ただし、咳や鼻水の症状を伴う発熱の時は、風邪のひき始めの症状の可能性があります。

発熱の目安として、プラス1度以上高い時には、風邪の症状や他の病気にかかっている可能性があります。

 

【その他の症状】

赤ちゃんは風邪ではなくても、嘔吐や下痢をすることはあります。

ただし、回数が多かったり、症状が長引いている時には、風邪のウイルスが原因の可能性もあります。

 

赤ちゃんが風邪かな?と思ったら

赤ちゃんが風邪をひいたかな?と思っても、そのままにしておいたら悪化してしまう可能性があります。

本格的な風の症状に進行してしまう前に、対処をしてあげましょう。

 

 

【室内環境を整えよう】

風邪をひいている時は、加湿器を使って室内の湿度を45~60%にしてあげるのが理想です。

 

 

【水分補給をこまめにしよう】

風邪をひき熱が出ると、赤ちゃんはいつもより多くの汗をかきます。

熱による脱水をふせぐためにも、水分はこまめに摂取しましょう。

喉を潤して乾燥をふせぎ、痰を出しやすくする効果もあります。

 

 

【鼻水の処理をまめにしよう】

鼻水が出ている時は、そのままにせず、その都度優しく拭いてあげましょう。

出来ればガーゼで拭き取るか、柔らかいティッシュやウェットティッシュを使って拭いてあげることで、鼻の下の肌荒れを防ぐことができます。

鼻づまりが見られる場合は、鼻吸い機を使って吸ってあげるのもいいですね。

 

赤ちゃんが風邪の時の鼻水吸引方法

 

【体を休めよう】

風邪かな?と思ったらお出かけなどは控え、お家でゆったり過ごすようにしましょう。

沐浴やお風呂は、赤ちゃんが体力を多く消耗しますし、体を冷やしてしまうことも。

元気がないときなど、風邪のひき始めの時はお休みしても構いません。

 

赤ちゃんが風邪をひき始めた時の注意点

赤ちゃんの風邪のひき始めには、以下のことに注意しながら過ごしていきましょう。

 

【悪化しないように注意】

風邪のひき始めは、赤ちゃんも元気に過ごせているという子もいます。

しかし、風邪の症状が進行し、悪化してしまうということも、小さな赤ちゃんには珍しくありません。

安静に過ごしつつ、こまめに様子をみながら過ごしましょう。

 

 

【早めの受診も】

症状が軽いからと家庭で様子をみているうちに、症状が進行してしまうことも珍しくありません。

いつもと様子が違うと思ったら、早めに病院を受診してみてもらうのも安心できるでしょう。

 

特に、発熱を伴う風邪の場合、微熱程度と様子を見ていても、夕方や夜にかけて赤ちゃんの熱がどんどんあがってくる傾向が見られます。

適切な診察を受けて、処置をしてもらえると安心です。

 

まとめ

赤ちゃんの風邪のひき始めの見極めは難しいですが、もしひき始めかな?と思ったら、悪化しないように対処していきたいですね。

家庭で安静にしながら様子を観察しつつ、心配な症状があれば受診し、治していけるようにしましょう。

この記事を書いたライター

斉藤亜依
斉藤亜依

4歳と2歳のやんちゃ娘を育児中の元保育士。現在は旦那の自営業を支えながらも、保育や子育ての経験を活かせる仕事がしたい!と強く思い、上の子の出産を期にライターの仕事をしています。 ワ―ママ×ワンオペ育児でキツイと感じることもありますが、同じように仕事や育児に奮闘するママに寄り添えるような記事をお届けしたいと思っています。

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